松本博文さんの文は、いいね。必読ですね、是非原文を
https://news.yahoo.co.jp/byline/matsumotohirofumi/20200706-00186787/
第2局はわっしょいわっしょいで持将棋成立222手!第1局は千日手指し直しで合計228手!大波乱叡王戦 松本博文 7/6 yahoo

第1局は千日手、第2局は持将棋
 豊島挑戦者は駒を渡すのを承知で、永瀬玉をつり上げ、永瀬陣に飛車を打ち込んで下から攻めていきます。永瀬叡王は手に乗って、上部脱出。入玉を確実にしました。

豊島「けっこういい勝負のつもりでずっと指していたんですけど、途中から気づいたら不利になってしまったかなと思っていて」
昨年の王位戦第4局▲木村一基九段−△豊島将之王位戦(肩書は当時)戦では相入玉となり、豊島挑戦者の駒数が足りないため持将棋は成立せず、285手で木村挑戦者が勝つということがありました。

豊島「後手の玉は入玉ほぼされるのかなという感じで途中からやっていて。後手に歩以外の駒を持たれている状態だと、ちょっと入玉を目指してもうまくいかないのかな、という感じだったので
なるべく攻めていって、途中で(124手目、永瀬叡王が)△3七香と打って、歩以外の駒を使い切る形になったので、そこから入玉こっちも目指して、うまく入玉できるかとか、駒数が足りるかとか、ちょっとわからなかったですけど、けっこうがっちり守られたんでもう、こっちも入玉目指すしかないかな、という感じでした」

217手目。豊島挑戦者は盤上右隅に金を打ちました。これが相入玉特有の一手で、引き分けに持ち込むための決め手となりました。ねらっているのは永瀬玉ではなく、永瀬陣右隅、1二の地点にいる香車です。
永瀬「最後の3、40手でこちらの1二の香が助かれば勝ちなんですけど、助かる形が思いつかなかったので、助からないのであれば持将棋濃厚なのかなと思って指していました」

豊島「(不利になったと思った)そのあとは、ちょっと苦しい感じで指していて、最後も持将棋になるか負けるか、どっちかという感じだったので。そうですね、一局を通して苦しいというか、自信がない局面が多かったように思います」
永瀬「よかった局面もあったかと思ったんですけど、局面が難しくて、いいとしても正解を発見することができなかったので、よかったのであれば今後それを発見できるようにしていきたいなと思います」