坂口安吾 part6
白痴は何で同じような表現を2度繰り返すわけだ
わざとか 俺も堕落論(も青春論も日本文化私観も教祖の文学も)は大したことないと思う。
白痴、戦争と一人の女、桜の森の満開の下が断然抜きんでている。
坂口を思想家・批評家・エッセイストとして理解する風潮が一部にある(と感じる)けど、
俺が読んだ限り文学のふるさとだけが彼の小説と肩を並べているだけで、
あの人は小説家として考えるべきだと思う。
ほかの文章は単なる売文、生活の糧、という理解で良いと思う。
今の作家みたいにデパートの文化レッスン二時間六回三万円とか、
ましてや大学の講師の口なんてゼロなわけだから。
だから、堕落論は駄目で良いと思う。ただ、敢えて言えば
戦争に負けて日本が「偽物」になったという理解をどう工夫して生きる力を持つかというと、
堕落というキーワードなら押せるし人の活力になるぞと、
浅田彰もベンヤミンの「貧困と経験」に比して小林秀雄の対抗馬に坂口を持ち上げていたけど、
闇屋になっても生きなきゃ行けないわけだから。
闇市に行かないで餓死した裁判官がいたけど、そういうのは文士としてなんとかせにゃいかんわけだから。
そういう意味で影響力があったわけで、
たぶん今の日本を坂口が見たらこんなに堕落したのかよって、良識派になるんじゃない? 生前の坂口は堕落論をはじめとする評論で名を馳せたので、
評論家として記憶されているだけです。
仰るように優劣をつけるのなら小説の方が上です。
大岡昇平などは「白痴」後の仕事には黙殺の態度です。 早速の御応答深謝です。
大岡先生のお名前が聞けるとは思いもよりませんでした。
(ファンなので敬称を略しますが)坂口が評論家として理解されていたというのは、
存じませんでした。事実なら読者のリテラシーも知れますが、本人も情けないですね。
昭和文壇の稚拙さへは情状酌量の余地があり、且つ多くの批判がありますが、
どうもヨーロッパ近代の怪物性に日本の私小説はすくみ上がってしまいますね。
それを読者も見通して小説一般が低く見られてしまうのでしょうか。実に残念なことです。 夜長姫と耳男は物語的に未完というか、逆に短編的美が中途半端というか。
二回目のはやり病の途中でストンと力が抜けた感じじゃない?
桜の森の満開の下や道鏡、つまり戦後1、2年の頃に比べて、
5,6年間で文体が非常にこなれたと思うけど、
それなら夜長姫でもっとヒューマニズム的な美しさが追求されて良いと思うんだよな。
俺は「風と光と二十の私と」が好きだから、そっち系と晩年の文章の巧さこそマッチすると思うんだけど、
とうも坂口は偽物のきらめきに惹かれちゃって微妙なんだよ。
どう思いますか? あれはあれでいいんだろう
なにしろ語り手が半端物の耳男自身なのだから
俺は好きだね 俺も好きだよ。文章上手いって褒めてるじゃん。
一押しにはならないと、ファンのはしくれとして言ってシマウマ。 戦後の小説は文章がタイトに絞り込まれているので
それで成功しているものもあれば失敗しているものもあるようですが
批評性が高いという所が特徴でしょうね。
初期の頃は自意識やその反映たる文の機構にもメスを入れるようなところがあり、
そこが「吹雪物語」の失敗にもつながっているような気がします。
ただ、非常に志が高かったとはいえるでしょう。
あの精度で小説を書いていたら精神的に追い詰められるのは当たり前です。 初めてこのスレ来ました。ここまでのレスざっと読んで、色々言いたい事もあるのですが議論するつもりは無いのでやめときます。
作品に対する評価、考え方は人それぞれとしか言いようがないので…
ただ一つだけどうしても言っておきたいのは、安吾は小説もそれ以外の文章も間違い無く常に全力で書いていたと思います。良くも悪くもそんなに器用な人では無いです。 …間違い無く常に…
文学に興味を持つ人が、単なる憶測にすぎないのが明白なことを、どうしてこのように断定してしまうのか、
気が知れない。
言葉に対する姿勢がいいかげんで、まあ、デリカシーがないと言うことなんだろうか。
問題は、彼一人ではなく、コテハンにもそういう人がいて、しかも一々指摘するのもバカらしいほどいる、と言うことだ。
これはミスなんてレベルの話ではない。
感情移入はかまわないけれど、拙くも論評だろう。
心して書いてほしいものだ。 ちくま文庫の安吾全集なくなったの?
横尾忠則の装丁ですごくよかったのに。
こんな重要な作家が手軽に読めないなんておかしい。
復活してほしい。 坂口安吾の私は海を抱きしめていたいって不感症で無感動な女を抱いて、自分の肉欲というのは孤独だから、もっと無慈悲で無感動な波に飲まれて孤独の肉欲が満たされればいいという解釈であってますか >>571
肉欲はずっと満たされることがないっていう確信 >>572
満たされてくれればいいと言いつつ満たされることはないという確信なんですね
ありがとうございます 安吾の義理の弟、美千代さんの妹の旦那さんはどなたですか? 社会ってのは常に有為転変するものだ。若い連中はそれに合わせて、ちゃんとやっていけるけど、年寄りはそうはいかない。だもんだから「今の若いものは……」なんて批判する。
口で言うだけならまだいいが、伸びる芽まで摘んでしまっちゃ駄目だよね。そうなったら、「老害」以外の何物でもないからね。
そう考えたから、俺は第一線から身を引いたんだ。人間、はじめるよりも終りのほうが大事なんだよ。
本田宗一郎 安吾論予告。 http://www.atarusasaki.net/blog/?p=1486
佐々木中先生の坂口安吾論!単行本が2016年春頃に発売!
安吾論予告。
2015/12/14
拙者悲願の坂口安吾論、やはり安吾先生の特攻賛美を始めとした文学的政治的なジダラク、ゴマカシ、アトヅケ、不埒千万にして断々乎として許さるべからず、徹底的にヤッツケざるを得ないですよ。
見逃してやれというのは無理だなァ。ギリギリまでネバリ、アガキ、長丁場を観念した由。本当です。
というわけで青鬼も笑う明けて1月発売『文藝』春号(河出書房新社)に載る安吾論は全体の約6割、さらに加筆した新安吾論は来年単行本になります。たぶん春頃。タイトルは『戦争と一人の作家–坂口安吾論』。乞うご期待。 佐々木中
安吾論予告。
2015/12/14
拙者悲願の坂口安吾論、
やはり安吾先生の特攻賛美を始めとした文学的政治的なジダラク、ゴマカシ、アトヅケ、
不埒千万にして断々乎として許さるべからず、
徹底的にヤッツケざるを得ないですよ。
見逃してやれというのは無理だなァ。
ギリギリまでネバリ、アガキ、長丁場を観念した由。
本当です。 あなたは40代ロサンゼルス府警新聞作りですか?ドーハの悲劇「中国衝撃イヤフォン」「中国悪夢イヤフォン」ですか?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん?
それともいくつですか?huluさん? 坂口安吾の未来 危機の時代と文学
出版社: 新曜社 (2015/2/16)
宮澤隆義
1978年生まれ。 >>586
安吾さんはアドルムの印象が強い。
飲むと気分が鎮まるのではなくて暴れ出してしまったとか。。。
檀一雄曰く「時化模様」。色々大変だったようで。 >>596
たぶん暴れても本人は暴れたこと覚えてないですよ。で、寝て起きてもボーッとして仕事にならないからシャブをやるわけですね。 アドルム中毒の時は狂乱状態になって奥さんが石川淳や壇一雄を呼んで精神病院にぶち込んだんだよな。 青空文庫に上がってるエッセイで読んだんだけど、安吾はおんぶして運んでくれる友人(男性。誰か忘れた)の背中でずっと激しくボッキしていたんだって(笑) 夏目漱石、森鴎外、川端康成、三島由紀夫、太宰治、以外の作品を読め! 今日図書館で夫人の回想録というかエッセイ集というかを借りてきた。
「当の本人は半分くらいしか覚えていないのである」だそうな。
滅茶苦茶な暴れっぷりもあれこれ書いてあるが
「私は坂口が暴れても憎いと思ったことは一度もない。
ただ可哀想にと思うばかりであった」とのこと。菩薩のような人ですね。 代りに用いていたものは、喘息の薬のセドリソと云う覚醒剤であった。朝から少量ずつ飲んで昼も少量飲み、それが蓄積されてやっと夕刻頃効いてくると云う薬だった。
疲れて休息したい神経をむりやりたたきおこす薬で、二日でも三日でも徹夜に耐えうる神経にするための薬だ。そう云う薬で無理無態に仕事をしようとしていた。
・・・睡眠薬と覚醒剤を交互に常用しているうちに、その性能が全く本来の姿とは異り、まるでアベコベに作用するようになっていた。
すなわち睡眠剤を飲めば狂気にちかくなり、覚醒剤を飲んでモーローとするようになっていた
もう大分以前から彼は人に逢いたがらなかったのだが、私も彼を人に逢わせたくなかった。あさましい位、彼の外貌は変り果ててゆき、人の言葉をまともに聞くことはなくなった。
すべては陰謀としか思えないらしく、私がそのあやまりを正すと悪鬼の如く、いかりたけると云うふうになり、当時の女中さんのしいちゃんは私の手下で、
私としいちゃんとはしじゅぅ陰謀をはかり奸計をめぐらしていると云うふうにとるようになった。私が彼に出来ることは、彼の云いなりになると云うこと以外には何もない。 読まれない新聞が、彼の枕元にうず高くつまれ、ふと気がついて、彼がその新聞をとりあげ、片目をつぶり、日付を見て、こんなはずはないと云い出す。
誰々が来て、それから三十分ほどねむっただけなのに、あれからもう一週間もたっていると云う法はないと云い出すのだった。
新聞の日付迄、私や女中が按配すると思い込んだりした。
彼はいかり狂ってあばれまわり始めると、必ずマッパダカになった。寒中の寒、二月の寒空にけっして寒いとも思わぬらしかった。
皮膚も知覚を失ってしまうものらしい。それで恥しいとも思わぬらしいのだが、私は恥しかった。女中さんの手前もあるし、私は褌(ふんどし)を持って追いかけていく。
重心のとれないフラフラと揺れる体に褌をつけさせるのは容易ではなかった。
身につける一切のものはまぎらわしく汚らわしくうるさいと思うらしかった。
折角骨をおってつけさせてもすぐにまた取りさって一糸纏わぬ全裸で仁王さまのように突っ立ち、
何かわめきながら階段の上から家財道具をたたきおとす。階段の半分位、家財道具でうずまる。「クラクラ日記」 困った時には友達にたのむに限る。私が二度目の中毒を起したとき、私は発作を起しているから知らなかったが、女房の奴、石川淳と檀一雄に電報を打って、きてもらった。
ずいぶん頼りない人に電報をうったものだが、これが、ちゃんと来てくれて、檀君は十日もかかりきって、せっせと始末をしてくれたのだから、奇々怪々であるが、事実はまげられない。
平常は、この人たちほど、頼りにならない人はない。檀一雄は、私と約束して、約束を果したことは一度もない。
たぶん、完全に一度もないが、本当に相手が困った時だけ寝食忘れてやりとげるから妙だ。
田中英光の場合は、友だちに頼めば、なんでもなかったのである。その友だちが居なかった。
私自身が田中と同じ中毒を起こしたことがあるから、よく分るが、孤独感に、参るのである。
ほかに理由はないが、孤独感から、ツイ生ききれない思いで、一思いに死にたくなる。その誘惑とは私もずいぶん、たゝかった。一度、本当に死ぬつもりになったことがある。
そのときは、女房が郡山千冬に電報をうって来てもらって、どうやら一時をしのいだが、それ以来、発作の時は親しい人をよぶに限ることに女房が気付いて、二度目の時には石川淳と檀一雄に来てもらったのである。
そして、渡辺彰、高橋正二という二人の青年を泊りこませ、その他、八木岡英治や原田裕やに、夜昼見廻りに来てもらうというような、巧妙な策戦を考えてくれた。
そうして私が気がついたとき、私は伊東に来ており、私の身辺に、四五人の親しい人たちが泊りこんでいるのを発見した。「麻薬・自殺・宗教」 >>607
俺が借りてきたのは「追憶 坂口安吾」という本。
暴れるのに往生して便所に逃げ込んだらドアの前にバリケードを作られて
閉じ込められ、そこに灰皿か何かがあったとかで火事になりかけて
あわや焼死するところだったとか洒落にならん。 安吾さんは発作の一言で片付けてるけど内実は壮絶やな >>608
間違いということになるのかね。ソースが違う訳だから。
図書館にクラクラ日記もあったと思ったが今日は借りなかった。 >>612
そのままは載せて欲しくないな。一言一句正確ではないはずなので。 >>613-614
すみません、とりあえず消しておきます。 弱小アカウントなのに、いきなり3RTされてるよ。すごく良い感想だからな。でも消します(笑) "私は思うに、最後の理想としては、子供は国家が育つべきものだ。それが、理想的な秩序の根柢だと思っているのだ。" (坂口安吾「戦争論」より) #保育は最低賃金2000円 江戸時代のイタリア人宣教師か、遺骨見つかる
http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye2740965.html
東京・文京区のマンション建設予定地で江戸時代のものとみられる人骨が見つかり、鑑定の結果、18世紀のイタリア人宣教師の遺骨とみられることがわかりました。
文京区によりますと、おととし、マンション建設予定地で埋蔵文化財の調査をしたところ、江戸時代のものとみられる人骨が3体見つかりました。
現場は「切支丹屋敷」の跡地で、国立科学博物館などが人骨を鑑定した結果、このうちの1体が江戸時代のイタリア人宣教師ジョヴァンニ・シドッティ神父の遺骨とみられることがわかりました。
シドッティ神父はシチリア島パレルモ出身で、1708年、屋久島に上陸して捕らえられました。
新井白石がシドッティ神父を取り調べた内容を「西洋紀聞」などとしてまとめ、鎖国中の日本でキリスト教や当時の海外事情などを知る貴重な資料となりました。
シドッティ神父は、人骨が見つかった「切支丹屋敷」で当時禁止されていたキリスト教の布教をしたとして幽閉され、1714年に47歳で死亡したとされています。
TBS:2016年4月4日(月) 15時6分 相撲部屋にちゃんこを食べに行った時の三根山とのやり取りが笑えた。
「今度フグを食べに来てください」
「関取、それは勘弁してくれ」
「相撲のフグは丁寧なもんです、死んだのは相撲開闢以来たったの2人」 「太宰治情死考」というエッセイ(?)の一部だったと思う。
太宰に関する文章も多く残しているね。
入水の知らせを受けて「どうかご自愛を」などと書かれた
生きていて欲しいという願いをこめた手紙を太宰に出したが
残念な結果に…。 織田作之助を特集した本に織田作さんが亡くなった時に安吾氏が書いた
「大阪の反逆」という追悼文が載っていた。俺にはちょっとわかりにくい内容だったが
安吾のエッセイのファンだったという織田作さんにはいい供養になったのでは。 ηαυατο υοσηιδα
木田元が坂口安吾(「二十一」「勉強記」などの自伝的小説)の例を引きながら語っていたけど、
春先に精神的に不安定になったら、みっちり語学の勉強をするのが一番いいらしい。
四月から六月まで毎日8時間ずつ文法書を猛勉強して、それから夏休みを使って辞書と翻訳と首っ引きで原書を一冊読み上げる。
木田元は東北大(旧制)の頃この方法で一年目にドイツ語、二年目にギリシア語、三年目にラテン語、
大学院一年目にフランス語をそれぞれ習得したらしい。
もっと深刻な精神状態にあった坂口安吾も、パーリ語、チベット語、サンスクリットと勉強して身につかなかったが、フランス語はものになった。
2016年4月9日 安吾はノイローゼって言ってるが
柄谷行人によると自分も似たような状態があったらしく
鬱的なものだといってるね
俺も自分の経験から柄谷と同じ見方だ 『堕落論』をヤタラ褒める人がいて、それならってわけで読んだが、別に、どうということはなかった。やはり時代が違うのかな。 あれはもしかして間違ってるんじゃないのかな?
戦争中の銃後の妻、国のために命を捨てる特攻隊員がパンパンになり闇屋になる、
堕ちよ、その淪落から新しい生が生まれる。
しかし逆に戦争中の美しさの方が異常だっただけのことであって、
それが終わって元通りの、つまりそれ以前の、また現在に通じる猥雑な日常が戻ってきただけの話じゃないか。 太宰のトカトントンもそうだけど、戦争に負けた荒廃の中から僅かな希望を見出して頑張って行こうみたいな雰囲気に対する違和感じゃないの? 切り替えて前を向いて新しい時代を生きようではなく、後ろに広がるゴミクズみたいな絶望的現実を直視すべきという 荒廃の中で一時的に身をやつしても、それが人間の本質で誰でもそうなのだから気にせずに前を見ろって事だよな 人間の真理を言ってる
人間は本当に堕落出来ないんだぜと言ってる
宮沢賢治じゃないけど本当のでくのぼうが居ないと同 はがねを鍛へるやうに新らしい時代は新らしい人間を鍛へる
紺いろした山地の稜をも砕け
銀河をつかって発電所もつくれ 堕落論は戦中から書いていた考え方の戦後的な表現みたいなことを柄谷が言っていた
とすると戦争自体、本質的には関係ない
淪落(=堕落?)することにより、自分の本質をつかんで、本当の生を得るということらしい
具体的なイメージがわかない 安吾の気負った感じが好きなんだよな
生涯気負い続けたような印象がある
でも実像はピンとこない
いったいどんな人だったんだろう 「堕落論」素晴らしいじゃない。「続堕落論」と併せて読みたいね。 「堕落論」はね、敗戦で打ちのめされた全ての日本人を精神的に救おうとする試みなんだよ。と思ってる。 安吾でゆるくはならんだろ
自分の思いに正面きって肉弾戦はる奴なんぞ
今どきなかなかおらんで
真っ向から向かう奴にこそ安吾はエールになる 小説を書くのはもちろん、酒を飲むのも女を愛するのも
ペットをかわいがることさえもイノチガケのお方ですからね…。
でもゴルフクラブでラモーを殴るのはやめてあげてほしかった。 Eテレの百分で名著「堕落論」、安吾の戦前・戦後を通じた一貫性を無視してないか? 堕落論はもっと評価されてもいい。
現代に生きる俺のこころにもすんなりと入ってくる文体だし、
先の大戦の本質をかなり的確に言い現わしていると思うんだ。
続堕落論で、「嘘をつけ!嘘をつけ!嘘をつけ!」と叫んでいる反骨精神溢れる
安吾さんカッケえっすwwwww 現代的感性ならやっぱり太宰だろ
太宰の方が甘えが入るけど 何たる悪い世相だ。
太宰がもてはやされて、坂口安吾が忘れられるとは、石が浮かんで、木の葉が沈むようなものだ。 安吾は冷めた目で見ながらも足搔いて生きているのがいいんだがな 安吾の堕落論は戦中の日本的美(と言われるもの)から戦後のアメリカ的頽廃(と言われるもの)
に堕ちていく人々を肯定し元気づけたのだろうが、その過程で真の生をつかめというような面については
ほとんど理解されず、誰も、あるいは安吾自身でさえ実現できなかったのではなかったか。 坂口安吾の小説はほかの日本の小説と違って女々しいところがなくていい 昔太宰に軽く心酔してたんだが気がついたら嫌いになっていて
安吾が好きになっていた >>653
>日本の小説と違って女々しいところがなくていい
「母の上京」とかは凄く女々しいと思いますが?
基本的にこの人はマザコンです。
ただ、母親が非常に厳しい人だったので甘えが許されなかった。
だから愛情の裏返しとしての憎悪が女性観の基礎になっている。
同世代の石川淳にはそういう屈託はない。
女性を他者として扱っている。 石川淳「君は小説家なんだから競輪に首を突っ込むのなんかやめて
ちゃんと小説を書け」
安吾「うがー!」
安吾夫人「日頃尊敬している石川さんに対してさえこれでは…orz」
競輪事件で色々おかしくなっていた時期にこんな感じのやり取りがあったとか何とか。 心霊殺人事件ってのを読んだんだけど
これって結局犯人は謎解き前にはわかりようがない作りになってるよね?
まあ楽しめたからべつにいいっちゃいいんだけど 坂口安吾は「堕落」を肯定したが、本人は「堕落」がうまく出来ない人間だったようにみえる 坂口安吾の「桜の森の満開の下」とオスカー・ワイルドの「サロメ」
どちらも首を欲しがる女が登場するけど安吾は「サロメ」を読んでいたのかね >>660
ワイルドはエッセイの中で触れてる文章もあるから、
読んでた可能性はあるな >>655
「母の上京」ってどこが女々しいんだよw
あれは完全なファルスだぞ?
安吾の書く女と太宰の書く女は全然違う。
女目線で書いても安吾の「波子」は明るくてサバサバして惚れたくなる。
それに対して太宰の「女生徒」は女女してて鬱陶しい。まさに女々しい。 2ちゃん知ってから15年ぐらいになるけど、
文学板や安吾スレがあることさえ知らなかった。
坂口安吾選集の三島の推薦文は初めて知った。
小林秀雄、佐藤春夫の推薦文は知ってたけど。
佐藤のもいいぞ。「太宰は青年時代の人が読む文学。
大人になったら卒業して坂口安吾を読みなさい」
選集の推薦文って、他に誰が書いてたのかな?
壇一雄だったらどうでもいいが、石川淳のは読みたい。
どうも記憶が薄れてるな、石川の全集に入ってたかな? >>648
「続堕落論」は蛇足で書かない方がよかった。
堕落論の説明になってるからかえって堕落論の味わいを無くしてる。
堕落論の読者一人ひとりに考えなさい、という絶妙の名文を台無しにした感あり。
小説も同じで、傑作が続かないんだよな。 婉曲な表現に意味はないって安吾自身が言っているよ。 >>670
堕落論はストレートな表現じゃないよ。
小林秀雄の評論と同じで深く読まないとわからない。
続は堕落論を本人が解説している趣き。
だからあまり価値はない。
編集者の注文で書いたものだろう。 そこに文章に即した意味があれば良いんじゃないですか。「続」にも深い名言たくさんあると思うけどな。 違いがわからん人もいるんだね…
続はどちらかというと安吾巷談的なクオリティ。
まあコテだし構わない方がいいか カコイイ捨て台詞ですね。続堕落論の方が堕落論より優れてるとか言ってないのに。 堕落論は馬鹿が読むとサヨっぽく感じられる側面があるが、
誤読したアホ作家が朝生で精読した西部すすむにボロクソに論破されてたわw ここはコテしかいないのかよ… トホホ
昔、mixiで安吾コミュを見かけたが、
そこの管理人にお伺いを立てないと入れないようなコミュでドン引きした。
敷居の高さ、特権意識のある管理人、自由で寛容な安吾の精神とかけ離れているだろ。
もちろん入りませんでしたがw >>682
コテを拒否するのかよ… トホホ
自由で寛容な安吾の精神とかけ離れているだろ。 2ちゃんでコテがどういうもの知ってるから仕方ないw 僕はコテというものがどういうものか知らないが、なんで知ったの? だから「コテはスルー」と言われるんだよ。
コテがなぜ嫌われるか自分で調べろ。
二度とレスするな まともに会話も出来ない人間がまともな人間のフリをして>>682みたいなレスをしてたという事か。面白すぎるだろ(笑) コテは良スレを廃れさせる。
コテにまともな人間はいない。
自己顕示欲が強く、承認欲求が強い。
他人を服従させようとする異常者ばかり。
殺人犯まで出ているからな・・ そんな事ないよ。安吾とまったく関係ない話になってきたから↓でやるか
文学()とかいってるけどただの厨二病だってきづいてる? [無断転載禁止]©2ch.net
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/book/1471662382/ >>691
そうそう、二度とこのスレに来ないで下さいね コテの書き込み見たらどっちかニワカかわかりますねw
だからコテは嫌われるんですよ。 最近どこぞの文芸批評家が「太宰は子供のうちに読むものだ、大人になったら安吾を読みなさい」などと言っているのを見て、それなりに的を射た説教ではあるとは思うけど、>>698をちゃんと読んで理解していたら、文学者を志す者としてはそんなズサンな言葉を吐けないよ。 "文学者、もっと、ひどいのは、哲学者、笑わせるな。哲学。なにが、哲学だい。なんでもありゃしないじゃないか。思索ときやがる。
ヘーゲル、西田幾多郎、なんだい、バカバカしい。六十になっても、人間なんて、不良少年、それだけのことじゃないか。大人ぶるない。" >>699
>最近どこぞの文芸批評家が「太宰は子供のうちに読むものだ、大人になったら安吾を読みなさい」などと言っているのを見て、
最近っていつですか?
どこの「文芸批評家」がどのメディアでそんなことを言ったのかな?
ソースとその批評家とやらの実名出してくれる?
ちなみに全く同じことを書いた「作家」はいましたけどねw
約50年前、坂口安吾選集の推薦文で佐藤春夫が書いてますが。
佐藤春夫は若い頃の太宰が師事した人ですがね。
基本コテはスルーするがこういう新情報は詳細を知りたいからね。
ガセネタじゃなければねw >>702
ごめん記憶違いかも知れない。適当な事を書いてごめん… 自演乙
謙虚の意味を辞書で調べてこい。
大嘘を追い詰められ観念しただけ。
謙虚でも何でもないわ >>705
僕は>>704の方とは別人だし、思い込みだけで同一人物だと決めつける姿勢も謙虚じゃないよね。 >>706
お前は>>699で終わってんだよ。
もし指摘されなかったら平気でこれからも妄言虚言を垂れ流しにしてるだろ。
お前みたいな嘘つきが赤の他人に謙虚を強制することが不遜な行為ということがわからんのか?
二度とこのスレに書き込んで荒らすな。 >>707
それは誤りだったと訂正して謝ったじゃん。でもお前は未だに>>703=>>704という嘘を訂正していない。果たしてどちらが嘘つきなのかな? >>708
>でもお前は未だに>>703=>>704という嘘を訂正していない
ハァ〜〜〜〜??????
どこで嘘と証明されてるの?
お前が嘘だと言ってるだけじゃん。
>>699で大嘘をついたお前がな!
お前のような嘘つきは自演していると思われて当然だ馬鹿
>それは誤りだったと訂正して謝ったじゃん。
謝りじゃないじゃん、嘘じゃん。
内容は大昔の佐藤春夫の発言そのままだし。
勝手に捏造しただけだろうが大嘘つき!!!!!!!!!!!! >>709
お前は>>705で終わってんだよ。
もし指摘されなかったら平気でこれからも妄言虚言を垂れ流しにしてるだろ。
お前みたいな嘘つきが赤の他人に謙虚を強制することが不遜な行為ということがわからんのか?
二度とこのスレに書き込んで荒らすな。 あっ、て言うか今も虚言妄言を垂れ流しにしてるか(笑) 鸚鵡返ししかできないキチガイコテw
お前は二度とこのスレに書き込むな! >>712
君が相手に言ってた事はそっくりそのまま自分に当てはまるでしょ、って言いたいんだよ。わからない? しつこく逆ギレすんなキチガイコテ
お前のような嘘つきと一緒にすんな。
お前がクズだから他人もクズとか無礼極まりないわ。
俺はお前のみたいにこのスレで嘘なんかついてない。 まあ普通に考えて704は自演だろうね
この痛い状況で関係ない第三者が擁護するわけがない >>715
どこが嘘なんだ?
お前と一緒にすんなカス
俺は推測しただけだ。しかも根拠のある推測だからな。巨勢探偵でも当てるわw
>>699のような大嘘を平気で書き込むような奴がいかにもやりそうな卑劣な行為だろうが。
糞コテは二度とこのスレに書き込むな。
何回も言うがお前は>>699で終わってんだよ。
二度と安吾を語るな。 >>718
間違ってる事を指摘されたら訂正して謝らなきゃダメだよ。お母さんにそう教わらなかったかい? >>719
しつこいな。
間違っているとどこで証明されてんだ?
どこも間違ってないからw
そう思うのはお前だけ。
巨勢博士も結城新十郎もお前の自演を疑うはず。
二度と見苦しい言い訳のレスつけんな。
お前とはレスのやりとりしても何の価値もない。
書き込み見ればわかる。
唯一情報らしきものを書き込んだのが疑った通りガセネタだったしなw >>720
嘘つきは泥棒の始まりだし、その態度は盗人猛々しいよ。 >>721
嘘をついてるのはこのスレでお前だけだ!!!!!!!!!!!!
どこに俺が嘘突いているんだよキチガイ
>699でサラッと大嘘をついたのはお前だろうがw
その嘘つきを擁護する不自然な書き込みが自演だ、と推測しただけだボケ
名探偵巨勢博士も結城新十郎も当然そう推理するわなw
道ばたで踏んづけたウンコみたいにしつこくまとわりつくな逆ギレ馬鹿
あとこれでこのスレはお前しか常駐してないことがわかったから来る価値もない。
ただ今後また思いつきの嘘を書き込んでも誰かに暴かれることは覚悟しとけや >>722
だからその推測が間違ってたんだから、結果的に嘘になるわけですよ。そういう人が相手の嘘を責める資格はないでしょう。しかも僕は訂正して謝ったけど、あなたは認めないどころか逆ギレしてるじゃないですか。 >>723
間違ってると見苦しく言い張ってるのはお前だけ。
状況証拠は真っ黒なんだよ。
その理由1,お前は>>699で大嘘ついた前科あり
その理由2.明らかに嘘をついたのに「記憶違い」と誤魔化した
ここで延々と見苦しい言いわけをすればするほど墓穴掘るだけ。
とにかくこのスレには当面価値無いから妄言吐いてろw
誰NIも相手にされないだろうがなwww >>724
僕も嘘つく気なかったよ。マジで記憶違いだったんだって。ググればわかるような情報を「ある文芸評論家が最近言ってた」って書いて何の得があるの。「佐藤春夫が言ってた」って書けばいいだけじゃん。どこかに引用してあったのを最近読んで勘違いしたの。悪意はないんだよ。 そして、>>704が僕の自演だって君が言い張ってるのは明らかに悪意のある嘘じゃん。とんでもない嘘つき野郎だよな君は。 見苦しい言い訳もいい加減にとけ。
粘着キチガイコテが
安吾よりも大先輩で安吾の葬儀に弔辞を読んだ佐藤春夫も知らんニワカがw
お前なんかが安吾を語る資格はないんだよ。
そして嘘をついたのはこれが初めてじゃないだろうな。
こんな調子でいい加減な情報や感想を垂れ流しまくってたんだろ。
これも書き込みのサンプルから類推したものなんでな。悪しからずw
見るのも汚らわしいからNGにしとくわw とんでもない嘘つき、キチガイ野郎はこのスレでコテだけです。
コテ以外のみなさん(といってもたぶんコテがいるから寄りつかなくなった)は、
おわかりでしょうがねw 多くの人にとって全部読むのはキツすぎると思うから結論だけ書くね。僕は自分の書いた不正確な記述の不正確性を認めて謝罪したよ。それを糾弾してたこの人は、自分の記述の不正確性を指摘されて逆ギレしたんだよな。まあ、ほんとどうでもいい事だけど(笑) トリップつけたコテと一言レスの奴は、
自演の腹話術と結構前からわかってたよ。
指摘してかっかしてる人は最近になって来た人なんだろね。
まあどうでもいいことだけどね(笑) 学問板なんだから全集未収録の作品が新発見されたとか、
注目すべき文献の情報や話題で賑わってもらいたいな。
何が悲しくてアホコテの感想やガセネタを読まなきゃいかんのか・・・ お前が先ず書けよ。なんなの「注目すべき文献」って。安吾に関する批評が読みたいの? 坂口安吾が100人前頼んだ伝説のカレー!東京・石神井『辰巳軒』のカレーライス【大人の東京実用グルメ1】
http://serai.jp/gourmet/134319 じゃあ柄谷行人の「坂口安吾と中上健次」について話そうよ 柄谷は安吾全集を評論も小説も分けずに発表順にしたけど、
あれは読者が迷惑だわ ドナルドキーンってアホだよな〜
大宰とか川端程度を持ち上げて、
一生安吾を読まずに日本文学をわかったつもりで終わるんだろうなw KIKOさん、元気かな。
鈴●は売れない本を出したよ。鈴●名義じゃないが。挿絵頼みたかったが、連絡先分からずで残念。どっかで飲みながら、次回作の装丁やら挿絵やらお願いしたいんだ。 ドナルドの方がいいと思うぞ。異人の方がよく勉強するし、
日本文学を理解もしてる。 ドナルド・キーンって日本以外のアジアについてはよく知らないんだと思う。
テレビで、「人の前を通る時に腰をかがめて手をちょっと前に出す身振り、これは日本人だけがします」と言っていたが、
ジャワ人にとってもごく自然な仕草である。
幸福な誤解をしたまま一生を終えるんだろうな。 俺は名のある文学者やインテリがよく知らないものまでに口出すのは有害だと思ってるよ >>746
どこがだよwww
ドナルドは安吾は全く読んでないから。
ものすごい勉強不足。
国語教科書に載るような作家群しか読んでない。 柄谷が角川文庫の解説で書いてたけど、
安吾は没後戦後文学、文壇から不当に黙殺されたからね。
文壇べったりのドナルドなんかたぶん一作も読んでないわw ヒロポンか。自己投薬というかは、まあ注射針はまずいよ。傷が傷つき治らない。
自己管理はいいけど。 知ってるだろうけど
当時ヒロポンという覚せい剤は
合法で普通に薬局で売ってたから良いんじゃないの
特攻隊にも寝ないように国も使っていたのだし >>753
安吾ちゃんは錠剤だよ。
織田作はカッコつけて袖捲って自分で注射してたけどね。 >>751
まあキーンなんかが読んでもいわゆる名文かでないから違和感あって遠ざけたのかもな。
あえてそういう文章書いてたってことも理解できそうにないし。 堕落論、タイトルに惹かれて手にとる奴は大体真面目ちゃん 大人になれば、ヒロポン中毒者がどれだけ訳ワカメちゃんなのか分かるよ 徹夜で原稿書くためにやってただけと大人になったらわかるんだろうなw ほとんど同じ内容のエッセイをいろんな雑誌に発表してたのは
ヒロポンやらで記憶が飛んでたからかな 然し血の流れぬようなイタズラを誰とどこでしてきたかは、私には分らない。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/56806_56907.html
何度読んでも意味が分からん
「流れる」の間違いか 間違いだろう
俺も分からん
というかそれ以前の文だって
調子が良いからわかったような気で読み飛ばすが
厳密に意味を考えたらわからんことばかりだ 坂口安吾論
柄谷行人 (著)
出版社: インスクリプト; 四六版 (2017/10/14)
著者の安吾論にはこれまで『坂口安吾と中上健次』(太田出版、講談社文芸文庫)があるが、
本書が初の単独の安吾論集であり、7割以上が初めての単行本収録となる。 明けましておめでとうございます
TOKYO FMからJFN全国38局ネットで毎週日曜10:00〜10:30放送
放送予定
1/7 坂口安吾 風の光りと二十の私と
関連スレ
【小川洋子】Panasonic Melodius Library【藤丸由華】
http://egg.2ch.net/test/read.cgi/am/1514080462/ 27歳で「あの子、凄いシャンだわ」って出てくるのですが、シャンとは細身って意味でしょうか?知ってる方お願いします。 ゴーマニズム宣言SPECIAL 新・堕落論 小林 よしのり
https://www.amazon.co.jp/dp/4344032446/
今こそ“ネトウヨ"に謝ろう−−−。
小林よしのり、ついに転向か? それとも懺悔か!? フェイクを信奉する時代に終止符を打ち、やがて来たる堕落の底から浮上する新時代を切り開く、渾身の完全描き下ろし216ページ。
フェイクを信奉する時代に終止符を打ち、やがて来る堕落の底から浮上する新時代を切り開く、渾身の完全描き下ろし。 >>778
彼のは最近おかしい
特に天皇が絡むと
論理がめちゃくちゃになる 坂口安吾の言う「堕ちる道を堕ちきることによって、自分自身を発見し、救わなければならない」と
養老孟司の言う「バカの壁の向こう側には希望がある」と
中島義道の言う「強烈な自己中心主義」
この3つは同じことを言っているのではなかろうか。
それは、多くの大人が知っていながら向き合わない現実であり、多くの大人が子どもに語らない真実であり、正視しがたい己の醜さなのかもしれない。
あるいはそれこそプラトンの「洞窟の比喩」で言われている
「皆が見ている影絵ではなく、後ろを振り返って洞窟の外に出で初めて見ることができる真実の世界」のことなのかもしれない。 「強い自己中心主義」
中島義道(毎日新聞二〇〇〇年十一月二十一日)
「我が同胞は「自己中心主義」がよくよく嫌いらしい。だが、私は自己中心主義が大好きである。それを鍛えようと日々努力している。
私の目から見ると、現代日本人は老いも若きも全然自己中心的ではない。気の毒なほど「みんな中心的」である。
電車の中で化粧する若い女たち、路上にしゃがみこむ若者たちは特別自己中心的なのではない。ただ、みんながすることが変わった結果、新式の「みんな中心主義」を取り入れているだけである。
こうした若者のだれひとりとして電車の中で真裸になる者もいなければ、腹這いで歩道を進む者もいない。
私が提唱するのは、みんな中心主義の仮面をかぶったヤワな自己中心主義ではなく、「強い自己中心主義」である。自分の信念にしっかり立って、他人に向けてその正しさをどこまでも論理的に説得しようとする姿勢である。
これは、哲学の基本条件になるのだが、何とこの国では厭がられることか。
みんなに同調しないことは、それ自体として非難されるべきことではない。ただ、その場合ナントナクという態度がお粗末なのだ。みんなから「ジコチュー!」と言われた瞬間に青い顔して逃げまどう、その弱さがいただけなのである。
みんなに同調したくないのなら、その理由を論理的にしっかり築きあげる必要がある。しかも、自分がその結果いかなる不利益をこうむろうとも、その道を行く覚悟がなければならない。
この国では「そんなことしたら、ほかの人がどんな気がするか考えてみろ」というセリフばかり聞こえる。こんな屁のような説教などブッとばせばいいのだ。
そして、「考え抜いた結果、やはり私は自分の信念に従って行動する」と答えればいいのだ。ただし、完璧な理論武装をして。しかも、よりすぐれた理論が出てきたら、いつでも自分の意見を変えようという柔軟な姿勢をもって。」
(pp.128-9)中島義道「不幸論」 「外套と青空」と「私は海を抱きしめてゐたい」この二作が好きです。
昭和22年頃に出版された初版本を手に入れ、旧仮名、旧字体の文章で読むことをお勧めします。
世界が随分と変わってきます(いい意味で) 付和雷同的なのと自己中は違う
道徳律か欲望主義かの違いはあっても
基本的に大衆は付和雷同的なもので
戦中戦後の違いは建前が本音に変わっただけ
しかもその「本音」すら皮相的なものに過ぎず
「堕落論」はもちろん「日本文化私観」や「白痴」も正しく読まれてはいない
だから「続堕落論」まで書く破目になったのだけど
当然のことながらこちらの方もきちんと読まれてはいない
そもそも自分を見つめなおそうという人は本などに飛びつきません
不安で手っ取り早い処方が欲しいので流行に飛びつくわけで 当時の矢田の友達の女流作家は
矢田と編集者の関係は周知のもので
安吾だけが知らなかったという 矢田さんて安吾が美化し過ぎてるだけで案外悪い女だったのかな 帝国や国も学歴以外員に恥かいて書籍を売れない度胸のなさがあんまりだよ。 セクハラ残りを女性に読みつながしておもいおもい選集に残していいのか?
私立の出版物から見放されていると思うけど。 安吾という自我が入ってくるというと物書きとしては未熟なたぐいだ。
東大、国立、帝大も前座から出すのやめて、レアものレアスレを配給しないと。 自伝的につづるのは、文学ではなく、内面小説に近いよな。 >>794
美化してるのは間違いないし、
また普通に他の人と恋愛してるだけなのに、
安吾が美化ついでに誤解して
悪女のように印象付けられてる気がしますね。
片思いって、そう言うもんでもありますしね。
他人事ではありませんね。
振られた女はたいてい悪女に見えますが、
あとで思い返すと普通だったなみたいな。
彼女たちも生きることに必死だったんだなと。 いわゆる恋多き女で
とうぜん安吾にもその気があって陥落寸前だったのに
直前で怖気づいて手を出せなかっただけでしょう
「傲慢な眼」かなんかで「尊敬は恋愛の終わりである」と書いていたが
まさにこのパターンで一種の偶像崇拝の域にまで達していた
というのは母親が癇癪持ちの厳しい女であり
この母に対する屈折した感情から
女性に対して聖女のような理想を抱いていたようなフシがある
それが具体的には矢田だったような気がする
矢田としては迷惑この上ない話なんですけどね 1冊づつ買ったほうが良いよ
オレも興味のあるのから買って
6冊ぐらいで飽きた
ひどいのも多いしね
今見たら1冊もない
2冊ぐらい気に入ったのがあったんだけど
捨てたみたいだ >>807
>今見たら1冊もない
それはちょっとひどいと思うけど
仰るようにとくに戦後の小説群は粗製乱造が多い
いわゆる観念小説か心理小説としてきちんと書かれた
「淫者山へ乗りこむ」のような
初期短篇群とかが佳作として評価できる 東大は地方外様のあとにね。それなら理V←重要文Vまだ仕上がらないがそのあたりから読みつないでいっていいよ。地方行脚足りないし。
しかも東大であれ国立若手作家の方がセクハラにならないじゃん。仕事の上での
若い便宜がモノを言うよ。 【浜、マ@トレーヤ】 ナマポ、ニート、ヒキコモリ <対> ユニクロ、自民党 【分ち合い抵抗勢力】
http://rosie.5ch.net/test/read.cgi/liveplus/1541471001/l50
みんなで分ち合わないヤツって何なの? なろうに安吾を引用してる名作があるという闇
まさかあんなとこらに理想の作品があったとは… あの店がまだ続いてる事に驚いた
何回か捕まっとるんやで 近年小林よしのり氏が安吾の凄さを語っていて、それから安吾読むようになった。 部落差別や薬害エイズ問題に取り組んでた頃はよかったんだけどね >>829
>近年小林よしのり氏が安吾の凄さを語っていて
その「凄さ」の一端でも作品に反映されていれば良いのだが…
安吾の歴史探訪のルポは被差別部落や古代朝鮮との関り
そして天皇や日本民族の成立まで射程にいれた野心的なものであり
日本神話やそこから派生する皇国史観を所与のものとして
何の疑いもなく肯定している小林が語り得る作家ではない
いちおう読んではいると思うのだが、理解は出来ていないだろう アンゴの言う堕落について
長い間分かったようなわからんような感じだったんだけど
小林のゴッホを読んでてやっと分かったわ
要するに理想を失うってことだな 東洋大学の三大OBといえば坂口安吾植木等落合博満だが
安吾的にはアテネ・フランセで仏語を学んだって意識かな 落合さんは青学じゃなかったか
中退して実家に帰ったけど
ボクシングの村田や相撲の御嶽海は東洋大 >>837
>安吾的にはアテネ・フランセで仏語を学んだって意識かな
仏語学習は東洋大入学後のインド思想の猛勉強の結果として生じた
神経衰弱のリハビリのためでしょう
もっとも作家坂口安吾誕生の契機となったのは
アテネ・フランセでの文学仲間との交友だっただろうけど
「ペットは飼い主に似る」は本当なのか?
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/news/1612075977/
55 オセロット(福岡県) [US] sage ▼ 2021/01/31(日) 16:39:42.24 ID:apI211080 [1回目]
>1
何のために書いてんだよ
ふざけすぎてて最早意味不明
78 スナネコ(神奈川県) [IT] ▼ New! 2021/01/31(日) 17:43:10.97 ID:J07yWk+t0 [1回目]
>55
まあほら、文学にはナンセンスってジャンルもあるしさ
坂口安吾とか
>>843
これはガチで凄い。
未発表作品の原稿で出所が遺族以外なのは初じゃないかな。 昭和11〜16年の執筆か
ある意味全盛期とでもいうか この人ほど未完の小説が多い人いないだろ。
いったん気持ちがキレたら二度と書けない。 福士蒼汰さん主演『明治開化 新十郎探偵帖』
2021年11月6日(土)スタート<全8回>総合テレビ 土曜 午後6時5分から
坂口安吾原作「明治開化 安吾捕物帖」をドラマ化!
文明開化に沸く東京を舞台に、坂口安吾が描き出す推理合戦!
明治版シャーロックホームズによる、明治に入り乱れる人間の愛憎に迫る新型サスペンス時代劇登場! 昔、僧侶のような生活を送ろうとして4時間睡眠徹底してたら頭おかしくなって入院したらしいね
あと、電車では席には座らない。席を譲るかどうかで悩んだりするのが面倒だからってなんかにかいてたね。
その気持ち、分かる。 『MOZU』(もず)は、TBSテレビとWOWOWの共同制作で放送された日本の刑事ドラマ。逢坂剛の小説『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』を原作とする。主演は西島秀俊。
原作 逢坂剛
『百舌の叫ぶ夜』『幻の翼』
東京・銀座の繁華街で爆弾による爆発事件が起こる。白昼の惨劇に多くの人々が巻き込まれ、警視庁公安部に所属する倉木警部の妻・千尋が犠牲になり死亡する。計画的なテロか、誤爆なのか、倉木は妻が死んだ理由を知るべく独自に捜査を開始する。
ノンキャリアで叩き上げの大杉警部補も事件を追う過程で、倉木とぶつかりながらも協力してゆくことになる。一方、爆発事件の現場に居合わせていた公安部の明星巡査部長は、特別任務である人物を追っていた。その人物はプロの殺し屋、新谷和彦。新谷は事件当日、サイバーテログループの幹部、筧俊三の暗殺を目的に尾行していたが、爆発に巻き込まれ行方をくらます。
筧は爆発で死亡。新谷は地方で瀕死の状態で発見され、記憶喪失になっていた。倉木、大杉、明星は津城警視正の指示のもとで公安部と刑事部の枠を超えて協力し、事件の鍵を握る重要人物として新谷を追う。そして筧の暗殺とICチップの回収を依頼していた大企業アテナセキュリティの東も、ICチップを手に入れるために新谷を追っていた。
やがて倉木たちは、爆発前に筧と会っていた謎の女の存在、千尋が精神を病む原因となった極秘捜査グラークα作戦の真相、夢に現れる都市伝説の「ダルマ」、そして殺し屋・新谷=百舌の正体など無数の謎が絡み合う裏で、国家転覆を狙う恐るべき陰謀が隠されていることに気づく。 >>850
辻なんとかって作家
その作品書いて話題になったけど、
その後は坊さんとかになって消えたような人では?
うろ覚えだけど >>849
俺はこれにガッカリした
原作の妖しい雰囲気が全く出てないショボい探偵ごっこ
昔の「新十郎捕物帖・快刀乱麻」は最高に面白かった
新十郎は全然違うキャラに変えてたけど、
妖しい雰囲気は出てたし海舟と虎之介の掛け合いも面白かったのに 快刀乱麻に出ていた俳優、
新十郎の若林豪と尾藤イサオ以外はほとんど死んでる
海舟の池部良、
虎之介の花木京、
因果の植木等、
河原崎長一郎、沖雅也も。 >>851
入院はしてなかったのでは?
神経が弱ってたのを語学の勉強で治した、
入院したのは薬物使うようになった戦後の話 若い頃自動車にはねられて頭打ったらしいね
アハハそれでおかしくなったんですね
というネタが好き
楽しい酒だったらしいね 一方、太宰は石川淳をつねりながらネチネチ呑んでいた >>860
酷い内容だった
愛読者ならほとんど知ってることばかり
大きい図書館以外に売れんだろ 不連続殺人事件読み終わりました
登場人物が多くて複雑な人間関係だったけど文章が読みやすくてすらすらと読めました 「堕落論」「白痴」などで知られる作家坂口安吾(1906~55年)がデビュー間もない20代半ばに執筆した「探偵小説」が見つかったことが6日分かった。戦前のタブロイド紙に発表していたが、全集などには未収録で、長らくその存在は知られていなかった。識者は「全くの新資料」と説明。7日発売の文芸誌「新潮」に掲載される。
※引用ここまで。全文は下記よりお願いいたします。
https://www.sakigake.jp/news/article/20221206CO0090/ >>865
これは凄い、
不連続より前に探偵小説書いてたとは思わなかった
不連続書く何年か前のエッセイに「探偵小説なら1つ書いてみたいのがある」
と書いてたのに、
すでに書いたことがあったのが信じられん 読んでみたら探偵小説ではないな
探偵小説をテーマにした作品なだけ
新潮がどこの本屋も売り切れて焦った ポポポポポ( ゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)゚д゚)ポカーン… NHK伊集院光の百年ラヂオで安吾が43才の時の肉声インタビューでてたよ カラマーゾフの兄弟(ネタバレ注意)の結末はアリョーシャとコーリャら少年たちによるカラマーゾフ万歳で終わるわけだけど
だから何?と思ってたが
あれは安吾の堕落論なんだなって思って腑に落ちた
安吾は神国日本の敗北すなわち天皇絶対主義の崩壊を前に日本人に対して倫理や建前は崩壊しても人間は生きていくしかないんだよねとその状況を肯定した
ドストエフスキーも近代におけるいわゆる”神の死”に直面した人類に対してそれでも人間(カラマーゾフ的なもの:業まみれの欲望に突き動かされる理性)は生きていく それしかないしそれでいいんだよ と最後の未完の小説で肯定して人生の幕を閉じた 青空文庫
01 宮本 百合子 1190
02 岸田 国士 645
03 小川 未明 615
04 野村 胡堂 521
05 坂口 安吾 510
06 芥川 竜之介 379
07 豊島 与志雄 353
08 牧野 信一 343
09 寺田 寅彦 304
10 宮沢 賢治 278
11 太宰 治 274
12 田中 貢太郎 263
13 岡本 綺堂 252
14 中谷 宇吉郎 247
15 折口 信夫 233
16 泉 鏡花 217
17 山本 周五郎 197
18 萩原 朔太郎 194
19 北大路 魯山人 185
20 海野 十三 178
21 堀 辰雄 162
22 夢野 久作 157
23 田山 花袋 153
24 坂本 竜馬 151
24 中原 中也 151
26 原 民喜 145
27 岡本 かの子 142
28 永井 荷風 140
29 森 鴎外 138
30 吉川 英治 133 安吾の作品は、現代社会にも通じる普遍的なテーマを扱っています。特に、人間の弱さや葛藤を描き出した作品は、多くの人に共感を呼んでいます。
また、安吾は女性についても深い洞察力を持っていました。彼の作品には、自立した女性や、男性に翻弄される女性など、様々な女性が登場します。 近年、小林よしのり氏による安吾作品への深い考察に触れ、私も安吾作品を読むようになりました。小林氏は、安吾作品の独特な文体や鋭い洞察力、そして人間の本質を抉り出すような表現を高く評価していました。
特に印象に残っているのは、小林氏が安吾作品を「現代社会の病理をえぐり出すメス」と評したことです。安吾作品は、戦後の混沌とした時代を背景に、人間の弱さや愚かさ、そして社会の矛盾を容赦なく描き出しています。そのような作品を、小林氏は現代社会にも通じる普遍性を持つものとして捉えていたのです。
小林氏の影響を受け、私も安吾作品を様々な視点から読み解くようになりました。すると、安吾作品が単なる文学作品にとどまらず、現代社会を生きる私たちに多くの示唆を与えてくれるものであることに気づきました。
安吾作品を通して、人間の本質や社会の仕組みについて深く考えさせられることもしばしばあります。しかし、同時に、人間に対する深い愛情や希望を感じられる作品も多く存在します。
小林氏のおかげで、安吾という偉大な作家に出会うことができました。これからも安吾作品を読み続け、その奥深い世界を探求していきたいと思います。