アルベール・カミュ Albert Camus4
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>>768 『異邦人』と『シジフ』、『ペスト』と『反抗』みたいな感じか? 『反抗』だけはかったるくて読破してない。 『反抗的人間』てタイトルからしててっきり小説かと思い込んでいたら、なんだ評論なんですね。拍子抜けした しばらく前に話題になったサルトルとの論争(その前哨戦としてのジャンソンからの批判)を受けたのが 『反抗的人間』だったね。当時、サルトルらはソ連を支持していたが、カミュはファシズム同様、スターリニズムも批判した。 その後の論争でのサルトルの言動はエリート臭が酷かった。 カミュのスレがこんな後ろにあるとは 文学板も危機的状況 今カミュの戯曲をポツポツと読んでいるのだが、戒厳令なんていいね まだ途中だけどさ 黄昏の影はあたかも灰色の水のように店内に侵入し、夕空の薔薇色は窓ガラスに反映し、 そしてテーブルの大理石が、漂いはじめた暗がりのなかでほのかに光っていた。 人気のなくなった店内のまんなかで、ランベールはとり残された亡霊のように見え、つまり彼の放心の時刻なのだなとリウーは思った。 一か月待ってレス無しかよ! ところでオレは無口だけど人間嫌いというわけではなく 地上的な快楽を愛しているムルソーが好きです カミュも好きだけど 個人的に戯曲はサルトルのほうが面白いと感じた。 あと結構キリーロフについて、唯一理性に基づいて自殺したといってたけど やっぱキリーロフの自殺は我意による自殺は失敗に終わったのではないかな。 スタヴローギンもいってたけどキリーロフは失敗と終わったといってるし。 その、ちょっと生々しい話になるけどさ サルトルはカミュの容姿に嫉妬してたんじゃないかって思うんだよね。 俺もキリーロフは自殺することにビビって逃げようとしたけど 無残にもピョートルに殺されちゃったんだと思っている 『シューシュポスの神話』の最後で 「ぼくはシーシュポスを山の麓にのこそう!」 「シューシュポスは、(中略)岩を持ち上げるより高次の忠実さを人に教える」 って書かれてるけど、これは結局、 何度でも岩を持ち上げて生きていくべきだと言ってるんだよね? この部分の訳だけ読むと、「岩を頂上へ持っていかない人生を生きるべき」 「山の麓だけで生きるべき」と誤読してしまうけど >>793 絵だって印象派とルネサンスと現代アートで全然違うんだし 文学も全部理解する必要ない 気に入ったもの、琴線に触れるものを探しなよ 俺もペスト読んだけど真意を汲み取れていない気がしていらいらした 海外文学はよくわからない ペスト読んでみようかな エボラ流行ってるし、臨場感増すかも シーシュポスを推す カミュの言いたいことが直球で書かれてる 異邦人のムルソーって今でいう「真面目系クズ」じゃね? ムルソーはコリン・ウィルソンのいうアウトサイダーだよ オレもムルソーは真面目だと思った。 感情がないとは思わない。 アラビア人と合わなかったら普通に暮らしてたんだろうな >>798 しかし、直球じゃないところに、文学の滋味が芽生えるんじゃないのかな ムルソーはそこらへんによくいる普通の人間だと思う 客観的に物事を考える癖が身についているだけで 「異邦人」での死刑論は、後に「ギロチン」に引き継がれてるね 俺は「ギロチン」のほうを先に読んだんだけど、 「異邦人」のほうがだいぶ前の本なのに、書いてある内容が共通しているので驚いた 今日ママンが死んだ。もしかすると昨日かも知れないが、私にはわからない。 「ハハウエノシヲイタム、マイソウアス」 これでは何もわからない。おそらく昨日だったのだろう。 合ってるかな?異邦人好きすぎて暗記してたんだけど(;´Д`) あっ、養老院から電報をもらった。ってのが、抜けてたような(;´Д`) それは、私が不幸の扉を叩いた、四つの短い音にも似ていた。 確か、これが第一部の最後だよね(;´Д`) 異邦人いいんだけど 訳文がなあ 1行目のママンではやくもウンザリする 古典新訳とかで訳しなおして欲しいもんだが 権利関係難しいんかな >>808 中村光夫訳も読んだけど、そっちのほうが訳としてはこなれていたな だけど個人的には窪田訳のほうが冷たくて好きだ たしかに古典新訳で訳し直してほしいとは思うが 大柴晏清という人もKindle版で『異邦人』を訳してるようだけど、 読んだことある人いる? >1行目のママンではやくもウンザリする じゃあ、この2行、きみならどう訳すんだ? Aujourd'dui, maman est morte. Peut-etre hier, je ne sais pas. Aujourd'hui, maman est morte. Ou peut-etre hier, je ne sais pas. いや、だったかな? 俺はいつだってここにいる おまえは今までどこにいた どこへいくつもりだ 俺はどこにもいくかない ペスト、異邦人、幸福な死以外でおすすめ教えてーや 戯曲以外 >>805 今日ママンが死んだんだな。もしかすると昨日かも知れないが、私にはわからないんだな。 「ハハウエノシヲイタム、マイソウアス」 これでは何もわからないんだな。おそらく昨日だったのだろうな。 >>778 >『異邦人』と『シジフ』、『ペスト』と『反抗』みたいな感じか? いや。それと逆に結合すれば正解。 『異邦人』と『反抗的人間』。『ペスト』と『シジフォスの神話』というふう。 そうやって今一度お読みになるといいと思う。 『反抗的人間』と『革命か反抗か』を読んだけど、ソ連崩壊のことを考えると結果的にカミュの勝利かなと思った。けどカミュの反暴力の立場もナイーブ過ぎる気もするし、モヤモヤする。 晴れた日には『異邦人』を読もう―アルベール・カミュと「やさしい無関心」― 東浦 弘樹 (著) 出版社: 世界思想社 (2010/9/8) カミュ (ガリマール新評伝シリーズ―世界の傑物) ヴィリジル・タナズ (著), 神田順子 大西比佐代 (翻訳) 出版社: 祥伝社 (2010/12/13) 死刑囚たちの「歴史」―アルベール・カミュ「反抗的人間」をめぐって 竹内 修一 (著) 出版社: 風間書房 (2011/3/15) 対訳 フランス語で読もう「異邦人」 (フランス語) アルベール・カミュ (著), 柳沢 文昭 (著), Albert Camus (原著) 出版社: 第三書房 (2012/9/26) 最初の人間 (新潮文庫) カミュ (著), Albert Camus (原著), 大久保 敏彦 (翻訳) 出版社: 新潮社 (2012/10/29) アルベール・カミュ研究―不条理系列の作品世界 粟国 孝 (著) 出版社: 大学教育出版 (2014/01) カミュ 歴史の裁きに抗して 千々岩 靖子 (著) 出版社: 名古屋大学出版会 (2014/4/18) われ反抗す、ゆえにわれら在り――カミュ『ペスト』を読む (岩波ブックレット) 宮田 光雄 (著) 出版社: 岩波書店 (2014/6/5) 生誕101年 「カミュ」に学ぶ本当の正義: 名作映画でたどるノーベル賞作家46年の生涯 石光 勝 (著) 出版社: 新潮社 (2014/7/31) あなたは40代ロサンゼルス府警新聞作りですか?ドーハの悲劇「中国衝撃イヤフォン」「中国悪夢イヤフォン」ですか? それともいくつですか?huluさん? それともいくつですか?huluさん? それともいくつですか?huluさん? 異邦人を読んだ 何が言いたいのか、よくわからなかった。 特に、最後にムルソーが司祭に対して切れ気味に叫んだ言葉の意味は、 全く分からなかった。 ただ、客観的に見れば訳の分からないムルソーなのに、裁判の時の描写では、 彼を否定的に論ずる検事に反感を抱き、彼を応援してしまった。 異邦人であるはずのムルソーに感情移入して、普通の人たちに敵意を抱いてしまった 何故かはわからない。 ムルソーは基地外ではなくて、私は彼を愛していますみたいな感じでカミュが擁護している文章を読んだことがあるな。 異邦人みたいに人間の無意識の生理的な反応を、 理屈を持って裁くという不条理は日常にわりと多そう まあああ言うしかないよね事実だし 「通常の論理の一貫性が失われている男、ムルソー」(新潮文庫の煽りより) よくわからんな ムルソーは彼の中では一貫した論理で生きているんじゃないのか 不条理とかよく分からないけど、転落追放と王国で、この人死にそうだな、おもたわ 著作はいろいろよんでたなぁ >>835 異邦人の文章は断絶があって、一文ごとに細切れになるような文体であるっていう評を見てなるほどと思ったな 一つの章句と次の章句との間で、世界は無に帰し、再び生まれる。言葉は、それが築かれるや、虚無からの創造だ。 『異邦人』の章句は一つの島である。我々は、章句から章句へ、虚無から虚無へと、滝となって落ちる。 カミュ氏が複合過去形でこの物語を作ることを選んだのは、各章句単位の孤立を強調するためである いや、サルトルの異邦人評なんだけど カミュは実際、『シーシュポスの神話』の中で、「たえず意識の目覚めた魂の前にある現在時、そして現在時の継起、これこそ不条理な人間の理想である」と説いている。 短く、とぎれとぎれで、相互に因果関係をもたない複合過去形の文体が、ムルソーにおける「現在時の継起」としての「時の経過」をきわめて巧妙に反映している。 文章は「そこで」、「そのとき」、「そのあとで」、「すぐ後で」、「少し経って」、「それから 」によって頻繁につながれる。 この辺はフローベールの「単純過去」でない「半過去」を選択しているのと同様で、テキスト上もぶつ切りを狙っていると思う それぞれに、生い立ち、生き方であり、 自分にとっての真実は自分にしか宿らない訳で 他者との違い、そこに死の恐怖さえ超えて、 自らの生命の光を感じる 誰もが異邦人という青臭いテーマだけど、 作家の個人への応援歌はやはり惹かれる 『幸福な死』いいと思うんだよね 、『異邦人』よりも >>844 まだ途中だけど。 第一部の四章のメルソーとザグルーの会話がいいね。 異邦人なんか軽いな コンセプトがいい感じなのはわかるが… 薄いからさっさと読んじまいたいけどなかなか興味深くならない みんな「異邦人」とか下らないって言うけど、僕は割と好きなんだよな。 最初の人間は未完の断片で、素朴なタッチだけど、自伝的な話で割と好き >>839 >>たえず意識の目覚めた魂の前にある現在時、そして現在時の継起、 これこそ不条理な人間の理想である (1) 英訳版では The present and the succession of present moments in the face of a conscious soul—that is the ideal of the absurd man. http://philosophy.lander.edu/ethics/camus-brown.pdf (2) フランス語原文ではどう書いてあるか? Le présent et la succession des présents devant une âme sans cesse consciente, c’est l’idéal de l’homme absurde. http://libresavoir.org/index.php?title=Le_Mythe_de_Sisyphe_d%27Albert_Camus#sthash.uL4AjhUt.dpuf Le Mythe de Sisyphe d'Albert Camus 『カミュを読む評伝と全作品』を丹念に読んでいる ママンに冷たいその罰に死刑判決を言い渡される不条理、と思っていたが、三野氏の解釈によれば「母の世界」の住人であるムルソーは「父の世界」においては異邦人であり、殺人事件を犯したことによって、ムルソーは最後「父」によって処罰される、ということだった 父がムルソーを裁く拠りどころはなにですか、神かな カフカっぽい読みだね >>859 そんな小難しい話じゃないだろ。 これだから評論家は嫌。 無意味に話を理屈っぽくする。 まあ同意しとく 過大評価することに慣れるのはよくない こんなもん過大評価でも何でもないだろ 俗流フロイト主義か何か知らんが 「母の世界vs父の世界」みたいな図式にはめ込んで一丁上がり、 みたいなのはむしろ過小評価じゃなかろうかと思うよ >こんなもん過大評価でも何でもないだろ >むしろ過小評価じゃなかろうかと思うよ お前カッコいいな。 格好良いのは俺だけだぜバカども。 カミュなんてな時代遅れなんだよ。 ドストのほうが最先端ってイメージがある。 たとえお前の言う通りカミュが時代遅れで ドストエフスキーが今なお新しいのだとしても その新しさが「カミュと比べて」のものに過ぎないなら それもまた十分に時代遅れだわ お前はドストエフスキーを最先端と評価した気分に浸ってるだけで ドストエフスキーの何が最先端なのかを分かってないってことだよ (だって「イメージがある」だけだもんな、しょうがないよ) ひるがえって当然カミュの何が時代遅れなのかも分かってない つまり何も分かってない 何も 想うに『異邦人』がスタンダードになりすぎたのかな 薄くて手にとりやすいこともあって それと較べてドストエフスキーは常套ではあっても今後もスタンダードにはなりきれない それは単に分厚いし長いという理由で 補足 ああ、だからドストエフスキーは常に新鮮な印象をキープできるはず、という意味です 最先端とか何とかの話のついでに… 神風特攻隊の話を「昔の話」って切捨てた知人を思いだした そういう奴等はおそらく『異邦人』も「昔の話」としか捉えられないんだろう でも、現代には実際に「殺してみたかったから殺した」という事件もあるからね 神風特攻隊にしてもいまでも会社のために働いて死ぬような奴等はたくさんいる どちらも「昔の話」と切捨てられるのはそこで提示された問題を解決したあとの時代の事だろう 例えばカミュの『異邦人』が「異邦人の排斥」を描いた作品だとしよう 当時あるいは作品内の社会においては常識的感覚とそうでない感覚(ムルソー)というのがハッキリと対立していて 裁判は不合理・不条理な手続きともいえる方法で進められムルソーという異邦人を排斥するけどこれは現代社会にもよくある話 未だに異邦人を排斥しがちな日本社会では過去の話ではなく他人事でもない、自分も似たようなことをしているしされている訳 とはいえ、作中にあるような一見不合理・不条理な手続きないし異邦人の排斥が社会に不必要かというとそれも難しいわけですよ 例えば裁判なんて大真面目にやるものですら「殺してみたかったから殺した」奴等の扱いには困るし職場なら変人は邪魔になるよ 十年位前まで精神病患者を結構理不尽に強制措置入院させていたこともあるし現在では定型と非定型(発達障害)という区別もある 反精神医学が一時期流行したけど精神医学における正常と異常の区別も多数派の感覚なのかそうでないのかみたいな事でしかない 要するに、「異邦人の排斥」というのはある特定の時代に限定した問題ではなくいつの時代でも不完全な根拠に基づいているのよ ただ、仮に異邦人認定や排斥が不完全な根拠に基づいていたとしても不必要かといえば難しく故に異邦人問題は根強いんだろうよ そもそも、人間がある特定の他者を異邦人や異常者とみなす判断自体が無自覚に働くものだし大抵は自分基準の印象論なんだよな >>835 にある「通常の論理の一貫性が失われている男」という新潮文庫の宣伝文すら不条理・不合理な裁判にムルソーをかけた結果 俺は『異邦人』をこういう読みかたしているからすこしも「昔の話」とは思わないし「下らない話」とも思わない むしろ、どういう読みかたをしたら新鮮味の欠けた話になるのか下らない話になるのかわからない ただ「日常的な問題だからこそ新鮮でもなんでもない」ってくらいな意味でならわからなくもないな お邪魔しますよ 投票実施中 9/11(日)23:59までに投票して下さい 文学板ID制を導入に関する投票スレ [無断転載禁止]©2ch.net http://tamae.2ch.net/test/read.cgi/vote/1473074707/ なんだよ 急な話だな ずっとまったり平和にすごしてたのに・・・ いつだってこんな調子で突然にどの板も2chの良さだった匿名性が失われていくんだ という意見も尊重したいため、あえて「雑談系」以外のスレにも告知してます。 自分は賛成派だが、反対ならその意見を投票して欲しい 荒らしにとっての小春日和の季節が終わったという事ですね。素晴らしい。 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
read.cgi ver 07.5.1 2024/04/28 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる