12月25日、鈴の音に目を覚ますとツリーの下にこの本が置いてあった。サンタさんにはNintendo Switchをお願いしたはずなのに??なぜ??
憤りながら著者を見ると藤井は藤井でも話題の藤井四段……ではなくブームに便乗した明らかなパチモン商品。
仕方なく読みすすめてみると対話形式になっており内容がすんなり頭に入ってくる事に驚く。
凝り固まった定跡だけではなく、大局観や終盤の手筋を勉強できる点が他の棋書とは一線を画している。
しばらくすると藤井先生の思想の一端に触れ、やがて私自身が藤井先生と四間飛車と一体となってゆく感覚に陥る。
嗚呼、これこそが三位一体と言われる状態なのだ。
この本は四間飛車という宇宙を藤井先生のロゴス (言葉)に落とし込んで編まれたバイブルである。
人々は四間飛車と藤井猛先生の下に平等であり、争いのない世界への導となる一冊だ。