「もしかしたら…将棋の方が向いていたかも」驚異の挑戦者・19歳芝野虎丸八段…
囲碁名人戦7番勝負27日開幕

https://hochi.news/articles/20190826-OHT1T50146.html

―常に自然体を保っている印象があります。相手を倒そう、という闘志は抱いているのでしょうか。

「正直、囲碁を始めてから今まで、あの人には負けたくないと燃えたりすることはなかったような気がします。
性格なのかな…。考えたこともなかったです」

―相手の玉を詰ますことを目指す将棋と、感覚的なものがより色濃い囲碁とではゲーム性も異なります。
そのあたりも影響しているのでしょうか。

「でも、自分は感覚的な部分よりも読みの方が得意なので、
もしかしたら将棋の方が向いていたのかもな〜ってたまに思うことがあるんです。
でも、ハッキリしない感覚のところで差が出るのが囲碁の面白いところです。
将棋に深く取り組んだことはないですけど、どちらも面白いゲームだな、と思います」

―どちらの世界の勝負でもAI研究の影響が特に若手の間で大きく出ています。

「囲碁のAIはシノギ(相手の勢力下において、自らの石を守る守備技術のひとつ)が得意なので、
そこは練習になりますね。
みんながAIの打ち方の真似をするようになりましたけど、自分自身はそんなには使っていないんです」