>>471

演繹法と帰納法の違いなんじゃないかと思う。

>問題をみてこれかなと動かす予想の駒を動かして、

この駒を動かすという事によって発生するその後のいくつかの王手のパターンを検証して
その結果「詰んだ」となる方法と、詰む局面を想像して駒を動かしその結果「詰んだ」となる
パターンのふたつがある。

前者の方法は何十年前の黎明期にソフトが詰将棋を解くのに使ってた方法に似てて
詰むかどうかは未知だけどとりあえず詰むルートを全部潰していけば結果的に詰むじゃんってなる。
だから作者が意図した正しい答えではなく余詰めで詰ましたりとかがよく発生してた。

後者は前者に比べて省エネで、ルートを潰した結果詰むかどうか判明するのではなく
最初から詰む形を想定した後に動かす。以前羽生がTVで10数手かかる詰将棋を一瞬で解いてて
驚いた司会者に解き方があるんですよとこの後者の方法を説明してた。図にある守り駒を指差して
この駒が無くなれば詰むのだから、この位置からどかすか消すのを想定して考えると。(いわゆる邪魔駒消去)
当時の自分は前者の方法しか知らず番組で紹介された問題図を解くのに時間かかってたけど、
羽生の言うとおり詰む形から逆算して邪魔な駒を消す方法を試しに考えてみたら数秒で解けて自分でもビビった。

説明が下手で長文になってゴメンだけど、ひと目で解ける人の違いというのはそこだと思う。自覚があるかどうかは別だけど。