一致率と同様に平均悪手もillqha3で出して相手平均悪手も組み合わせてやったらどうか
こんな質問も聞こえてきそうだが、これも面白くない結果になるのは目に見えている
というのも、一致率なら良いときと悪いときで違いはせいぜい2倍で3倍になることは滅多にない
平均悪手は1000オーバーで足切りしても良いときといともたやすく100倍の違いがある
平均悪手が2.0と800なら400倍の開きだし、平均悪手の良いほうは0まであるがら実質無限大となる
何せよEloレーティングの分布は正規分布に近いが、平均悪手の分布は正規分布とはまったく異なる別物だ
これで平均悪手とEloレーティングに比例関係を見いだそうとすること自体が間違っている

一致率なら一致率単独でもEloレーティングとの強い相関が確認できている
データ数が増えるほど相関が強まっている
平均悪手はデータ数が増えてもそれがイレギュラー値なら逆に相関が弱まり元に戻る保証もなくなってしまう

一致率は対局相手のレベルのバラツキを減らすほど、そして、データ数を増やすほど、一致率単独で強い相関があることを数値で示しておく
B級2組以上の棋士49名のEloレーティングとの相関係数Rのデータ
一致率R = 0.86
相手一致率R = 0.72
重相関R = 0.94
年間勝率R = 0.76

仮に平均悪手のRを求めるならば年間勝率のRよりも劣ることは間違いない
強さの指標として年間勝率を採用するより劣る指標では糞ほどの役にも立たない
https://i.imgur.com/vHLaUuZ.png

藤井聡太ら期待の若手の名前が入っていないのはB2以上の棋士だけのデータなのでガッカリしないように