<骨董趣味>という言葉に関わらず、安吾が一番言いたかったことは、
文学はいかに生きるか、っていう問いから発生しているんだ、ということだよね。
鈴木の238の言う通り。

坂口 僕が小林さんに一番食って掛りたいのはね、こういうことなんだよ。中略
   ギャアギャアギャアギャアとジャズをやったりダンスをやったりするバカな奴の中に
   実際は人生があってね、芸術というものは、いつでもそこから出て来るんじゃないかと僕は思うんですよ。

坂口 僕が小林さんの骨董趣味に対して怒ったのは、それなんだ。

この話は、「教祖の文学」の内容を受けてるよね。
だから、俺の説を展開するには「教祖の文学」の内容に移らなきゃいけないんだけど。