【王座戦】藤井聡太8冠に国民栄誉賞の可能性、授与なら史上最年少「反対する人はいないだろう」
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前人未到の8冠を達成した藤井聡太竜王には今後、史上最年少となる国民栄誉賞への期待が高まっている。唯一無二の立場にのぼりつめただけに「反対する人はいないだろう」(政界関係者)。藤井が、史上最年少名人&7冠を達成した今年6月には、松野博一官房長官が会見で、国民栄誉賞授与の可能性を問われ「個別の授与の検討状況には答えを差し控えたい」としながらも「これまでのご活躍と努力に心から敬意を表したい」とエールを送っている。政府が仮に打診した場合は藤井サイドの意向を踏まえた上での対応となる。

 これまで国民栄誉賞の個人の最年少受賞者は、第2次安倍政権の2018年7月に授与されたフィギュアスケートの羽生結弦さんで、当時23歳だった。岸田政権では今年3月、パラリンピックの車いすテニス男子で4個の金メダルを獲得した国枝慎吾さんに授与されている。

 一方、国民栄誉賞以外でも、表彰対象となる可能性がある。それは「内閣総理大臣顕彰」だ。実際、羽生善治九段が1996年2月に将棋界初の7冠を達成した時、政府は羽生に国民栄誉賞授与を打診した。しかし、羽生側が「時期尚早」として辞退したことで、最終的に同顕彰の授与となった経緯がある。

 内閣総理大臣顕彰は、国家、社会に貢献し顕著な功績があった個人、団体が対象。対象の1つに「学術及び文化の振興に貢献したもの」とある。最近では、日本選手で初めてマスターズを制し、日本男子初のメジャー制覇を成し遂げた男子ゴルフの松山英樹に贈られている。