二上
「もう大山さんには勝ったと思った時期は2度ほどあったんです。タイトルを奪取し棋力的にも追い越したと。
でも翌年、名人は当たり前のように挑戦者になってやってきました。他の棋士たちは何をしてるんだろうとの怒りに近い気持ちを持ったこともありました。
そして又私は倒されました。まるで悪夢を見ているように‥‥」