偉大な先人達が築いてきたもの
実力で女性達を撥ね付けてき続けてきた奨励会。八百長や割り込み、ルール違反の正当化が蔓延する女流将棋を将棋の「結果」「数字」という本質そのもので否定し続けてきたその姿は「将棋の正義」を守る番人として相応しくだからこそプロ棋士の箔があったのだ。

彼女の四段を許すようならば将棋そのものの敗北、そして

「将棋は死んだ」

そこまで言っていいだろう。そして棋士という職業自体も詰んだ、と言っていいだろう。