永瀬2冠、王将4期の久保九段を下し初の王将リーグ入り 王将戦2次予選1組決勝

永瀬にとっては初の挑戦者決定リーグ入り。
昨期シードの広瀬章人八段、豊島将之竜王、藤井聡太2冠、羽生善治九段など強豪がひしめき合う激戦リーグに参戦する。
「その中で目を引くのは藤井さんですね。藤井さんと公式戦で指すのはひとつの目標ですので、
挑決リーグという大きな舞台で対局できるのはうれしい」と研究会仲間である藤井との対戦を喜んだ。

6月に行われた2つの藤井戦では連敗を喫した。
「借りを返すというよりは、それまでに自力を高めて内容を拮抗できるようにしないと厳しい。奇策とか秘策はあまり通用しないという印象」。
誰よりも藤井将棋を理解しているだけに、その一言に重みが含まれていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0bd493ec6332557a341a4b5b3b788c95c049827d


永瀬2冠 研究会仲間の藤井2冠は「変わっていないのが強さ」

永瀬は、自身の王将戦2次予選1組決勝の終局後に藤井の王位獲得を確認。
「4連勝というのはなかなかできることではないと思いますので、地力の高さが際立ったのかなと思います」と自らのことのように喜んだ。
2017年に行われたABEMA主催の非公式戦「藤井聡太四段 炎の七番勝負」での対戦がきっかけで永瀬が藤井を研究会に誘ったのは有名なエピソードだ。
3年の間に互いにタイトルホルダーとなり、立場や待遇も大きく変化したことは想像にたやすいが、
「彼は変わっていないです。変わっていないのが強さだと思うので変わる必要がないんです。元からしっかりしているので変わる必要がない」と評する。
「(藤井は)いつ結果を残してもおかしくないと思っていたので、それがこのタイミングだったというだけだと思います」と笑顔でうなずいた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/a8fc5372d4c1c5e0055f162839798da2699f690b