竜王戦七番勝負 (読売新聞 2020.11.8)

子育てため4年ほど将棋界の公式行事から離れていた矢内理絵子女流五段が2日目のイベントに出演した。
「若い女性ファンが増えてタイトル戦の雰囲気すっかり華やかになったのにはびっくりしました」とは矢内五段。
イベントには初日から多数の女性ファンが詰めかけたが、その多くは豊島ファンだ。
世間の関心は「羽生の100期」に集まるが、豊島ファンの声援も負けていない。
2日間の対局中は豊島自身の本局にかける気持ちが伝わってきた。
常に表情が厳しいのは、ファンの視線を感じていたこともあったと思う。