>>157
実存主義者っていうとサルトルとかになっちゃうんだろうけど、
シェフトフが言及しているキルケゴールやドストエフスキーなんかの、
かつて実存主義の文脈で読まれてきた感じでは安吾を読んではいけない、
という柄谷の意図のことね。
そう考えると「堕落について」でハイデガーを持ち出すよりニーチェじゃないの、
って書いたんだけど、ニーチェを持ち出すと実存主義の文脈にはまる、
もしかしたらそんなふうに柄谷は考えたのかもしれないな。