棋力の項目別能力構成が人間とコンピュータで違いすぎるので何をどう越えたかを一言で言うのは難しいと言うか無理。
2008年時点で、プロに「一発入れる」レベルには到達している。

全般:羽生でもうっかりするような単純見落としで一手頓死や角筋間違いはとっくにない
詰み:とっくに越えてた
終盤:詰みを読む必要があるかどうかの判断は、現在でも限定的にまだプロが上回る時が稀にあり
中盤:長い中盤や終盤(の入り口)で、苦しくてもひたすら耐える力は2008年以降よく見られるが、この力は元からあったかもしれない。
序盤:ボナメソ以前は全然ダメだった。圧倒的作戦負けが中盤以降の強さを隠していた可能性すらある。

という具合か。
序盤で完全に作戦勝ちして安全ルートに入るのが、負けの許されないプロの基本戦略になるので、
普通に切り合いして勝ったり負けたりした場合の強さがそもそも明らかにならなかったのがツマランな