囲碁九品は、囲碁用語で、囲碁の九つの段位の各々に相応しい品格を示すもの。
初段を認められることを入品という。

入神:(九段、名人)棋聖の域に達した者の品格。
坐照:(八段、準名人)坐ればたちまち盤を照らす実力者の品格。
具体:(七段、上手)完全ではないが実戦では攻守ともに強い者の品格。
通幽:(六段)碁によく通じ、碁の妙を知り尽くした者の品格。
用智:(五段)もっぱら智に頼る者の品格。
小巧:(四段)布石、中盤、終盤、その他万事の巧者の品格。
闘力:(三段)力だけで相手を倒す者の品格。
若愚:(二段)力不足だが、弱そうで強い所のある者の品格。
守拙:(初段)力が弱いので定石を守り、戦いを退ける者の品格。