「…デモ・・・わたくしは家臣なので…」
「…昨日…お誕生日だったのにチュ〜もしてもらえなかった…」
「…殿…」
「お誕生日だったのにお昼も一緒じゃなかった。お誕生日だったのに夜も一人で寝た…」
「…忙しさにかまけて、殿を蔑ろに致しました…申し訳ございません」
「お殿様なのに家来がnot under control…。余がダメなお殿様だから…腕枕もさせてもらえない…クスン。
 …目が覚めたらお恒が隣に寝ていてくれて、嬉しくて…。
 夜勤の参枚堂に指示を与えて、あ〜今朝は昼までお恒とずっといられるんだ〜って布団に戻ってそっと腕にお恒を抱いて、
 起きるの楽しみにしながら寝顔眺めて…あの幸せだった半時前に戻りたい…シクシク・・・」
「殿〜。それほどまでにこの真恒を思って下さるお心を知らず、愚かな意地を張りました。どうかお許しください」
「お恒が起きたらどんな風にチョンチョンしようかな〜ってワクワクしてた自分が情けない…チラッ」
「…」
「昨日は寂しかったな〜朝の着替えも手伝ってもらえずほっぽり出されたし〜…チラッ
 …きゃ〜!真恒!何をしておるのじゃ!」
「お放し下さい!この真恒、殿を蔑ろにし、そのような辛い思いをさせ、かくなる上は腹を掻っ捌いて…」
「ダメ〜!刀をよこせ」
「武士の情けにござります!あ…刀をお返しください」