0001 【中国電 %】 ◆fveg1grntk
2022/05/19(木) 20:10:09.70ID:yclJAMSThttps://bunshun.jp/articles/-/54355?page=2
村山さんは窓口として将棋連盟に何度も「お願いします」と交渉してきたが、前向きな返事はもらえていなかった。
竜王のスケジュールが厳しいのは想像に難くない。棋士がイベントに参加する場合、対局スケジュールの他に連盟の公務、移動日や体調管理を考慮しての調整が必要になる。
藤井竜王への出演依頼は全国から届くが、日程上その8割から9割は難しいのが実情だ。
2月上旬には出演棋士を決定しなければ開催の準備が間に合わない。やはり藤井竜王を天童に呼ぶのは無理なのか――。そんな諦めムードが漂い始めたとき、山本市長が言った。
「私が将棋連盟に行って、直接お願いしてみよう」
2月3日、山本市長と村山さんが東京渋谷区の日本将棋連盟へと向かった。事前に市長が訪れることは連盟に伝えていたが、佐藤康光会長は翌日に関西でのA級順位戦を控えて移動しており、鈴木大介常務理事が対応することになっていた。
このときの胸中を山本市長はこう語る。
「天童市は将棋にこだわった街づくりを進めてきました。駒作りを見学できたり、歩道に詰将棋がプレートされたりしていて、観光に訪れた人たちが将棋を身近に楽しめるようになっています。ホテルではタイトル戦の雰囲気を味わうことができる。将棋連盟との関係はこれまでも深いものがありました。最終的に良い返事をいただけるはずと、信じていました」