内藤九段があまりに難解な局面で苦悶している時に、ふと相手がこの局面をどう感じているか気になって目をやった

すると相手は苦悶しているどころか、楽しみに満ちた表情で活き活きとしているではないか、「なんてヤツだ、この男には敵わない」

その相手こそ後に名人となる中原であった