――棋王戦第1局で持将棋だった。その所感と第2局以降について。

 「第1局は途中の70手辺りまでは自分自身考えたことのある形。入玉を巡る戦いになって、その中で先手が後手に入玉される前に手を作るのがポイントになると思っていました。でも実際に指してみると伊藤七段に上手く受けられて手段を出していくのが難しかったかなと思う。入玉は伊藤七段のプランでは合ったと思うので、こちらにとって細かい課題が残りました。まずはどう指していくか考える必要がある。第2局以降については、伊藤七段の序盤の認識がどの戦型でも非常に深いので、こちらが遅れをとらないように準備する必要があると思いますし、棋王戦は4時間と王将戦に比べて短い。その点も意識して決断良く指していく必要があるかと思います」

俺にはイトタクが持将棋を目指した指し方をしてからも藤井は寄せる筋を探して悩んでいるように見えたけどな
イトタクは去年の棋王戦のときのように色気を出さずに持将棋目指して正解だった
素直に2人の若者を称えたらいいのに