https://bunshun.jp/articles/-/66222
 藤井とのタイトル戦は永瀬にとって悲願だが、挑戦者決定戦で渡辺明に勝ったことも嬉しかったという。渡辺との対戦成績は6勝19敗で、天敵といえるほど分が悪かったからだ。
「非公式の棋士レーティングは変わらないので、トリプルスコアはさすがにおかしいと思っていました」と永瀬は苦笑する。
 永瀬は22年2月から3月にかけて棋王戦五番勝負で渡辺に挑戦するも、1勝3敗で敗退。棋聖戦挑戦者決定戦も厳しい戦いになるかと思われたが、棋王戦中に変化があったという。
「第1、2局と連敗しましたが、明らかに棋力が足りませんでした。ただ第3局までに自分の中で溜まっていたものがうまく外に出せた感覚があって、棋力が上がった手ごたえがあったんです」。
 第3局には勝ったものの、第4局には負けて奪取はならなかったが、得たものは大きかった。

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実際、直近は五分