ルイ=フェルディナン・セリーヌ2
>>126
「カミュだって!」私に向かって手近の花瓶をたたきつけんばかりの剣幕で、
「カミュだって!」呆れたような口調で繰り返し、
「奴はクズだ......お説教屋だ......年がら年じゅう民衆に向かって何はいい、
何はいかん----何をしろ、何をするなと言いつけてばかりおる......
結婚しろ、結婚するな......そんなことは教会のやることさ......奴はクズだ!」
セリーヌ会見記 ロバート・ストロンバーグ 異邦人のラストなんかはセリーヌには我慢ならないのかねw
教誨師相手にまくしたてる場面。俺は好きなんだが。 ベルンハルトも「カミュはお説教屋のクズ野郎だ」って言ってたらしいね。 「嘔吐」の冒頭にはセリーヌが引用されてなかったっけ? 夜の果てへの旅はだんだん幻想小説を読んでる気分になってくる 『なしくずしの死』を読みました
すごく面白くて、作者に興味を持ちました
『セリーヌ伝』フレデリック・ヴィトゥーを買うか、ちょっと高いし迷ってます
買った方がいいでしょうか? >>150
人に依存せずに買いたきゃ買えばいいだろ。 夜の果てへの旅は戦争のところとニューヨークへ行くところと医者のエピソード以外面白くなかった >>152
人に依存せずに買いたきゃ買えばいいだろ。 最近のユリイカの特集は
蜷川実花とか貴志祐介とか角田光代とか
やくしまるえつことか、そんなんだぞ 日本の社会全体が劣化してるからな
団塊が社会とを主導した90年代以降特に目に見えて酷い 売れるためならなんでも企画する
エヴァですら特集していたくらいだから、推して知るべし セリーヌもマレ地区とかで「ユダヤ人を燃やせ!」とか在特会みたいにデモしてたのかな セリーヌはユダヤ人の大金持ちが嫌いだっただけなんでないの? 特定の階層だけじゃなくてユダヤ民族全体を憎悪、攻撃した故にあれだけ糾弾されたのかと思った
政治パンプレのたぐいは読んだことないから実のところはよく分からないけど ユダヤ人批判自体がご法度だからねえ。パレスチナ問題とか明らかにユダヤ人が間違ってるのに
マスコミでは「パレスチナ過激派」の「テロ」と戦う「正義のイスラエル」って文脈じゃないとダメ ムードンに移るとわたしはすぐに家でクラシック・ダンスと民俗舞踊の教室を開きました。
自分のメトードを伝えたかったのよ。そうしたら口伝えに聞き知ってすぐに生徒が来始めた。
最初がロジェ・ニミエで、彼がお客を紹介してくれた。たとえば当時の『フィガロ』の社長の奥さんとか。
続いてすぐに女優や、作家や作家の奥さんたち。
フランソワ・クリストフ、ジュディット・マーグルとその妹さん、マルセル・エメの娘さん、
レイモン・クノーの奥さん、フランソワーズ・ファビアン、とてもきれいな人だったけどこの人は
習いもしないでスペイン舞踊をしたがるの。
クリスティーヌ・アルティノー。シモーヌ・ガリマール。もう忘れてしまったけどほかにもたくさんの人が通って来たわ。
アルベール・カミュもよく来たわ。彼は生徒の一人、女優のジュディット・マーグルの妹と恋をしてた。
わたしたちはお嬢ちゃん(シフォン)と呼んでたけど。ある日わたしが彼をセリーヌに引き合わせようとしたの。
そうしたら《無駄ですよ。彼がわたしのことをどう思ってるかよく知ってますからね》だって。その通りだったわ。 ロラン・バルトとか、フーコーとか、デリダとか、構造主義とか。
こういう感性の鈍い、頭の悪い手合いにかぎって、内容空疎なくせに、やたらと難解めかした文章を書きたがる。
それを頭の悪いフランス語教師連がわかったような深刻づらして有難がっているんだから、どうしようもない光景ですね。
国書刊行会の「セリーヌの作品」ですか?
第四回配本以降はとうとう監修者としてのぼくの名前をはずさせました。
ぼくが良心的見地からこれは駄目だと判定した訳文は本にしないという最初の約束だったんです。
第一回配本「なしくずしの死」からクレームをつけつづけてきたんですが、なかなか要求どおり聞き入れない。
「死体派」の訳文にいたっては、とうてい活字にできるようなしろものじゃない。
それを版元は、営業ベースでどうしても刊行するといって聞かない。
もう勝手にしやがれです……男子一生の仕事が泣きますよ。 知らんが生田耕作?
この人もフランス語できなかったという噂だが… セリーヌとジュネって似てるってよく言われるから泥棒日記を読んでみたけど、
そこまで似てなくねって思った。 セリーヌに似てると聞くのは、ヘンリー・ミラー
セリーヌは暗い、ヘンリー・ミラーは明るい、らしい
海外でセリーヌが好きだと言うと、反ユダヤ主義を肯定していると誤解されるのかどうか知りたいのだが…… ジークマリンゲン城
現代に当てはめるとどこが相応しいのだろう
ホワイトハウス?
北京中華政府? >>174
運が悪かっただけやろ
俺のはちゃんとしてるで >>176
いや、いま並んでるやつはどの書店で見ても下巻は背表紙がズレてるよ。
最も新しく刷られた版は紙質を改善?したためこれまでの版より厚みが出たのに対して、カバーはこれまで通りのものを使用しているため背表紙がズレてしまったものと思われる。 >>177
いや単にハズレ引いただけだと思うけど
俺の持ってるのは初版だからよく分からんけど
ついでに他の河出文庫も見たけど、例えば『さかしま』(第9刷)とかもズレてないぞ 『なしくずしの死』の飜訳は河出文庫の高坂和彦訳より『集英社ギャラリー [世界の文学] 9 フランスIV』収録の
滝田文彦訳のほうがいいですよ。 >>178
いや最新のなしくずしの死の下巻だけはほんとにズレてるんすよ 信じてくださいよ
機会があったら書店で是非見てくだされ >>180
疑ってすまんw
とりま本屋行ったときは注意してみてみるよ >>181
見たら報告してくれると嬉しいです よろ 俺の近所の本屋に置いてるやつもそれはもうズレまくってる 結構大きい本屋に行かないとないよな
『夜の果てへの旅』にしてもそうだけど >>179
あの滝田訳はいいね。あの訳で読んだからこそ感動できたといえる。 最近ね、僕ね、持ってるなら読もうよ、ってね、思えるようになったんだ 全集?の外見がすこぶる格好いい
いいインテリアになる あらゆるものにのんを突き付けていたらユダヤが引っ掛かったんじゃないかな
センソウ嫌ってたみたいだし この人とハムスンは
破天荒な生き方を誇りにしてたら
とんでもないものに引っかかってしまったってという感じでとても惜しい エリートでありながら常に貧困者の目線で世界を見てたから資本を牛耳るユダヤを憎んだのでしょう でもいまでも貧民のユダヤ人の方が多いよ
おまけに差別されてるし どんな作家でも時代からは逃れられないからな・・・と思ったが
反ユダヤではない作家も大勢いたので擁護にならなかった 似ているといわれるジュネは『シャティーラの四時間』で明かなとおり、反ユダヤではなくパレスチナ擁護派だったね セリーヌはいずれ世界は黒人のものになると預言しています。 セリーヌもあと10年ほど生きていればブランキに行きついたのかね? つか、セリーヌとブランキは別人だから
セリーヌなりの10年後に行きついただろ
何百年長生きしようとブランキには行きつかない ジークマリンゲン城でリゴドン踊りしたい
ところで、ギニョールズバンドって、どんな腰巻?それともバンド? フランス語の「バンド」は、英語でいう「ボンド」だな
つまり接着剤ってこと
少しは勉強しろ ふーん、じゃあ、ギニョールズってなに?
ギニョールズ接着剤? Guignol's band
グラン・ギニョール(Grand Guignol)とは、フランス、パリに19世紀末から
20世紀半ばまで存在した大衆芝居・見世物小屋のグラン・ギニョール劇場
(Le Théâtre du Grand-Guignol)のこと。またそこから転じて、同座や類似
の劇場で演じられた「荒唐無稽な」、「血なまぐさい」、あるいは「こけお
どしめいた」芝居のことをいう。フランス語では"grand-guignolesque"(「
グラン・ギニョール的な」)という形容詞は上記のような意味合いで今日でもしばしば用いられる。
ギニョール【(フランス)guignol】とは。意味や解説。《「ギニョル」とも》操り人形で、人形の胴体の中に手を入れて指で操るもの。また、それによる人形劇。 >>212
勉強になりましたm(__)m
それにしても、ちなまぐさい、こけおどしめいた、とは多義的ですね
あやつり人形ですか・・・ビィシー政権を指しているのか、ユダヤ人のことを暗示しているのか… Rigodon, Gallimard, Paris, 1969. ┌─┐
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栗原裕一郎「AKBこそ文学!ぼくちゃんのドルヲタ勃起を見るがよいぞ!」 『城から城』『北』『リゴドン』が一冊に収まった『筑摩世界文學大系 80 セリーヌ』(筑摩書房)復刊してくれ 『筑摩世界文学大系68』に収録されてるフラン・オブライエン「第三の警官」 は
白水Uブックスから復刊されたな 国書の夜の果てへが欲しい(´・ω・`)
装丁かっこよすぎ 勘弁マスターは国書の全集もちくまの三部作合本も持ってたなぁ・・・ 国書の『ギニョルズ・バンド』と『ギニョルズ・バンドII』と『戦争・教会 他』復刊してくれ >>217
その筑摩版が出版された時、俺は国書版でその3作を揃えたところだったので、買わなかったな。
翻訳はどっちがいいんだろうか? 両方持ってて両方読んだが
どっちもどっち
どちらかひとつっていうなら見た目重視で国書でいいんじゃないの 夜の果てへの旅に出てくる卵うどんってなに?
カルボナーラ? 『夜の果てへの旅』の高坂訳を借りて読み始めてるんだけど、
絶対こっちの方が生田訳よりいいと思うんだが、なぜ評価されてないんだ・・・
有名な小説だけど面白くないなー、と思ってたけど別訳で読んだら超面白い。
高坂版の文庫がでないかなぁ ルイ・ヘルディナン・ドゥ・セリーヌ。
創業は革製品。 生田は信者形成に長けていたからなぁ
高坂のとこを貶しまくりだったし
地下鉄のザジなんかも新訳出したほうがいい セリーヌか・・・
かあさん、ボクのあのセリーヌの「旅」、どこへ行ったんでしょうね。 >>231
俺も高坂訳の方が断然面白いと思う。
高坂氏にはゴールデン街で会う機会があったが、
生き方がセリーヌ的だった様に思えた。 『夜の果てへの旅』は生田耕作訳で読み、あまり面白くなかった。
『なしくずしの死』は滝田文彦訳で読み、べらぼうに面白かった。
亡命3部作は国書版を買ってあるが、まだ読んでいない。