森鴎外
>>413
国費だから貧乏なんだよ
江戸の頃から公費留学といえば手許不如意と相場が決まっとる >国費だから貧乏なんだよ江戸の頃から公費留学といえば手許不如意と相場が決まっとる
?
福沢諭吉は支度金を実家の母親に仕送りしたらしいし、
同時期に官費で洋行した仙台藩の玉虫によると飲み残しの酒を平気で捨てたりと
国許では平時にしないような贅沢行為をしていたそうです。
幕府使節ではない長州X(伊藤博文など)にしても結構贅沢三昧だったらしいので、
出張経費や交際費で遊行三昧というのは古来から続く日本文化なのかもしれない。
そもそも“公費””私費”という考え自体がないのね。
丸山真男が指摘するように“公”に自己がビルトインされているから
組織内における利己的行為が公的行為として肯定されてしまう。
であるならば私的行為は公から排除されたものによる物好きの行為として嘲笑あるいは蔑視される。 贅沢三昧と貧乏ってのは両極端なわけだ。
漱石の留学生活は経済的に極端に貧乏だったわけじゃない。
ロンドン時代の漱石が国費留学だから貧乏で、だから女ッ気がなかったと考えるよりは
まじめだから本ばかり買って下宿にこもっていたから女ッ気がなかったと考えたほうがいいだろうな。 ×まじめだから本ばかり買って下宿にこもっていた
○ノイローゼだったから本ばかり買って下宿にこもっていた >>まじめだから本ばかり買って下宿にこもっていたから女ッ気が
なかったと考えたほうがいいだろうな。
漱石の性格からして、「ロンドンの赤線で女を幾ら幾らで買いました。」
とか、日記に付けとくタイプじゃないよなw
しかも、女の容姿とかに○△×をつけるとかw
だが、墨東きたんの荷風は自分の金で遊んでたのだからそれでも可。
鴎外の実学としての医の留学生と、虚学の文学の留学生の漱石では、
陽陰の対照もあったのではないか? >>427
鴎外が付き合ったドイツ娘というのは、当時16歳のルィーズだという説が定着してるようだけど、そうなのかな。
ドイツ娘の16歳というのは、もう大人なんだろうね。
ジュリエットだって14歳とかいう話だし。
日本もそうだけど、当時は今と比べるとかなり早婚だ。
それにしても一人で船に乗って日本に来たっていうのには驚く。
そのくらいの情熱があったんだから、ドイツに帰国してからは幸せをつかんだことだろう。 >>428
鴎外の自由恋愛とか、俺はあまり信用してないw
東京では彼は妾をおいていたようだが。
ルィーズはドイツの赤線の女かも。
仮にそうだったとしたら、鴎外や陸軍の名誉の為にカッコイイ話を
マスコミも含めてデッチアゲたかもね。
鴎外は権力者として文壇全体に圧力をかけ得る実力があったろうし。
>>それにしても一人で船に乗って日本に来たっていうのには驚く。
ほんとに、そんな事件があったのかすら、俺は疑ってる。 >>429
アンナ・ベルタ・ルイーゼ・ヴィーゲルトというのは裕福な洋服屋の娘だったとか。
鴎外の4人の子供(茉莉、杏奴、不律、類)のうち、「あんぬ」と「るい」の二人の名前は、この人からとったんじゃないかともいう。
とはいえ、エリーゼ・マリー・カロリーネ・ヴィーゲルト(当時21歳ぐらい)という説も強いらしい。
こちらも、「まり」が一致する。
ドイツで女遊びをしていたかどうかはわからないけど、売春婦だと、船賃を工面するのは難しそうだ。
その娘が日本に来たのは、鴎外の身内が語っている以上、間違いないだろうから。 >>鴎外の4人の子供(茉莉、杏奴、不律、類)のうち、「あんぬ」と
「るい」の二人の名前は、この人からとったんじゃないかともいう。
それら全部は鴎外の日本人の嫁さんが産んでるんだぜw
鴎外が自分の娘の名前を自分に所縁あるドイツの女の名前から
取ったとしたら、勝手過ぎだろw >>431
鴎外は始めの奥さんとは、長男於菟(オットー)の出産後、その乳呑児を連れて家出している。
離婚して10年以上たってから2番目の奥さんと結婚、4人の子が生まれた。
「舞姫」が発表されたのは、はじめの奥さんと結婚した1年後で、その年に離婚。
2番目の美人の奥さんと同居の鴎外の母親との仲が悪かったのは有名。
いくら欧化思想が強かったと言っても、子供に西洋人の名前を付けるのはどうなんだろう?
ちなみに、オットー、フリッツはドイツの男性名、マリー、アンヌはフランスの女性名、ルイはフランスの男性名で女性の場合はルイーズとなるそうだ。
そしてそのドイツ女性とは、生涯文通を続けたたらしい。 鴎外に限らず、明治の思潮と言うのは日本を捨てて西洋を学ぶ、ということだからね。
その動きに若干の反動もあったけど、基本は変わらない。
明治期の思潮が日本を失わせた根源なんだろう。 鯖の味噌煮を頼む度に感慨深くなる
人生、分からんなあ、と考える >明治の思潮と言うのは日本を捨てて西洋を学ぶ、ということだからね
やれやれw たとえば「和魂洋才」という言葉がどんなふうに作用していたかも知らないんだろうね。 >>445
読んだよ
エリスのモデルがおばさんになった時の写真がでてた
ちょっと雑然とした内容で、どこまでが推論でどこまでが事実であったかがよく読まないとわかりづらい 二番目のかーちゃん、とても美人
鴎外さんは面食いだ 出戻りで、処女ではないのに、鴎外は三カ月、手を出さなかったと、
奥さんが、自分を主人公にした小説に書いているらしい。 ルースベネディクトの菊と刀には、「恋愛や性的な享楽に関する日本人の態度が
われわれには理解しがたい」とある。「日本人はアメリカ人の恋人に捨てられ、
みどり児膝にかき抱き(with my baby on may knee)悲嘆に暮れる若い女性の
物語や詩を読むと、これらの私生児の母親たちを日本の「自由意志による妾」と
同一視する。」とあります。エリスに対してはもっと純粋な目で見ていかないと
自分たちの恥をさらしているような気がする。 >>451
実の母と、変な男に刷り込まれた女の感性が、ゴキブリそのものに感じたんだろう。
そうでなければ、一世紀後まで文豪扱いされるわけねえだろ。
とかね。
>エリスに対してはもっと純粋な目で見ていかないと
>自分たちの恥をさらしているような気がする。
エリス自身は純粋。優秀極まる留学生を受け入れ、気立てのよい美人を宛がった
政府は不純。政府は別の思惑があるからね。
政府に女がいないからといって、自分たちの愚かさを責任転嫁したらいけない。 日本政府に、タナカマキコみたいなのが送り込まれなければよかったのに。
まだまだ時間はいくらでもあるよ。 ↑
上の人たちが言ってることがさっぱり分からん
僕、頭が悪いのかな・・・ 価値観が違うのだろう。
庶民と上流階級の違いみたいに。 >>460
安寿と厨子王というお話があるよ。聞いたことない?
中世に成立した説経節『さんせう太夫』が元になった本らしい。 >>461
山椒大夫を子供向けにしたのがソレだと思ってたw >>462
あらら、ウィキ(安寿と厨子王)を参考にしたのだけどどうなんだろう。
>中世に成立した説経節『さんせう太夫』を原作として浄瑠璃などの演目で
演じられてきたものを子供向けに改変したもの。ゆかりのある各地で民話化している。
近世になり絵本などの媒体にて児童文学ともなっている。 >>122-123にも書きましたが、中世の説話が元のおはなしです。 若い頃、妄想を読んて、自分のために書かれた作品だと思った。それで森鴎外が好きになった。
伊沢蘭軒を、毎夜読むのが楽しみになった。定年になって、楽しみが増えた。 >>361
森鴎外は、今は無くなってしまったものを書こうという意思があったんだと思う。
だから、仇討ち、殉死、江戸の医者、漢詩人などを書いておきたかったんだと思う。
百物語も、江戸の風俗を懐かしんで、お大尽の酔狂で開いてみたが、時代に合わずうまく行かなかったということ。
つまり無くなったものを、取り戻そうとしても、ひょっとすると無駄に終わるかもしれないという森鴎外の自虐がみてとれる。 >>469
同志よ
私はここの部分
安寿は畳なり合った岩の、風化した間に根を卸して、小さい菫の咲いているのを見つけた。
そしてそれを指さして厨子王に見せて云った。
「ごらん、もう春になるのね」 山椒太夫ほど、阿呆らしい話はない。
安寿のような美少女に浜で塩汲みをやらせたり、美少年の厨子王に
薪苅りをさせることにリアリティが全くない。
それぞれ、遊女の見習いや稚児にする以外有り得ん。
労働を尊ぶのは良いが、偽善的であって良い訳がない。
子供だまし以下である。 原案である中世民話に関しては岩崎武夫著「さんせう太夫考(平凡社ライブラリー刊)が面白いですね。
他には山椒=散所の長者である山椒太夫を蔑視した差別民話だ、といった指摘もあります。
どの団体が糾弾しているのかは、まあ伏せておきましょう。
でもまあ、その当時塩田経営がなされた場所とはそういう所だったという事は知っておいてよいでしょう。
中世遊行僧によって寺社における祭時の演芸として語られていたお話が
明治期の文豪の手にかかるとどのように変貌したのか?
といった点が見どころといえば見どころでしょうかね。 475みたいに納得してしまうと何の生産性もない方向に行ってしまうねw
散所の労働をリアルに動的に捉える努力の方が、森鴎外が何して
何とやらよりも、はるかに文学的な意義があるねw
475みたいなカスは掃いて捨てるほどそこらに転がってるよw
そういうのは必要ないのw >散所の労働をリアルに動的に捉える努力の方が
それはプロ芸ですね。
散所の奴隷労働を近代労働と同一視するのは…。 >>477>>478>>479
>>散所の奴隷労働を近代労働と同一視するのは…。
奴隷労働がお前にはまったく分かってない。
リアルに動的に捉えることと、近代労働とは何の関係もない。
説明してみろ。 >>475>>476
散所(=山椒?)とか奴隷労働の実態を捉えることはとても大切なことだと思う。
でもそれは文学として大切なんじゃなくて、実社会の歴史の方向を考えるときの糧として大切なんだ。
文学というのは、ある状況の中での個人の心を見つけ出そうとするもの。
社会的な問題はその背景として、個人の心の動き方の根拠として設定される。
その意味で、元の物語とは、あくまでも個人の心を見るための背景であるということ。
実社会を背景にする代わりに、物語を状況設定のための背景にした。
実社会を背景にした時に、自分の実社会へ大きな影響を受けざるを得なかった鴎外は、物語を背景にせざるを得なかったということだろう。
その点が、たとえば漱石との大きな違いだし、鴎外の提示する人間の真実の幅が狭められてしまったということにつながったともいえる。 >>481
>実社会を背景にした時に、自分の実社会へ大きな影響を受けざるを得なかった鴎外は、物語を背景にせざるを得なかったということだろう。
おい、日本語になってねえぞ >>482
指摘、ありがとう。
実社会を背景にした(舞姫のような小説を書いた)時に、自分の(現)実社会へ大きな影響を受けざるを得なかった鴎外は、(その後、作品を書く時に)物語を背景にせざるを得なかったということだろう。
と訂正させてください。 >>481
悪いが俺はそういうかったるいことにかかずらってる段階じゃないんだよ。
軽く言って超パイオニア的なことをやってる最中なんだな。
じゃな。 >>480
まあ、マルクスを読まないと…。
プロ芸をやっている人は『ドイツイデオロギー』ですら読んでいない。 >>485
マルクスを読んでも読まなくても文学には関係ないよ。
読めば思考の幅が広がることは確かだけど、それはほかの優れた人の著作を読むのと同じ。
>プロ芸をやっている人は『ドイツイデオロギー』ですら読んでいない
いくらなんでも、専門家が自分と同じだなんて思っちゃだめだよ。 >>369
会場が新国立劇場と規模が同じ位だったらしいから新国でこのスタッフ・キャスト拾って再演してくれないかな。
>>473
山椒大夫と同じ説教節・小栗判官の照手姫みたいに
美人だから遊女になれ。楽だぞ。→嫌です→そんなら下働きでこき使ってやる、てのもあるからねえ。 <腐女子生成公式>
怠け者+自尊心が強い+性欲過多+精神が未熟+小心者+(漫画オタク)+女=腐女子 舞姫のあらすじは大体知ってたが、改めて読んでみた
思ったよりも最低な話だった・・・ >>473
小栗判官の話のそのくだりは、中国の『白兎記』の引き写しだし、
日本の『百合若大臣』もこれらに含めれば、元はオデュッセイアだから。
鴎外は説経節『さんせう太夫』を無駄に近代的解釈しているんだな。
それは徒労に終わるんだよ。元々、『さんせう太夫』は矛盾だらけの
作品だから。口承文芸だからね。口承文芸の在り処と言うか、起原を
作中で告白してるところが、『さんせう太夫』のキモなんだな。つまり、
「私達説経の語り手の出自は安寿や厨子王と同じなんです。」ということ
なんだ。 それはつまり、多くは盲目の、誘拐された、あるいは人身売買された少年少女
や彼等の成れの果てが口承文芸の伝承者だったということを説経節の
「さんせう太夫」は明らかにしてるんだよ。
俺以外にまともなことを書いてる奴は1人もいないんだから
俺をもっと優遇しろよ。 鴎外の歴史物というのは、物語を現実の状況と仮想する。
その状況そのものの描写はそれほど具体的にはなされない。
一般的なイメージが表現されていればそれでいい。
その中で、それぞれの登場人物の心の動きを、直接あるいは行動によって浮かび上がらせようとする。 >>497
俺は無名だが、可能、田中、安藤、小谷野、栗原、石原らよりは、
はるかに頭良い奴だ。
早稲田出の阿呆な編集者ぐらいは何時でも馬鹿に出来る。 「青年」って全体を通してユイスマンスの「彼方」が透けるように見えるから面白い。 出版社は編集者レベルで朝鮮系 だから日本人は作家にすらなれない
反論、異論は認めない、というのも現在の文壇のほとんどが
朝鮮左翼系だから
自虐史観を新聞、テレビと共に
誰が植えつけてきたか考えよう
気づけよ 日本人!!
もはやすべての文学賞受賞者は 朝鮮人認定式 と成り果てましたな
戦後、出版社が朝鮮人にのっとられてどこの賞も日本人が受賞できなくなった
だから文壇は左翼と反日の巣窟
おまいら、本なんて絶対買うなよ、朝鮮人に貢ぐだけだ
おまいら黙過の代償以下 自虐史観にのっとられた受賞作みてもなにも思わないか?
朝鮮人は一度利権を確保するとレイシストだから日本人には絶対手渡さないぜ 出版社は編集者レベルで朝鮮系 だから日本人は作家にすらなれない
反論、異論は認めない、というのも現在の文壇のほとんどが
朝鮮左翼系だから
自虐史観を新聞、テレビと共に
誰が植えつけてきたか考えよう
気づけよ 日本人!!
もはやすべての文学賞受賞者は 朝鮮人認定式 と成り果てましたな
戦後、出版社が朝鮮人にのっとられてどこの賞も日本人が受賞できなくなった
だから文壇は左翼と反日の巣窟
おまいら、本なんて絶対買うなよ、朝鮮人に貢ぐだけだ
おまいら黙過の代償以下 自虐史観にのっとられた受賞作みてもなにも思わないか?
朝鮮人は一度利権を確保するとレイシストだから日本人には絶対手渡さないぜ >>501-502
そうだな。
君が社会に認められないのはきっとそのせいだろう。
あきらめろよ。
日本人は、朝鮮人より能力が劣ってるんだよ、きっと。 >>501-502
必死に、あちこちに貼りまくっているが、よほど辛いことがあったんだろうな。 18年ぶりくらいで舞姫を読んだけど、
エリスはちょっと甘すぎるとはいえ
主人公は無自覚な鬼畜だな ワシントン アーヴィングのリップ ヴァン ウィンクル の
鴎外訳は名訳です。原作のうえに格調を高く付け加えました。 舞姫読み始めたけど現代語訳がないとほとんど理解できないや 現代語訳で読んでは台無しじゃ。どうするか。まず、江戸の
軟文学からはじめよ。ワ印なぞは本気になって読んじゃうぞ。
さうすれば、文語文なぞ平気になると信ずへし >>511
重ね重ねの過分なお褒め恐縮に存じ奉ます。 面倒だから今後のあほよばわりレスにまとめて
重ね重ねの過分なお褒め恐縮に存じ奉ます。 >>509>>511友達いないんじゃない?最近かみさんなくしたんじゃない?
ねんきーん足りていないじゃない?暇ありすぎなんじゃない?
あとは死ぬだけなんじゃない?誰かにかまって欲しいんじゃない? 阿部一族の
紬雲院のくだりの方目狩(ばんがり)ってなんですか。 鴎外ってなんであんなに
小説をいっぱい翻訳したの?
翻訳好きなの?