森鴎外
鴎外ゆかりの宿、閉館へ コロナ影響も「旧居守る」
2020/4/6 9:43
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO57693430W0A400C2CE0000/
小説家、森鴎外ゆかりの旅館「水月ホテル鴎外荘」(東京・台東)が5月、約80年の歴史に幕を下ろす。新型コロナウイルスの感染拡大で、宿泊や会食のキャンセルが相次いだことが原因という。敷地内にある鴎外の旧居は保存か移築を検討。
おかみの中村みさ子さん(62)は「さみしい気持ちもあるが、旧居を守るのが私たちの使命。旅館に体力があるうちに、いい決断を下せた」と胸を張る。
https://i.imgur.com/E1YOUmw.jpg
水月ホテル鴎外荘の「舞姫の間」に立つおかみの中村みさ子さん(1日、東京都台東区)=共同
中村さんによると、新型コロナの影響で、今年3月の売り上げは前年の1〜2割程度まで落ち込んだ。感染を心配する中高年層のキャンセルが特に響いたという。
「さらに赤字がかさめば、旧居の維持費も捻出できなくなる」との思いから、中村さんの夫で4代目社長の菊吉さん(71)が5月末での閉館を決断した。
旅館は1943年、旧居の隣に「水月旅館」として創業。46年、売りに出された旧居を創業者の水野清氏(故人)が「知人らから借金を重ねて」(中村さん)購入し、現在の名称に改めた。
鴎外が最初の妻、登志子と共に20代後半を過ごした旧居は、築約130年の木造。初期の代表作「舞姫」を執筆したとされる日本間は「舞姫の間」と名付けられ、宴会場などとして利用されている。
2002年に復元した玄関には、樹齢200年以上のクロガネモチの木。旧居では他に「うたかたの記」「於母影」なども執筆された。
専業主婦だった中村さんは98年、支配人から社長となった菊吉さんを手伝うため経理担当として働き始め、約1年でおかみに。鴎外ファンの質問に即答できず恥をかいたこともあったが、専門家の自宅に通うなどして知識を深めた。
旧居をこのまま保存するか、別の場所に移すかは未定という。お気に入りだという旧居の庭を眺めながら、中村さんが力を込めた。「旧居が生き生きとしたまま残れる方法を、しっかり考えたい」〔共同〕 以前、舞姫執筆の間を訪問したことがある、水月ホテル鴎外荘の閉鎖は残念。
鴎外は文学が本業で食うために片手間に軍医をやっていたことがハッキリしている。
日露戦争で陸軍は戦死者よりも脚気による病死者が10倍も多かったのは鴎外の責任だった
ことや、当時脚気の原因は食事にあることを(すでに結論が出ているのに)認めないで
その後も多くの脚気死を招いた鴎外は、現代で言えば薬害エイズの阿部英に匹敵、
いや(死者の数からいっても)それ以上の犯罪者だと断言できる。 鴎外が北里柴三郎をいじめてたって話を聞いたことがある
困っていた柴三郎は福沢諭吉に助けられて北里大学を設立したと
本当だとしたら鴎外の小説はおもしろいのに残念 >>798
?外が脚気を増やしたというのは有名な話だね。
医官とはいえ、作家だけあって論理的な思考がもう一つ苦手だったんだろう。 脚気病伝染病説が事実上破綻していると分かってるのに自説に固執しつづけた人格破綻者でしょ
栄養説を無視しつづけた東大医学部も同罪
軍医として頂点を極めたが、東大教授もなりたかったのかね?
本家と違うことを言えなかったというファクターもあっただろうな
伝染病で名を上げたコッホや北里なんかは早くから栄養説に行っていたのに
一流と二流の差だね まんじゅう普通に食ったらいいのに
ご飯にのせてお茶かけるとか、もうね 雁と護持院ヶ原の敵討ちが面白い
自分は土地勘もあるし
次はどうなるんだろうとワクワクしながら読んだ
宮部みゆきとかでは絶対ないこと 映像化した「雁」のお玉は若尾文子だったこともあるんだ
岡田が芥川也寸志
末造は水戸黄門の東野なんとかさん
自分の世代では上杉祥三をイメージした 昭和28年『雁』(豊田四郎監督) 高峰秀子、芥川比呂司、東野栄治郎
昭和41年『雁』(池広一夫監督) 若尾文子、山本學、小沢栄太郎 明日は神保町駅と小川町駅の間の事業所で面接
リベンジ的な要素もあるから、護持院原の敵打ちねw 大河ドラマで濱田岳が栗山善助の役やってたんだけど
栗山大膳のパパだったんだね もろゆき沙羅
隠し砦の三悪人といえば、大元はジョン・フォードですが、
この監督の「捜索者」のなんともスッキリしない終わり方は印象的です。
「え?コレで良いの?」という感じ。
この感じは鴎外の「阿部一族」旧約聖書の「ヨブ記」の読後感に近いような、
なんかモヤモヤと考え込んでしまう終わり方です
これもまさしく小林秀雄の言う、多くを感じながら、多くを言わずに我慢した、
鈍刀の切れ味で受け手を斬ってるのかもしれません
阿部一族といえば「皿に盛られた百蟲の、相くらうにもたとえつべく」という一文が印象強いのです。
というのもこの頃、カブトムシの幼虫を育てていて、同じトレイに入れていたら共食いして大変だったのです。
2020年7月25日 森鴎外全集を古書店に持っていったらゼロ円査定だった
もはや全国どこでも買わないとのこと 新潮日本文学『森鷗外集』古本を買った
この本、福永武彦が作品を選んでいるんだな 今年亡くなった山崎正和の『鷗外 闘う家長』は伝記で、作品論ではないよね 森鴎外の様に、人生のあいだに何回も読み返せるものを
発見すると、本当に嬉しい。
最初に、気付いたのは一葉さん読んだ時だったが。 >>813
何回も読み返せるものを、書物という。
こういう見かたもあるね。 >>814
ここに居られる方は、もの言いが深い。
一言に、含みがありますね?
自分など額面通りにしか読み取れず
「そう、電子書籍?あれは、いけません。」
などと言ってしまいそうです。 この度、『あの国』の連中と日本の売国的裏切り者の支援で、
ベルリンのミッテ区に戦時売春婦の像が設置されましたが、
この近くに、鷗外さんの記念館があるそうです。 ベルリンと韓国人売春婦にどんな関係があるのだろう
ゴキブリのごとく世界中に繁殖する連中だな 椋鳥通信は著者が鴎外になってないから対象外かな?
日記・随筆好きとしてはかなりのお気に入りなんですが >>820
「雁」の玉ちゃんの人生、切ないよな(´・ω・`) 日本語に詳しい方に教えていただきたいのですが。
石川淳が鴎外の「追儺」の文章について、「今日なほ新たに砥を出たるがごとくに新鮮」と書いているのですが、どういう意味でしょう?
「砥」は砥石の事だとすれば、意味が通じません。そういう言い回しがあるのでしょうか?気になって仕方ありません。 >>830
日本語に詳しくないので、普通の感想を書く。
「砥を出す」という言葉には二つの方向が読み取れる。
ひとつは、刀などを砥いだ状態ということ。
もう一つは、砥石自体も(砥石で)砥ぐことによって新品と同じ状態になるということ。
文脈からは後者の方がしっくりきそうだ。
間違っていたら誰か訂正してください。 >>831
なるほど!
たった今書いたみたいに真新しい文章のようだということですね。
ありがとうございました。 鷗外没後100年、鷗外全集の新版をどこか出さないかな
医学文献は出版社の売上面で難しいかもしれないが、
翻訳物と書簡・日記は全作入れてもらいたい >>834
出すわけない
今や全集は全く売れない時代だから
本棚に全集をズラッと並べたいという人がいなくなった 漱石全集(岩波)や谷崎全集(中公)は近年でも出てるからなあ 舞姫、自分の最悪なとこを、擬古典で書いて、ごまかしただけー。 『鷗外全集』が1970年代から更新されていないのはそれ相当な理由があるのだろうか?
その間に『漱石全集』が二、三回改版を重ねている事を加味すると余りにも落差があり過ぎる。 >>842
それが作品のレベルということじゃないかな?
文章としては鴎外の作品は優れているが、小説本来の人間把握という面では、漱石に太刀打ちできない。 せっかく100周年160周年なのにもっと盛り上がって欲しいな
とりあえず6月のスタンプラリーに参加してみる
先日雁を読み直したけど、鴎外のじんと染み込むような文章は漱石とはまた別の味わいがあって好きだな >>844
保坂和志は著書の中で、
「作家の評価というものは、その時代時代によって波がある。
最近は鴎外よりも漱石のほうが上という風潮だが、
もっと昔は、鴎外は漱石と同格、またはやや上という位置づけだった。
志賀直哉あたりも、ひじょうに高い評価を得ていたが、
近頃は『城崎にて』などの有名作以外、存在を忘れられつつある」
と書いてる
自分も今、渋江抽斎を読んでますが、なかなか面白いです 鴎外の歴史小説は格調が高い文章ですね
個人的には北条霞亭が好きです
渋江抽斎は浜松のシーンがあるので、賀古のことを思い出したりしたのかなと思う
愛煙家で有名な鷗外だけど
いつ頃から吸い出したのだろう
あの時代は20歳からなんてルールないし、在学中とか?留学中? 鴎外の文章は漢文の読み下し文みたいで、格調が高いといえばいえるのかな?
でも、中身が無いんだよね。
漱石との差は、そこだろうね。 鴎外は引き算の美学の人、究極の文学は事実の素朴な羅列という考え方
だから文章がどんどん漢文みたいになってゆくよね
俺には分かる、読者も分かれ、的な傲りが感じられなくもない
「格調高い」は言いえて妙だね
現実的には、本当に人をほめたいときには使わない言葉だと思う笑 鴎外の文章を中身が無いと切り捨ててしまうのは早計でしょう
半日や鶏のような散文的な作品もありますが
空車や最後の一句、沈黙の塔、杯など非常に含蓄のある話もたくさん書いています
舞姫は批判されがちな代表作ですがあれはかなり異質な作品なので鴎外の小説という単純な枠組みにはめるべきでは無い
賀古鶴所が鴎外の原稿はいつでも書きっぱなしで読み返したり推敲していることが少ないみたいなことを書いているので
漱石のような職業作家でないために大勢の読者の関心を引くような作品を書く必要がなかっただけの話だと思います >>849
鴎外は軍医ではあっても文壇に出入りする職業作家だろう。
漱石も他の職業という意味では、新聞社の文芸担当者をしていた時期もあった。
鴎外にとっては本業が作家で副業が軍医かもしれない。 >>849
鴎外は書く時期によって文体を変える人だから
感情の赴くままに書いた『舞姫』はもちろん
作意丸出しの『杯』や、ここを読んでねと言わんばかりの『最後の一句』などを
並べて語るのは少し無理がある
中身がないと思われやすいのは心情描写や台詞を極力排除し始めた
歴史小説の中期からではないかな
中身がないと切り捨てるのは早計、には大いに同意
>>850
鴎外は軍医の森林太郎と作家の森鴎外は別人格かつ両方とも自分に必要と言う考え方
どちらを本業とも副業とも分けてはいない
ただ文学者としては何にも忖度せず書きたいものを自由に書くという態度を貫いていた
漱石は朝日新聞の文芸欄専属になってからは
新聞の売上げを左右する部署だから読者人気を意識しなければいけなかった
849のいう「漱石のような職業作家」はそういう意味だと思う でも漱石も鷗外も今のWEB小説全盛の風潮にあっては目が滑って読めない悪文なんだよな >>852
若年層はそこまで日本語能力が落ちてるのかねえ・・・ >>851
他は同意だけど
舞姫は鴎外作品の中でもかなり添削や推敲が重ねられた作品で、感情の赴くままに書いてはいないと思うよ
國民之友掲載作と現在青空文庫などで掲載されている作品ではかなり違う
山縣有朋の庇護を示唆する冒頭文が水沫集で消された話もあるし
発表前に森家全員、その前日に賀古を呼んでわざわざ読み聞かせた話もあるし
國民之友という当時の意識高い系の層に向けた雑誌に載せたことにも意図がある 世渡りがうまいのは賀古だろうね
少なくとも陸軍総監森林太郎は賀古がいなかったら誕生しない >>853
昨日あるsnsで「鴎外の舞姫読んだけど難しい、現代語訳読もうかな」
って呟いてるの見つけたよ 「現代語で読むシリーズ」ってのがあって
舞姫、たけくらべ、野菊の墓、坊っちゃん、生まれ出づる悩みの五作品が出ているけど
坊っちゃんの現代語訳?って思ったわ 現代の言葉に直して、ものの名前などにも説明がついてるのかな?
それなら、小中学生にはとてもいいかもしれない。 小学校でごんぎつねが課題図書から外れたそうだ
かわいそう、トラウマになる、それよりサクサク読めるケータイ小説とかラノベみたいなのがいい
ということらしい 現代国語も舞姫や羅生門、こころなんかの常連含めて全体的に見直されるみたいだね
時代に即していないというのが理由らしいが確かに「現代」ではないのかも知れないけど東野圭吾とか村上春樹とか読むのか…? このスレの皆さん いま改めて教科書に載せてほしい鴎外作品って何?
自分は高校の教科書の『寒山拾得』で鴎外にはまったので
できれば残してほしいなあ >>861
百田の小説とか、桜井の雑文とかになるんじゃないのかな?
日本の右傾化は行きつくところまで行くだろう。 >>862
個人的には舞姫が一番好きだけど、上にも出た通りあれは鷗外作品の中でも異質だからあの作品だけで鴎外を判断されるのは嫌だなという葛藤がある
国語の題材として優秀なのはやっぱり高瀬舟かなあ
大発見も案外面白い授業になるかもしれん 上野千鶴子を読ませて雄を徹底的に去勢すれば日本の未来は明るい
国語の教科書から男性作家はすべて排除すべき >>862
寒山拾得とは渋いね〜
教科書掲載の作品は時勢に合わせるというのなら文づかいがいいんじゃないかと思う
女性の自立や血痕など選択の自由を書いたものだし
つかドイツ三部作はどれも好きだな
こゝろとの比較を通して二代文豪の比較や歴史背景を学ぶなら興津弥五右衛門で >>864
鴎外=『舞姫』になってしまうのはいろいろ勿体ないですよね
長さやテーマの普遍性を考えると『高瀬舟』が無難になってしまうでしょうか
『大発見』は確かに軽くて面白いかも
鴎外未読者に文豪の作品と身構えずに読んでもらえそう
>>866
『寒山拾得』渋いですか笑 調べたらいまは教科書に載ってないんですね
時勢に左右されないものとなると説話的な方が良いのかなと
『文づかい』はご指摘通り読ませ方によっては良い教材になりそう
ただ「欠唇」のような差別語があると教科書教材にするにはつらい
前半はあらすじにとどめて後半だけを現代語訳で、などとすると良いかもですね 漱石は現代でもまったく古くならない価値感を持っているが、鴎外の価値感は古すぎるんじゃないかな?
宮仕えを徹底的に忌避した漱石と、宮仕えこそが自身の立身出世、家の再興を保証すると考えた人との違いはありそうだ。 重い期待を背負わされた長男坊の鴎外と
生まれてすぐに里子に出された末っ子の漱石の価値観醸成環境の違いは大いに影響していると思うけどね
鴎外の価値観が古いかどうかは置いておいて
そういう価値観を持たざるを得なかったのも事実
陸軍出仕にしても登志子との結婚にしても本人の意思が希薄だし
そういう生涯にわたる周囲の干渉にNOを突きつけたのが最後の遺言じゃないのか >>870
死んでからNOとか、一番卑怯じゃないかな?
漱石はすべてを自分が引き受けながら死んで行ったと思うが? え、せめて死ぬ時だけは自分らしく死にたいってことでしょ、何が卑怯?というかそんな話してないし
漱石マンセーしたいなら該当スレでやったら >>868
あー文づかいは欠唇があったか
この前読んだ現代語訳でかなりオブラートに包まれた表現になってたのを思い出した
そう言うところまで配慮し出すと確かに前半は向かないか
文づかいの最後の
きょうの晴衣の水いろのみぞ名残りなりける。
を三島由紀夫が絶賛したと言う逸話があるが本当に鮮やかな終わり方だと思う
個人的にすごく好き >>872
なんで話を逸らすの?
僕は鴎外が古臭い価値観の持ち主だと言ってる。
漱石を出したのは同じ時代の作家だから。
君が鴎外の価値観についてどういう感じ方を持っているのかには興味があるけど、死んだ後で、というのは卑怯そのものだと思うよ?
自分は一切責任を取らないんだから。
そんなところにも、明治的(日本的)な責任感の無さが表れているように思うんだ。 鴎外が目覚めて終生悩み続けた「個人vs家・社会」と「自我の確立」
やはりまだ現代にも通じるところがあると思います
古いのは、鴎外や漱石の価値観よりも、育った時代でしょうね
>>873
文学を読む上では、差別語は些末な問題かもしれませんが…
でも『文づかい』に現れる鴎外の表現の美しさは本当に見事ですよね
あれもこれもと描くカラフルな前半から
最後はストーンと衣服の水色だけに焦点が定まってゆくこの感じ
語り手がイーダの内面に深く踏み込みつつ無言で見送るのとリンクしていて
それを考えると前半はあらすじだけなんて本当はいけないですよね >>874
話を逸らしたつもりはないし
鴎外の価値観が古いとも思っていないし
漱石の価値観が新しいとも思っていないし
鴎外の遺言が無責任だとも卑怯だとも思わないし
鴎外に責任を取るべきことがあるとも思っていない
こう言うふうに書くとやれ脚気だ大量殺人犯だ麦飯だとすぐそっちに話が飛ぶやつがいるけど
もしそう言う話をしたいならやはり板名を見直して該当スレに行ってほしい >>875
今は多様性を重視するために差別語は特に厳しいからね
かたわだのめくらだの昔の小説にはよく出てくるけど現代は表現に配慮しなければいけないのは仕方ないね
そうそう、イイダのずっと黒かったシルエットが最後の最後でパッと水色に変わってすぐに遠くに消えていってしまうのがとても鮮やかで映像にしたら美しいだろうなと思う
舞姫の太田の黒とエリスの白や、うたかたの記のすみれの花や折々出てくる美術作品など
ドイツ三部作はとても色彩鮮やかで読んでいて楽しい
鴎外がドイツで見た「何等の光彩ぞ、我目を射むとするは。何等の色沢ぞ、我心を迷はさむとするは」がまだ新鮮な記憶のまま文章に落とし込まれている感じがする >>876
だからさ、君がそう思ってるその理由を書いて欲しいんだよ。
女性の自立は新しいと考えるのに、家名の再興も古くはないと考えてるみたいだから。
鴎外の作品を考えるうえで、鴎外の自身の価値感は無視できないと思うんだ。
君が自分が苦手な議論を避けるのはかまわないが、相手(僕)が話を逸らしてるとか決めつけるのは、まさに逃げているんだと思うけど? >>878
あなたと鴎外の価値観について議論したりこちらの考えを提示して意見を共有する事に対して特にメリットをや楽しみを感じないのでその質問対しての解答はしません
俺が勝った、論破してやったと悦に浸りたいなら勝手にどうぞ >>879
了解です。
あなたの、自分は狭い世界に閉じこもって自己満足に浸りたいという気持ちを尊重します。
ただ、それならそれで、こういう不特定な人たちを対象とした掲示板に書き込む必要はないとは思います。 >>877
豊太郎が黒 エリスが白って妊娠小説だっけ >>881
そうそれ
冒頭の石炭は太田の象徴でもありもう後戻りができない状態なのだと最初から結末を示唆しているなど
もともと高評価な本だけど色々新鮮で面白く読めた >>882
あの本は面白かった
もともと舞姫目当てで読んだわけじゃないが
舞姫の解説が1番記憶に残ってる >>862
自分が好きかどうかと、教科書に載せるのが適切かどうかは違うので答えるのが難しいが、
「舞姫」が気に入った学生には「即興詩人」を読んでもらいたい
背伸びをしたい学生であれば「妄想」
文系の大学生でも読んでないのはゴロゴロいるだろうが、
妄想の内容が腑に落ちると、文系学問についての考えが深まること請け合い 寒山拾得の話題があったけど、あれは童話だよね?
子供たちのために書いたんだろうか? >>885
私は丁度其時、何か一つ話を書いて貰ひたいと頼まれてゐたので、
子供にした話を、殆其儘書いた。いつもと違て、一冊の參考書をも
見ずに書いたのである。 >>886
ありがとう。
そこ(寒山拾得縁起?)も読んだはずだけど、すっかり忘れてた。 『寒山拾得』は童話というより説話に近いんじゃないかな
でも子どもにもはっとさせる何かはある気がする
鴎外作品で最も低年齢向けと言えるのは何だろう
やはり『山椒大夫』かな 岩波文庫から最近出た『鴎外随想』の中で、木下杢太郎によれば
鴎外が夏目漱石について「あの男はえらい人だ」と言ったとされている
これはいささか意外
同時代の文学者では相対的に漱石を評価したであろうとはいえ
「わたくしも技癢を感じたし、立派と認める」といった客観的な感想くらいかと思っていたので >>889
『?外追想』のことかな?
面白そうな本の紹介ありがとう 今度読んでみよう
ちなみに自分も鴎外の文学者漱石観については>>889と同じイメージを持っていた
木下の聞いた鴎外の言葉がいつのものか、
漱石の何について「えらい」と言ったか、によるかもね
木下は鴎外ファンだから、美化とは言わないまでも
鴎外がひとを悪くいっていた、みたいなことは書かないような気もする 『或日の森鴎外先生』木下杢太郎
…
この機会で森先生の夏目観の一端を附言しよう。「えらい」という言葉で森先生は夏目先生を評していられた。あの男はえらい人であると。自分も一度会いに行きたいと思うが、まだその機会を得ずに居るというようなことである。青楊会では両先生は既に相会して話されたことがあるだろうと思うが、特に夏目先生をその邸に尋ねたいと言うのであったろう。
…
初出 1930年4月『冬柏』
特に何がえらいとは言ってないな 『雁』を読んだけど、お玉ちゃん夢見すぎや(´・ω・`) 『雁』は岩波文庫の横山大観のカバー画がいいよね
鴎外から一作選べといわれたら、これだな えらいって
すごいとか立派なとか言う意味もあるんだっけ? 森鴎外宛て書簡400通発見 漱石や啄木、歴代首相も
ttps://www.kobe-np.co.jp/news/zenkoku/compact/202208/0015530324.shtml
今年で没後100年となる文豪、森鴎外に宛て、夏目漱石や石川啄木ら明治、大正期に活躍した著名人が送った書簡約400通が見つかったことが5日、分かった。島根県津和野町の森鴎外記念館によると、差出人は作家の永井荷風や歌人の与謝野晶子、元首相の山県有朋、西園寺公望ら多岐にわたり、「ここまで多くの数が見つかるのは珍しい。鴎外の交友関係の幅広さが分かる貴重な資料」としている。
約400点は鴎外の娘婿でフランス文学者だった故山田珠樹さんの遺族らの元に保管されていた。2020年に見つけた山田さんの遺族が記念館に連絡して預託。専門家が内容や背景の分析を進めている。