B級
PALが優勝。W@nderERとkoronに勝つことは出来なかったが、2位の水匠をしっかりと叩いて1位フィニッシュ。2日目はオペレーションも担当し千日手設定を変えるなどしたことで、あらきっぺさんもしっかりと完封した。
水匠は終盤Grampus相手に千日手を引いてPALとの勝数に差がついてしまった。ここで勝っていればPALと勝数が同じだったため、優勝もあったかもしれない。
W@nderERはPALに勝ったものの、取りこぼしも多く3位。DaigorillaZ戦では変則的な角換わりであっさり不利になるなど、後手番の定跡に粗があるようにも見えた。
Grampusは昨年から大きく順位を落とした。千日手局で勝てていれば上も狙えたが、水匠戦はあそこから勝てたかは微妙なところだろう。
Qhapaq Pretty Daabiは17局中13局で振り飛車。あらきっぺさんに角交換振り飛車の性質を利用され千日手に持ち込まれてしまった。振り飛車時勝率58%
DaigorillaZは1回戦の不戦敗が痛かった。
God_flygoooonは15局中11局で振り飛車。あらきっぺさんに不戦敗は痛いが、Grampusを後手振り飛車で破った一局は必見。振り飛車時勝率72%
koronは開始時刻を勘違いして、一回戦をとあるバイトさんに不戦敗したのが痛い。PALから千日手をもぎ取ったのは流石。
Lightweight-EFはW@nderERに勝つ金星、DaigorillaZ相手にも中盤まで優勢を築き、軽量モデル・RTX3070でもやねうら王系を打ち破る力があることを示した。一方でとあるバイトさん相手の大頓死は、DL系の課題を再認識させた。
TMOQはLightweightとの争いに破れたこと、shotgunとのノータイム指しに付き合い定跡抜けたら大劣勢で負けの一局が響き、Lightweightを超えることは出来なかった。
カツ丼将棋とshotgunは自分の時間を使うかどうか以外はほぼ同じ構えの同系ソフトだったが、この両者がぶつかった16回戦は形勢有利のshotgunが時間切れ負けという示唆に富む結果となった。
(続く)