https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1906/20/news125.html

 日本将棋連盟とリコーは6月20日、AI(人工知能)技術を活用し、
将棋の棋譜を自動生成するシステムを共同開発したと発表した。
これまで記録係が行ってきた棋譜の作成を自動化し、負担を軽減する。

 対局中の盤面の変化を天井のカメラが撮影し、
AIが映像を解析して、リアルタイムで棋譜を生成する。
まず、7月に始まる「第9期リコー杯女流王座戦本戦トーナメント」で実証実験を行い、
2020年4月以降に本格運用を目指す。

 日本将棋連盟では、年間3000局以上の対局を実施し、
全ての棋譜を記録係が人力で作成している。
記録係の多くはプロ棋士を目指している奨励会員だが、
近年は高校・大学に進学する奨励会員が増えたこともあり、
慢性的な人材不足に陥っていた。
新システムは、こうした問題を解消できるという。