いや、フツーに美しいよ安吾の文章は。
美の定義にもよるけど、真の美というものが、美そのものを目的にしたものではなく、
さらに自らの外部に規範を求めないものだと前提するならば、
二葉亭とか漱石とか零から小説の言語を創造した先人は別とするならば、
安吾の文章ほど美しい日本語を俺は知らないな。
それにくらべれば言っちゃなんだけど三島なんかは単なる「美文家」に過ぎないよ