悠仁さまはボードゲームや、将棋、カードゲームなど対戦する遊戯がお好きだ。
だが、立場が立場のため、また性格が性格のため、ご学友が少なく遊び相手がいない。

そのため職員がゲームの対戦相手を務めるのだが、負けてあげないと悠仁さまは癇癪を起され、大号泣される。
ただし負ける演技もむずかしい。
わざとらしく負けても悠仁さまのプライドを傷つけるのだ。
この演技が下手で、紀子さまに告げ口され、キツイお叱りを受けた知人がいる。
悠仁さまが5年生の頃、将棋に大変熱心になられ、連日、自宅で職員相手に将棋に打ち込まれた。
悠仁さまが好まれるのは「大接戦の末、勝利を収める」というストーリーだ。

だがこの職員は、迂闊にも、わざと自滅的な手を打って負けてしまった。
悠仁さまは「ご機嫌を取ろうと、わざと負けたんだ!」と思われたのだろう。
大変激怒され、駒を職員に投げつけその場を立り、紀子さまの元に走っていった。