0768名無し名人 (ワッチョイ 0902-3qsX [36.13.10.48])
2021/09/14(火) 20:31:29.28ID:Q/yQvm5L0https://news.yahoo.co.jp/articles/df7567918086248b3b21a8d5f4a552878d4fffb1
これは読んでいるときの仕草だ
棋譜は2人で作り上げるもの。豊島対藤井だったからこそ、これだけの名局が生まれたのだ。
感想戦では私は豊島をずっと観察していた。局後の勝者へのインタビュー、敗者に辛い時間だ。しかし、豊島は正座を崩さす、背筋を正し、こっそりと膝の上で指をタクトのように動かしていた。
これは読んでいるときの仕草だ。敗戦にうなだれるのではなく、何を間違えたのか、敗着をなにかと考え、反省し、次につなげようという顔だ。
マイクが向けられると豊島はこう語った。
「強い棋士と指して課題がたくさん見えてきましたし、勉強になった10局だったかな、というふうに思います」
豊島はもう前を向いている。次の竜王戦七番勝負を見ている。戦いはこれからもずっと続く。
勝又 清和