木下杢太郎が古代エジプトに存在したテーベ という街
(百の城門がありどの門から 入ってもその大きさが分からなかった)
を喩えとして鴎外の幅広く深い教養を賞賛したこと。

ちなみに、「堂々たる建築だけれども、中に入ってみると、畳がしかれていない感じだ」
というのは三好達治による坂口安吾評。