>>157
再び色川名義で小説を書き出してからは、文壇の偉いさんへの付け届けは欠かさず、それが「怪しい来客簿」以降、悉く賞レースに勝ち残る事に繋がった一因。
色川はそういう所で極めてドライに、自分が文学で食っていくためには何が必要か、良い小説を書くだけでは足らないものは何かを見定めていたと思われる。博打のシノギと同じように考えていたのだろう。