>>875

今は多様性を重視するために差別語は特に厳しいからね
かたわだのめくらだの昔の小説にはよく出てくるけど現代は表現に配慮しなければいけないのは仕方ないね

そうそう、イイダのずっと黒かったシルエットが最後の最後でパッと水色に変わってすぐに遠くに消えていってしまうのがとても鮮やかで映像にしたら美しいだろうなと思う
舞姫の太田の黒とエリスの白や、うたかたの記のすみれの花や折々出てくる美術作品など
ドイツ三部作はとても色彩鮮やかで読んでいて楽しい
鴎外がドイツで見た「何等の光彩ぞ、我目を射むとするは。何等の色沢ぞ、我心を迷はさむとするは」がまだ新鮮な記憶のまま文章に落とし込まれている感じがする