「綿鍋殿、具合はいかがか?倒れた時、また頭を打ったとか」
「あ〜、豪田の殿様。ちくしょ〜、やられた。噂には聞いてたけど、まさタヌ君があんなに可愛いとは〜。
 しかもポッポちゃん人形まで…。買いすぎちゃって比呂瀬殿が荷馬車で俺の国まで運んでくれることになった」
「お買い上げ感謝する」
「殿様は全然可愛いものに興味がないのに、なんであんなに可愛い布人形作れるんだよ?」
「母に仕える女官たちが徹底した市場調査をしておる。綿鍋殿の布人形好きを知って、急遽商品を増やしたくらいじゃ」
「あ〜、あの尼さんにしてやられた〜」
「綿鍋殿の滞在中に、第二弾シリーズが発売になる予定じゃ」
「卑怯者〜!」
「ははは、この戦国の世に弱点を晒す綿鍋殿が悪いw」
「マジで大将戦の賞金ゲットしないと〜」
「モチベーションが上がって良かったではないか」
「くっそ〜!でもまさタヌ君可愛い〜///」

「明殿、また布人形に萌え死んで倒れたとか。大丈夫でおじゃるか〜?
 おお、主上、いい所に。衣装が出来て来たでおじゃるよ」
「ひえ〜、なんか派手じゃない?」
「派手じゃなくて華やかなんでおじゃるよ。
 華やかな衣装に負けない美貌を持って生まれたのじゃ、有効活用してたも」
「え〜、でも〜」
「華やかにパリッとした主上の姿に恒殿も惚れ直すかもでおじゃる」
「///が、頑張って着てみようかな///」
「まさタヌ君も豪華衣装着たスペシャル・エディションあればいいのに…ボソッ」
「ご意見、ありがたく母に伝えよう」
「ああああ〜!!!また買わされてしまう〜!俺のバカ〜!」
「ははは」