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6九玉と升田玉が逃げたところ。
ここで寄せの“正解”は「4九飛」だった。これは同金と取ると詰むので取れない。
5八金打でも、同竜で詰み。5八桂なら4七銀、5七金打、5八銀成、同金、6六桂以下変化の余地もなく後手の勝ちになる。
ところが大山は「4八銀」。 これを升田が5八金打と受けて、先手玉は寄らなくなった。大山は2時間以上の時間を残していたというのに…。4八銀と打って、まさかその後に一つも寄り筋がないとは思わなかったのだろう。
4八銀、5八金打、4九飛、同金、同竜、5九桂、2六馬、6七金、5九銀成、同金、5八金、7八玉…
以下、升田の勝ち。升田、王将位に復位。