どこまで行っても同じ将棋なので
数十年後の将棋を理解できない、ということはないでしょうね
香がバックしたり桂馬が横に飛び始めるわけでもないのだから
数学の進歩よりはずっとたかが知れたレベルでしか将棋の定跡は進歩しておりません

大山十五世が68歳でも羽生森内谷川らを倒せた
1991年とかそのころの話
そこまでは将棋についてこれて、それ以降1992年以降はついてこれない、
ということもないです
「藤井システム、居玉のまま戦うんだ、藤井猛さんすごいやり方編み出したじゃない」
「横歩取り85飛、ひと工夫だね」
などと大山レベルならば当然解析できてしまうわけですからね
だって大山以下の現代棋士の大半が理解できたわけだから
加藤一二三も内藤も桐山も田中寅などなども、ね

同様に今の藤井竜王・名人が30年後、50年後の定跡を理解できないということも
有り得ないわけです
ルールが同じですからね
言うほど難しいところはないのです

だから結局終盤力勝負になります
今の藤井、50年後の藤井、どちらの終盤力が上か
基本はそこで勝負が決まるのが将棋であります
定跡を知ってるかどうかで決まる勝負は現代でも少ないですね
中盤終盤で最後に間違ったほうが負けるのは過去も未来も同じかと

七冠時の羽生さん、今の羽生さん
勝負が決まるのはどちらのほうが早く手が見えるかというあたりでしょう 計算力
七冠羽生に読みにない手を終盤に指された場合、今の羽生さん10年後の羽生さんが対応できるか?

将棋が古いうんぬんよりも結局は終盤読めてるかどうかでしょう
素人ほど序盤しか分からないのでそこらへんの評価が難しいのかと