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彼が会社を去るにあたって、お金のことで揉めた。
いや、先方の認識がどうかはわからないし、法的客観的に見てどうなのかも私は知らない。
しかし少なくとも私の認識では「揉めた」という解釈がピッタリで、とても理不尽な感情に何度も襲われた。

それはたぶん、これまで抑圧してきた数年分の澱のような感情も引き連れていたと思う。
とにかく消化しないまま飲み込んだようなものをたくさん抱えて、私は一人で会社を背負っていくことになった。
そして「もうこの人とは関わりたくない」と初めて思った。
離婚した時はそんなふうに思わなかったけれど、ついにそう思った。