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最新ソフトで棋士の指し手一致率を調査した結果 2

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0159◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 06:43:39.85ID:ImR44Ued
>>157
1手で1000点以上変動した手は勝負を決めた手だからそれを除外してどうしてプロ棋士の強さがわかるのか
プロ棋士の場合は、そうした1手の悪手で勝敗が決まることがアマよりはるかに大きいはずだ
だから、そのような平均悪手が現棋士のEloレートと強い相関があるか検証することが絶対必要なのに山下氏はやっていない

それと、俺が現棋士のEloレートとの相関を確かめるために使った平均悪手はShogiGuiが解析した平均悪手だ
なので、評価値が1500以上になった勝勢(敗勢)の局面から1000以上動いても形勢に変動がなければ平均悪手の計算から除外される設定になっている
どういうことかというと、最善手の評価値が3000のとき、1000点減点の評価値2000の手を指しても平均悪手の対象にならないということだ
それが、最善手の評価値が2200のとき1000点減点になる評価値1200の手を指せば平均悪手の対象にされる
同様に、最善手の評価値が-2000の敗勢のとき1000点減点の-3000の手を指しても平均悪手の対象にならないが、最善手の評価値が-1200のときに1000点減点の-2200の手を指せば平均悪手の対象になる
山下氏の平均悪手は、勝負手か形作りの手か大悪手かの区別を付けずに1000点以上変動しても平均悪手の対象にしないという方法を採用している
この山下氏の平均悪手よりShogiGuiの平均悪手のほうが合理的だ
そして、合理的なほうの平均悪手と現プロ棋士のEloレートには相関がないことが分かったわけだ
で、ShogiGuiでは山下氏定義の平均悪手を求めることはできないので、山下氏定義の平均悪手が現プロ棋士の棋力(Eloレート)と強い相関があることの証明は山下氏にやってもらうしかない
0160◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 07:16:45.04ID:ImR44Ued
何度もいうが、山下氏の換算レートは歴代棋士の強さを説明できるものになっていないので、現プロ棋士のレートとの相関を調べるまでもなく間違っている

@20以上の棋譜があれば十分なはずなのに、七冠時の羽生よりそれ以前の3,4年間の羽生の換算レートが高い数値になっている
A二日制では羽生より渡辺が強いのに羽生のほうが渡辺より267強いということになっている
これだけ大きな誤りは指標としての平均悪手に致命的な欠陥があるとしか考えられない
B29連勝の藤井四段の棋力は羽生さんに匹敵するということで精度の粗さを露呈した
プロ棋士の棋力を比較できる精度でものではないのだ
0161◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 07:35:17.86ID:ImR44Ued
>>156
正順解析での一致率はその局面で探索解析した評価値で判定していて、あとで訂正するということがない
逆順解析による一致率は実際に指した手で何手も先まで進めた局面での評価値を参照して判定しているので訂正があるという違いだね
だからと言って本物の悪手や疑問手が逆順解析で消えるということはないよ
当然、評価値で200も違う手が最善手に昇格することもないはず
そのうち、実際の解析キャプチャーで説明するよ
0167◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 12:37:27.91ID:ImR44Ued
最近の例として叡王戦の杉本vs本田の四段戦のキャプチャーから
https://i.imgur.com/tn1KPNU.png

見ての通り、本田の68手目55歩は解析ソフトの最善手55銀打とは異なる手なのに○がついている
候補手を1に設定して逆順解析すると稀にこうしたことがある
キャプチャー内の10手では71手目先手の56歩だけが悪手と認定されている
0168◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 12:39:43.48ID:ImR44Ued
次のキャプチャーは同じ対局の終盤だ
https://i.imgur.com/bFH99L2.png

今度は先手杉本の113手目と117手目が最善手と異なっているが○がついている
115手目の52桂成と121手目の36金打には○がついていないから、勝負がついているからという理由だけで○がついているのではない
粘ばる手があったときに粘りに欠いた手を指したら○はつかないわけだ
この棋譜の解析結果は先手負けの杉本の一致率が56%で、不一致の内訳は「悪手2」、「疑問手3」、「?2」、「・11」、計18
後手勝ち本田の一致率が90%で、不一致の内訳は「悪手1」、「疑問手0」、「?1」.「・2」、計4となっている
「・」は最善手の評価値と100以内か勝勢または敗勢後の不一致の指し手についている
キャプチャーでいうと、115手目と121手目だ
一致率の計算では一致数(○の数)に含まれず、平均悪手の計算では計算の対象外にされている
これを平均悪手の計算に入れたら多数局データの処理に困ることになる
杉本四段の平均悪手がこの1局のこの2手だけで1300になってしまうからだ
53000/41=1300
かといって、頓死や詰み逃しを始め、落手、ポカの類いの大悪手は巷に限りない
これらを平均悪手の計算から除外しても棋士の強さを知ることができるという合理的な根拠はどこにもないのだ

一方、一致率の不備なところは、投了についての判定がないという点だけだ
つまり、ここでの投了が正しいのかどうかも含めて一致率を出してくれるともっとよくなる
ときに、評価値差が1500未満での早すぎる投了や、中には形勢互角や詰まして勝ちの局面なのに勘違いでの投了まであるからね
0169◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 17:50:16.88ID:ImR44Ued
データ数別に調べたEloレートとの重相関R

データ数 平均 棋士数 Elo 一致率 相手 重相関R
>=10 15.8 102 1641 72.2 71.8 0.79
>=15 21.2 46 1727 73.9 72.7 0.81
>=20 27.9 18 1810 75.9 73.8 0.93
>=25 32.3 10 1845 77.6 73.8 0.95

データ数が増えるほど、相関が強くなっている
また、データ数が多い棋士ほど勝率がよくて対局数が多い棋士なので、棋士の平均レート、一致率、相手一致率すべて上昇していくというキレイな相関も確認できる
0170◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 17:52:23.16ID:ImR44Ued
対局相手のレベルをあまり考慮する必要がない同一クラスでの比較なら一致率だけでもEloレートと強い相関がある

  棋士数 重相関 一致率相関
C2  52  0.765  0.754
C1  36  0.781  0.758
B2  25  0.798  0.789
B1  13  0.847  0.841
A級  11  0.975  0.823

B2-A 49  0.894  0.782
B1-A 24  0.915  0.849
0171◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 18:08:51.42ID:ImR44Ued
このように、上位棋士ほど対局相手レベルは似てくるので、相手一致率を加えた重回帰式を求めなくとも、一致率からだけでも換算式が作れるようだ
例えば換算式をクラス別に作るといったことが考えられる
なお、クラスが上がるほどEloレートと一致率との相関が強まっていくのは、クラスが上の棋士ほどデータ数が多くなっているというのも理由かもしれない
確認しなかったので今夜もう一度データ起こしをして確認してみたい
ついでに、クラス別の換算式を出してみようかと思っている
0172◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 20:22:25.69ID:ImR44Ued
  棋士数  平均局数
C2  52   10.9
C1  36   12.2
B2  25   13.2
B1  13   22.4
A級  11   23.5
0173◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/04(水) 21:43:39.01ID:ImR44Ued
クラス別換算式
m = 一致率
           相関係数
A・B1 = 1925m + 366  0.849
B2・C1 = 1390m + 600  0.755
C2 = 1544m + 454  0.750

総数137棋士のEloレートと換算レートの相関係数は 0.867
0199名無し名人
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2019/09/05(木) 08:42:32.02ID:Kg1rKNEb
なにやってんのこいつ?
0200◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/05(木) 09:56:44.24ID:mr/lcVY0
スレ荒し?
板単発ならわざわざリンク貼るかな?
労力からして異常
基本誰でもスレごとに変えてるのは当たり前
他スレで二枚舌吐いたり本性を出しているのがバレてしまったなら面白いだろうけど

俺の場合は、内容から俺の意見と思われてしまう書き込みは敢えてIDを変えずにレスしている
IDが違ってたらそれは俺じゃないよということをアピールしているつもり
理由は、見たことがないスレで自分と同じ主張のレスがされていたりレス繋がりでその他のレスまで俺のレスと誤解されたくないから
0201名無し名人
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2019/09/05(木) 10:46:09.52ID:AWjOqpfh
201
0202名無し名人
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2019/09/05(木) 19:18:02.95ID:ze7g06kq
ところで羽生は渡辺に勝ち越しているわけで数年前の羽生は今の豊島より強くないといまいち納得がいかんのやが、データでてたっけ
0223◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/06(金) 21:58:41.14ID:s78Hr66+
局数>>5のデータ追加
8月5日現在
141名が該当棋士で重相関Rは 0.782

データ数 平均 棋士数 Elo 一致率 相手 重相関R
>=5 13.9 141 1594 70.9 71.7 0.782
0225名無し名人
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2019/09/06(金) 22:09:46.92ID:MDcH00No
>>202
その意味不明の主張には
数年前の渡辺と現在の渡辺の強さが不変という前提が必要になるねぇ
0226◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/06(金) 23:21:39.78ID:s78Hr66+
>>202
数年前も今も、羽生と豊島の対戦は一方的にはならないんじゃないかな
過去16-16のシーソーだし
今の豊島は数年前の豊島より強いが、今の羽生も数年前の羽生より強いかも分からないよ
というのも、今の羽生も最新のソフトを研究に使うようになってきているだろうからね
終盤にヘマしがちなのは昔からで相手だってヘマするから無問題、弱くなったとは言い難いな
0227◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/06(金) 23:23:58.04ID:s78Hr66+
羽生の年齢だと昔は序盤戦術についていけなくなって後退していったものだけど、今はソフトがあるから遅れた感覚を取り戻せて息を吹き返せるようになった
序盤下手な棋士にとってソフトは受難ではなく救世主
アマも終盤に強いタイプが復活してきている
逆に終盤に難があったプロ棋士もソフトの力を借りて1局の変化を終盤あたりまで研究できるようになったので水面下での駆け引きが活発になっている
一方は、終盤まで研究するのは難しい局面になるのを好んで研究し、他方は終盤まで研究が進んでいる局面になる手を好んで選択する

棋譜解析していても、短手数の局では一致率が高い棋士が増えているようだ
前例がある将棋はかなりソフトで研究されていて研究手順が炸裂すると簡単に勝負がついてしまうせいだろう
0228◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/07(土) 00:04:40.95ID:tDWPfetQ
藤井七段は詰将棋力があるため、勝ち負けまで読みきれる終盤になる変化を好んで選択しているように見える
しかし、この指し方では勝率8割を続けることはできない
相手が藤井七段ほど終盤力がない棋士でも、まえもってソフトで研究できる難解局面なら互角以上に戦えてしまうからだ
前例がある中盤からの変化なら互角局面でもソフトの「この一手」を知っているほうが有利だ

研究が進むと選択手も狭まっていくから研究巧者な相手に角換わりや相掛かりで勝ち続けるのは無理というものだ
0229◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/08(日) 11:59:52.00ID:0T3xRA0a
特集 1995年とは何だったのか @

1995年12月31日のEloレーティングを見てくれ
1羽生善治竜名2003.名人竜王
2深浦康市五段1829.C2 4組
3谷川浩司王将1827.A 1組
4丸山忠久六段1817.B2 4組
5村山聖 八段1817.A 1組
6森内俊之八段1797.A 2組
7佐藤康光七段1790.B1 1組
8森下卓 八段1784.A 1組
9中原誠 九段1759.A 1組
10郷田真隆六段1755.C1 4組
11藤井猛 六段1752.B2 4組
12高橋道雄九段1750.A 1組
13三浦弘行五段1747.C1 5組
14屋敷伸之六段1740.C1 2組
15先崎学 六段1724.C2 2組
16米長邦雄九段1723.A 1組
17久保利明五段1721.C1 4組
18行方尚史五段1716.C2 4組
19島 朗 八段1701.A 1組
20中川大輔六段1700.C1 3組

20位までに入っていないA級棋士がいるようだ
31位の加藤一二三九段1607(55歳)と34位の有吉九段1601(60歳)だ
高齢でも二人はA級だった
全局に全力投入は無理でも順位戦だけはA級に踏ん張ることができた
それだけ他の棋士が甘かったのだ
では、誰が甘かったのか
0230◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/08(日) 12:01:00.64ID:0T3xRA0a
レーティング表を見ると、特徴的なことが2つある
1つは谷川世代が20位以内に3人(谷川、高橋、島)しか入っていない
もう1つは、B1棋士が佐藤康光しかいない
B2棋士も丸山と藤井猛だけで圧倒的に多いのがC級の棋士だ
その象徴が、レーティング2位が深浦五段(C2.4組)だということだ
珍しいのはC級棋士の数だけではない
レーティング20位以内に20代棋士がA級棋士の羽生、村山、森内、森下以下、総勢15名も入っているのだ

我々は2019年のレーティングを基準にして考えることができる
果たしてレーティング1位の羽生名人竜王を筆頭に20代の棋士が15名も20位以内に入ることができた1995年は何だったのか?と
0231◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/08(日) 12:33:29.36ID:0T3xRA0a
1995年とは何だったのか A

この表は2019年現在のレーティング上位20位までの棋士だ
https://i.imgur.com/0KhlUun.png

20代の棋士が8名、平均レートは1822、一致率の平均が76.1%だ
1995年は20位以内の平均レートが1773で一致率平均はわかっていない
1995年の大きな特徴は羽生のタイトル戦の相手だ
レーティング3位の谷川のほか上位20位以内でタイトル戦を戦ったのは7位の佐藤七段、10位の郷田六段、12位の高橋七段、13位の三浦五段なのだ(森九段は23位1680)

A級棋士で比較することもできる
2019年の平均レートは1829、一致率は74.9%
1995年の平均レートは1761で、で、一致率は羽生と谷川だけが分かっている
レートの直接比較はナンセンスだが、次の表は2019年のA級棋士のデータに1995年の羽生六冠と谷川王将を合成したものだ
https://i.imgur.com/8q2TFtR.png

一致率の高い順で見る限り、1995年の羽生は2019年の羽生とあまり変わらない
ならば、何故1995年度に七冠が可能だったのか
1995年の谷川が2019年の豊島より一致率が低いように、他の棋士も同様に低いのか一致率を調べてみよう
ターゲットに相応しい棋士は名人戦の相手だった森下八段(当時)をおいてないだろう
50局あるので2週間で完了することを目標に取り掛かることにしたい
森下八段が終わったら深浦五段はどうか
同じ新鋭棋士として一致率を藤井七段と比べて見るのも面白いと思う
0232名無し名人
垢版 |
2019/09/08(日) 15:30:33.69ID:4BfvGN/E
232
0233名無し名人
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2019/09/08(日) 22:50:57.47ID:OOvlD8k4
>>231
貴方の試みにはいつも興味を惹かれる
無理のない範囲でよろしく
0234名無し名人
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2019/09/14(土) 00:18:58.59ID:yqVi7/Gr
統計的な知識は無いが考察の内容では無い部分で腑に落ちない事がある

このスレの考察によれば実は大山時代は棋界のレベルが高くて
羽生7冠時代は全体的にレベルが低かったということが伺えるということだと思うのだが
羽生世代に蹂躙された谷川世代が何故レベルの高かったはずの上の世代からタイトルをボコボコ取れたのか
これが腑に落ちない
0235◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 08:24:33.74ID:yoKH0M1b
55年組は研究熱心で自分の得意戦法を作ることに成功した棋士たちという評価だね
例えば高橋道雄は矢倉をトコトン研究した棋士で五段で王位を獲ったが30歳以降にタイトルを獲得できなかった
得意は必ず逆利用されるようになるので天下は長く続かない
高橋王位、南棋王、南王将、中村王将の2期連続が最大で塚田、福崎、島、いずれも若いときのタイトル1期で終わっている
55年組からタイトルを奪ったのは中原、米長、加藤、谷川、羽生だ
そこに研究将棋の限界が見えている
中原らがまだ30代だったら、谷川、羽生に「蹂躙され」なくとも55年組はもっと短命だったはずだ

谷川は55年組に対しては強かったが、中原、米長に対して強かったわけではない
中原と谷川のタイトル戦は3勝3敗だから年齢差を考慮すると中原が上だろう
22歳年長の米長は谷川にタイトルを獲られたことは一度もない(唯一の対戦だった棋聖戦は3-0)

得意戦法があっても相手が先手のときは逆利用されてしまうので勝ち続けることは至難なわけだが、得意は身を助けるといえる
高橋九段が48歳でA級復帰する原動力となったのは高勝率の先手矢倉と後手のときの横歩取り85飛というとっておきの得意戦法ができたからだった
0236◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 08:28:37.96ID:yoKH0M1b
訂正
米長は谷川の19歳年長
0237◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 08:53:06.05ID:yoKH0M1b
新刊案内「矢倉名局集」 〜大山先生は矢倉もマジ強い〜
https://book.mynavi.jp/shogi/detail/id=69544
まえがきより
矢倉は私にとって、ライフワークの戦法と言っても過言ではない。100局を解説するのは、本当に大変な作業ではあったけれど、書きながら、非常に充実感を感じていたのもまた事実。
「自分は、矢倉の歴史をこの世に記す本書を書くために棋士になったんだなぁ」自然にそうした思いも込み上げてくる。
九段 高橋道雄
0238◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 11:21:11.08ID:yoKH0M1b
昨日のA級順位戦の1局を解析したら悪手とは何なのかを考える好材料が見つかった
いつものように前半40手を除外した一致率を調べると先手木村九段が68%で後手佐藤康光九段が91%だった
評価値グラフは佐藤九段の逆転勝ちなので91%の一致率は承服しかねる
そこで子細に見たところ悪手3疑問手0で35手中32手が最善手とされている
最善手とされた手にも甘い判定があったが興味を引いたのは最善手とされなかった3手が全部悪手だったことだ
やはり悪手の数を不問にするのはおかしいという見本なのか
しかし、実力を存分に発揮できる順位戦で最後に悪手を指して負けたのは木村九段だった
その局面図がこれ
https://i.imgur.com/D2ObBmW.png

ここで、▲94桂としたのが悪手で逆転を許している
▲75桂なら先手勝勢だったわけだが、果たしてこの局面で正解できる棋士が何人いるだろうか
実はこの数手前に佐藤康光九段が指した△58飛成りが木村が勝っていれば敗着となった悪手で、この手を境に評価値は先手勝勢に変わっていた
しかし、この先手勝勢という評価値は数手後に▲75桂が指せてこそ付く評価値で、その手が指せなければ評価値が逆転してしまうという危ういものなのだ
だとすれば、△58飛成も▲94桂も悪手というには全智を越えているのではないか
トップ棋士でも指してしまう悪手には常にそうした疑問がついて回るのではないだろうか
0239名無し名人
垢版 |
2019/09/14(土) 12:07:34.76ID:cze5cjht
239
0240◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/14(土) 20:37:18.36ID:yoKH0M1b
宿題にしていた森下八段(当時)の棋譜解析が終了した
1995年1月〜12月の成績は53局31勝22敗(0.585)
棋譜データは48局26勝22敗(0.542)
したがって、実際の勝率のほうがよい
その結果
補正前の一致率74.5%
補正後の一致率75.3%
この一致率がどの程度の強さを現しているかは相手一致率のデータが出てないため分からない

もう一人宿題にしていた深浦五段の解析も終わっている
森下棋士、深浦棋士どちらも今年のデータと比較できるように表にしてみた
https://i.imgur.com/pTxJPlX.png

今年のデータはまだ少ないが森下も深浦も1995年よりは補正後一致率の数値を下げていることがわかる

この違いが棋力の変化を意味するなら、深浦五段も森下八段もレート通りに今の深浦九段より強かったといえそうだ
では、その強さはどれほどなのか
今年の上位棋士と比較してみたらどうだろうか
例えば、1995年の深浦五段はEloレートで現在の深浦九段より80高いが藤井七段は110高い
1995年の深浦五段は補正一致率で現在の深浦九段より1.8%高いが藤井七段は8.9%高い
深浦五段はC2棋士、藤井七段はC1棋士で、勝率も藤井七段のほうが良い
しかし、1995年はプロ棋士120名だったのに対して現在は160名以上に増えているので、一概に藤井七段のほうが対局相手のレベルが高いとは言えない
とはいっても総合的な判断で藤井七段のほうが深浦五段より強いと見てよいのではないだろうか
0241◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/14(土) 20:51:34.82ID:yoKH0M1b
これだけではよく分からないであろうから深浦五段についてまずプロフィールから入ってみよう
四段昇段が1991年10月の19歳
年度16勝4敗(0.800)の好スタートを切る
順位戦3年目にあたる1994年度も勝率8割、C級2組を9勝1敗としたが昇級を逃している
そして、今回調査した1995年は1995年1月〜12月になるわけだが、65戦で46勝19敗、勝率が0.708、棋譜データは45局で28勝(0.622)となっている
おもな成績は王位戦紅白リーグ入り(翌年羽生王位に挑戦)、全日本プロ決勝(1-3で谷川が優勝)、新人王勝決勝(1-2で丸山が優勝)だ
順位戦はC2のまま、竜王戦は4組のままであった
こうしてみると藤井七段とはすべての面で比較にならない成績なのだが、それでも1995年12月31日のレートが1829で2003の羽生に次ぐランキング2位だったというのが事実としてある
深浦五段と藤井七段の差は一致率の数値からも裏付けされたわけだが、仮に、1995年の羽生六冠が2019年にタイムスリップしたら渡辺、豊島らを相手にタイトルを獲れるかどうかはなはだ疑問だ
来週は1995年のその他の棋士、中原、米長、高橋らのA級棋士にも解析を広げ相手一致率も知ることができるようにしてみたい
0242◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 23:34:52.54ID:yoKH0M1b
一致率の考察(1)
>>169-173で一致率について考察したなかで、同じクラスの棋士なら相手一致率は無視でき、一致率だけを強さの指標に使える話をした
しかし、一致率だけを指標にするなら勝率補正が必要だ
説明不要とは思うが、Eloレートが全成績から算出されているのに対して一致率はデータの一部だけから算出したものだ
しかも、棋士によって年間の全対局を網羅している棋士もいるし、半分程度しかカバーできていない棋士もいる
棋士それぞれの実際の年間勝率に合わせて一致率を補正する必要があるわけだ
その方法は簡単で、その棋士の実際の年間勝率がpなら
補正後一致率=その棋士の勝局一致率×p+その棋士の敗局一致率×(1−p)
今回はこの補正後一致率のデータを分析してみた
  棋士数 一致率 標準偏差
C2  52  70.6%  6.4%
C1  36  69.4%  7.2%
B2  25  71.3%  3.5%
B1  13  72.8%  3.7%
A級  11  75.1%  3.4%

C2・C1 88  70.1%  6.8%
B2ーA 49  72.5%  3.8%

クラスによって一致率に異なる傾向があることが見てとれる
(1)一致率の違いはC1とC2では差異が明確でない
これは、C1とC2が強さの境界になっていないことを意味している
その原因は所属棋士数が多すぎて強い棋士と弱い棋士が混合しているからだ
標準偏差が大きいのが何よりの証拠だ
(2)B2以上になると標準偏差も小さくなりクラスによる一致率の差異が明確になっている
0243◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/14(土) 23:37:14.85ID:yoKH0M1b
一致率の考察(2)
勝率で補正した一致率を採用するとなると、勝率そのものを採用するのと違いはあるのかという疑問が出るだろう
そこで、実際に調べてみた
データは9月14日現在のデータ
相手一致率も補正一致率から求めるように変更した
重相関Rは一致率と相手一致率を重回帰分析したもので、一致率Rと勝率Rは単回帰分析したものだ

  棋士数 重相関R 一致率R 勝率R
C2・C1 88 0.73  0.73  0.85
B2 - A 49 0.92  0.80  0.67

見ての通りB2以上のクラスでは一致率だけとの相関より相手一致率を含めた重相関のほうが強い相関が得られている
問題はC1以下の下位クラスだ
重相関Rと一致率Rに違いがないばかりでなく、一致率Rより勝率Rのほうが強い相関が出ている
これでは、わざわざ一致率を調べることはないというものだ
たが、それは誤解だ
確かにC1以下の棋士の強さを比較するのであれば棋士の「勝率」を見れば十分で、「一致率」よりも信頼できることになる
しかし、勝率を指標にするとB2以上の棋士との比較ができないし、時代が異なる棋士との比較もできないのだ
0244◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/14(土) 23:45:10.19ID:yoKH0M1b
一致率の考察(3)
C1以下のクラスは一致率よりも勝率のほうがEloレートとの相関が強いという数値が出たので、これについて更に考察した
勝率が高い棋士同士や低い棋士同士で相関が違うことはないのか
年間勝率0.45以上のC2棋士30名のEloレートとの相関は「一致率」で0.35、「勝率」で0.62だった
年間勝率0.45以下のC2棋士22名の相関は一致率が0.65、勝率が0.76
つまりC2クラスは年間勝率が良くない棋士を除外した比較となると勝率や一致率の差では強さがわからないのだ
強いことは分かってもどのくらい強いかまでは分からないということだ

では、C1棋士はどうか
年間勝率0.45以上の棋士22名のEloレートとの相関は一致率で0.82、勝率で0.81
逆に勝率が0.45未満の棋士14名では一致率0.55、勝率0.62
このようにC1棋士なら、勝率が0.45以上の棋士の一致率とEloレートの間に強い相関があるとみてよいだろう
逆に勝率が0.45未満の棋士は一致率で評価するのは無理なようだ
そこで、年間勝率が0.45以上のC1棋士に限定して換算レートを出すことにした
9月14日現在の該当棋士は次の棋士22名である
https://i.imgur.com/J4rCdZ8.png

表にある相関係数はEloレートとの相関の強さをピアソン係数で示している
Eloレートと相手一致率との相関係数は-0.26なので、まったく相関していない
これは同クラスの棋士同士なら無視できると宣言した通りの結果になった
結局、年間勝率0.45以上のC1棋士の換算レートCは一致率mから単回帰式で求めることができる

C= 1809m + 296
0245◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/15(日) 00:01:54.79ID:GjOwgt0j
一致率の考察(4)
このように考察を重ねた結果、分析ツールとして換算レートを活用するための算出式をいくつか用意することになった
@これまで通り全棋士に同じ換算式を適用する方法
データ数18局以上の棋士の一致率mと相手一致率moを変数にして得られた重回帰式(R=0.86)を採用
 C = 1956m + 3466mo - 2246

Aクラス別に異なる換算式を適用する方法
B2以上は一致率と相手一致率を変数にした換算式(R=0.92)を採用
 C = 2247m + 2838mo - 2000

C1は年間勝率0.45以上の棋士に限定して一致率との回帰式(R=0.82)を採用
 C = 1809m + 296
C1棋士で年間勝率0.45未満の棋士、およびC2棋士は確度の高い推定は困難であることが判明したので考察から外れることになる
ただし、C1とC2クラスの棋士で一致率がとくに高いわけでも勝率がとくに高いわけでもない棋士が強い棋士でないのはいうまでもない
なお、今回から一致率と相手一致率はいずれの換算式でも年間勝率で補正後の一致率を採用している
また、@の方法とAの方法で同一棋士でも換算レートが異なるため大山五冠が2000となる補正は廃止した

次のキャプチャーはB2以上の棋士49名と年間勝率0.45以上のC1棋士22名、合計71名の換算レートランキングだ
https://i.imgur.com/oJgAkYH.png

これまでの換算レートよりC1棋士に辛くなっている
これはB2に昇級して頭角を現してもらうしかない
また有力なC2棋士もランキング入りするためにはC1に昇級してもらうしかない
もちろん、これとは別にレーティング上位60位までの換算レートランキングも@の換算式で随時公開していきたい
0246◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/15(日) 00:37:16.53ID:GjOwgt0j
1995年の深浦五段はC2棋士だったが順位でいうと74位
今ならC級1組の25位に相当する
その位置で勝率7割だったわけだからC1(勝率0.45以上)棋士の換算式で換算レートを出してみた
C= 1809*0.752 + 296 = 1656

>>244の換算レートランキングと照合すると1995年の深浦五段は佐藤和俊や佐々木勇気に相当する棋士ということになる
異論はあるだろうが佐々木勇気七段はC級14位で佐藤和俊六段は33位で2棋士とも順位戦成績は4-0だ
C級五段の深浦棋士がレーティング2位になれた1995年のレベルが低かっただけと見るのが妥当だろう
0247◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/15(日) 10:42:46.88ID:GjOwgt0j
なお、Eloレーティング総合ランキングでは佐藤和俊が36位、佐々木勇気41位となっている
実力は十分にB2に昇級できるといえるが、換算レートランキングではそれぞれ52位と57位だ
また、Eloレート、一致率ともに2019年の深浦九段より1995年の深浦五段のほうが数値が高いが、深浦五段の一致率が高いのは下位クラス特有の高勝率が影響している
内容的には現在B1クラスの深浦九段のほうが上となる
(勝局一致率、敗局一致率ともに現在の深浦九段のほうが高い)
ということは、現在の深浦九段のレート1749と比較すると1995年のレート1829はかなり高いようだ
深浦五段のレートは現在に直すとよくても1700
したがって、どう甘く見積もっても1995年にレーティング2位だった深浦五段より強い棋士が現在では30人はいることになる
翌1996年、深浦五段は羽生王位に挑戦しているが(結果は1-4)、防衛する側からしたら確かに難しくない防衛戦だったかもしれない
深浦五段のレートが100以上嵩上げされているのであれば1995年の羽生のレート2003は現在に直すと1900が妥当なのではないだろうか
0248◆f7OmZ9ucu2
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2019/09/15(日) 11:04:41.86ID:GjOwgt0j
ここまで、疑問、質問、要望等あればよろしく
0250名無し名人
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2019/09/16(月) 12:18:32.79ID:Ih+AdAnA
相変わらずの説得力のなさを発揮してるな
0251◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/16(月) 14:40:38.15ID:CGpUF4iL
1995年の羽生六冠の対局相手は谷川と森下が最多で共に8局、郷田が7局、康光6局、丸山4局の順で全部で21棋士となる
したがって、相手一致率を知るためには大変な労力が必要だ
各棋士40棋譜なら840棋譜を解析しなければならない
そこで、方針を変えてC1棋士に着目することにした
最初に取り上げたいのは郷田六段だ
レーティング10位で1755、竜王戦ランキングは4組だ
しかし、順位戦はC級1組2位で、序列1位の名人から数えて48位.B2への昇級を決めており、何より羽生六冠と7局も対局があり現在の基準にしたらC1棋士のレベルを越えている棋士だ
そこで、郷田六段は後回しにしてレーティング13位でC1の21位の三浦五段に白羽の矢を立てた
彼なら現C1棋士と強さを比較するのにうってつけの棋士だろう
もちろん、現在の三浦九段とも比較できる
しかも、翌年には羽生七冠からタイトルを奪い取った棋士だ
その棋聖戦の解析と合わせておよそ30棋譜を今週中に解析してみたい
0252◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/16(月) 22:02:55.42ID:CGpUF4iL
棋譜解析終了
三浦五段のプロフィール
四段昇段が1992年10月の18歳
2年目の順位戦となる1994年度に9勝1敗でC1昇級を決めている
ここまでの通算成績は75勝32敗(0.701)
そして、順位戦3年目にあたる1995年度はC級1組を8勝2敗で昇級を逃したが、羽生棋聖への挑戦(結果は0-3)を果たしている
棋譜解析の対象にした1995年1月〜12月は、48局で32勝16敗、勝率が0.667だった
解析した棋譜は27局で14勝13敗(0.519)で一致率が70.0%だったが、補正後の一致率は74.1%になった
現在のC1棋士と比較すると佐々木勇気七段に相当する
佐々木勇気七段はレーティング順位が41位の棋士だ
三浦五段は同じくらいの棋士なのにレーティング13位の棋士だった
この違いこそ、1995年と2019年のレベルの差ということになろう

https://i.imgur.com/gDhLdm3.png
0253名無し名人
垢版 |
2019/09/17(火) 00:18:04.38ID:W0P/29Dd
凄い分析力だな
0254名無し名人
垢版 |
2019/09/17(火) 02:25:18.75ID:fBhyKpCw
羽生の対米長、谷川の対米長の対戦成績に違和感があったのは確か
大山はその米長に20歳差で勝ち越している
谷川は米長と五分なので中原よりやはり下かといいたいところがややこしいことに谷川は中原にしっかり勝ち越しているので評価が難しい
0255◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/17(火) 10:30:50.86ID:k1mtOZOH
「勝負というものは若い方が勝たなければならない」(先崎九段)というのが鉄則の将棋界で、谷川は15歳上の中原に本当に勝ったと言えるのかな
中原39歳、谷川24歳のときは谷川の12勝20敗(0.375)だよ
0256◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/17(火) 10:35:55.13ID:k1mtOZOH
名人戦でも中原が37歳(4-2)、40歳(2-4)、42歳(4-2)と三度対戦して中原の2勝1敗だしね
谷川より中原が上だと思うよ
0257名無し名人
垢版 |
2019/09/17(火) 13:09:28.47ID:eab5ytTN
この間の藤井聡太高橋戦とか20数手目で角切って藤井が勝ったんだけどこういう将棋も40手目までスルーしていいものな?
統計的には多数に紛れるからいいの?
0258◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/17(火) 13:26:39.52ID:k1mtOZOH
>>257
今年に入って80手未満で終わるのが増えているような気がしている
誰も聞いてこないのでほったらかしにしているけど、80手未満で終局した場合は「前半40手」除外でなく、「前半30手除外」で対処している
※解析対象手数が少ないと1手の違いで一致率が大きく違ってくるからね
他にも細目を設けているのがあるけど「実験のノウハウはすべてを公開しない」という立場もあるようなので秘していることもあるよ
「短手数の影響」はまだ評価項目にしてないが、手数をフィルターにしてデータを抽出することは可能なので最終段階では分析項目に入るかもしれない
0259◆f7OmZ9ucu2
垢版 |
2019/09/17(火) 14:05:43.91ID:k1mtOZOH
最近の短手数の将棋の好例を上げるとしたら60手で終局した先手阿部健治郎、後手佐々木勇気の順位戦(6/18)がある
この対局は50手目の只捨ての銀の打ち込み(△37銀)で実質終わっている
棋譜解析でも後手佐々木勇気七段の一致率が100%(前半30手を除外)だった
ソフト利用の研究が効果を発揮したのか、こうした短手数の局が増えているようだ
今年収録した1082局中80手未満で終局したのが118局あった(先手勝率63.6%)
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