藤井は謙虚な人柄であり、自身の数々の実績を誇るようなことはまったくない。インタビューでは常に記録に関して問われる。しかし本人は一貫して、そうした点に関してはほとんど興味がないようだ。藤井が常に追求しているのは盤上の真理だ。結果はその延長線上にある。