【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】
>>53
文学と無縁の世界を送るがいい。
俺はあの名作でヘミングウェイの才能に嫉妬した。 ヘミングウェイの作品の多くは彼の個人的な体験を基に書かれているから、その体験に共感できる人は面白く感じるし、共感できない人はつまらない。
読者を選ぶ作家だよね。 彼はハイスクール卒業後カンザスシティースター紙の記者になった。
この新聞記者時代の経験が、わかりやすく率直で客観的な彼の文体を形成した。 記者経験がある作家なんて、腐るほどいると思うのだが 日はまた昇る 新訳版
アーネスト・ヘミングウェイ
2012/03/23刊行予定 693円
ヘミングウェイの代表的長篇が、名手・土屋政雄の翻訳で鮮やかに甦る! 新訳の決定版
>>134
すげー面白いよな
一番とっつきやすいし
読者を釣る手腕が見事 >>97
あー典型的に君間違ってんね
三島由紀夫を誤解してる奴も同じ
自殺から人生を逆算して見ちゃうのね
三島なんか特に、あれ、ホントは勝算あってやったことだから
失敗してああいうことになったの
それを賞賛してるの(笑)
三島は冷汗かいてるだろうなああの世で
同じ事だよ 日はまた昇る、いいよな
パリに行きたくなる
あの作品が後世に与えた影響って凄いと思う 田舎者のアメリカ人がヨーロッパで現地の素敵な女性と出会い恋をし別れる。
という話が多い。これで田舎者のアメリカ人にうけて本が売れて儲かった。 >>144
ヘミングウェイなんかたいしたこたあない。ヘンリーミラーにくらべたら。 >>1
老人と海をスレタイにいれちゃうあたりセンス無いよな 「心が二つある大きな川」という短編のこのタイトルはどういう意味なんだろう。
・ニックの釣った魚が2匹だから
・ニックと鱒(あるいは川)で2つの心
・沼地で釣りをできる心とできない心…戦争で傷ついたニックの心を暗示? >>144
かったるい。
チャラチャラヨーロッパを周遊。
チンポが無いんだがなんだか知らないがいい気なもんだ >>144
青春の光と影。情熱と退廃。
ヘミングウェイの最高作というのがアカデミックな評価。 『持つと持たぬと』『河を渡って木立の中へ』という文庫化されてない長編
がある。全集でないと読めないんだが、読んだ人いる。
俺は読んだが、どちらも感心しなかった。 『持つと持たぬと』ってむかし中村真一郎が二十世紀文学の方法的冒険のひとつとして
取り上げていたのを読んでペンギンブックで買ったけど、結局読まなかった。
あるいは途中で放擲した。
しかし欧米ではわりあい読まれてるような感じはしますねえ。
原書のペーパーバックの古本をよくみかけるから。 >>144
ヤリマン女が闘牛士とヤる話。
マタドールだけに・・・
( ´,_ゝ`)プッおれおもろい 昨日読み終わった
もの凄く面白かったわ「日はまた昇る」
なるほど最高傑作かもしれん
一寸なんとも言えんけだるい読後感・余韻
あの時代にしか無いものを切りとっていながら同時に普遍的な何かに触れている
途中かったるかったりするんだけどなる程これは見事な長編小説だわ
この人ってやっぱ自殺するわ
どの作品も読後感がなんか鬱っぽくすっきりしない
鬱陶しい人生のモヤモヤをこっちに投げかけられたまま幕を下ろす
モヤモヤさまぁ〜ず >>167の言うとおり。同じ読後感の作家は沢山いると思うぜ。
ただ自作で気に入っていると言っているものは陰鬱だ。
フランシス・マカンバーの短い幸福な生涯、世界の首都、キリマンジャロの雪など。
人間的なイニシエーションによって死は越えられないんだろうな。 戦争から帰ったら鬱でニートで妹がお兄ちゃん大好きというやつ? >>170
そう、それ。
WOWOWでやってた「ザ・パシフィック」の最終回が、「兵士の故郷」を想わせる。 自殺って言ってもアルコールによる精神障害が原因の自殺でしょう。
本来、気質的に鬱の人じゃないでしょうし。
「パリは祝祭」ではさんざフィッツジェラルドのアル中ぶりを哀れみながら
てめえは反省も無く朝からカフェで一杯やってる。その付けが来るべくして
来た結果の自殺。文学的にはなんの意味もないわけだ。 アルコールは本来持っていた原因を増幅する作用を持つもので、それ自体が原因ではない。アル中になった原因を探ることが必要。
やはり、一般的な解説の通り体の自由が利かなくなって趣味のアウトドアライフを愉しめなくなったのが原因だろう。 >アルコールは本来持っていた原因を増幅する作用を持つもので
↑
これは完全に誤りです。薬物依存について何もわかっていない。
アル中になった原因は酒の飲みすぎ。
ヤケ酒とか逃避とかじゃなくマッチョを気取るための酒。ほとんどバカ。スギちゃん以下。
そしてパリ時代のあの飲み方ではアル中になるに決まってます。 すべてが私のために仕組まれた物語のように感じる。
大自然の厳しい世界を戦い抜いている人たちの姿
「さあ、来やがれ、ガラノーめ!」
「人間は負けるようには造られていないんだ」
「人間は殺されるかもしれない、けれども負けはしないんだぞ」
少年は老人の両手をみて泣いた 老人は完全にうちのべされたことを覚った。もうとりかえしはつかない。
いま、かれは軽々と海の上をすべっていく。なんの想いもなければ、いかなる種類の
感情もわかない。いま、かれのうちにはなにもなかった。ただ小舟をうまく操って港に
変えるだけだ。
大自然のなかを戦い進む老人。尊敬の眼差しの少年。老人は夢をみる。 俺らの船長、甲板に
望遠鏡を手放さず
いかなる岸に汐ふくとても見逃すまいぞ大鯨。 高見浩訳全短編をこの夏読んでるんだが
面白い、ギョッとするようなのもあるがイミフすぎるのが多い。
キチガイ男に去勢術を頼まれる医者の話とかもうわけわからん
God Rest You Merry, Gentlemen チンポなくなるとか切り取るとかいうモチーフ多いよな
倒錯してる 医者二人の会話で「あんたはユダヤ人じゃなかったのかい?」というのがポイント >>185
日本人の感覚だと理解しづらいの多いよね。 登場人物を大量に出したうえに、人称代名詞の使い方が変だから、読むのが疲れる
短編読んでるが、会話文とか誰がどの台詞を言ってるかを追いづらい。
もうちょっと整理したら読みやすいのだろうな。 なんかその辺って翻訳者が良くないんじゃないの。
ヘミングウェイを理解してる人が翻訳するならいいけど、単なる翻訳屋じゃあ台無しだ。 新潮社の大久保康雄訳の短編集は古くさく感じるね
訳されたのが50年以上前だから、当然と言えば当然であるが。 >>194-196
高見浩訳はそこら辺すごく意識してる。
どうもアメリカ人にも、どっちがしゃべっているのかわからなくなる部分があって、意味が変わってしまい今も議論になってる部分とかあるようだ
巻末の解説にそこら辺詳述してある
翻訳って古くなるからね。ある作品におけるその時の翻訳の寿命は長くて4〜50年 全短編集の2巻の解説に書いてあるね。
欧米圏の原語は、文法の都合から代名詞を多用せざるを得ない。
なので、読むのが大変だったりする。
特に古典小説。
最近の本は可読性なども考慮されて書かれている。
海流の中の島々、久しぶりに書庫から取り出して読もうと思う
これはいいよ 第一章は完全に「夏休みのレジャー小説」で凄く楽しいから
老人と海は、じつはこれの最終章と聞いたな それまだ読んでないし、最後の最後に読もうと思ってるんだわ
厳密にいえば、ヘミングウェイが上梓した作品とはいえないから いや『海流〜』はまだ彼の作品といっていいでしょ
『エデンの園』は出版社の営業上の都合むりやり作られたものだけど >>182
老人はまだ戦いをやめない、という示唆。
これによって物語は円環の構造をとり、作品として完結する。
それを読み取れないなんてどっちが幼稚なんだか。 ヘミングウェイは一時期フィッツジェラルドと男色関係にあったって記述をどこかで読んだ記憶がある。 ないないそれはない
日はまた上るであんだけ小馬鹿にして
それはない 日はまた昇るにそんな記述はないよ
フィツジェラルドらしき人物は出てこない
ヘミングウェイの英語は読みやすいと言う。
単語とか文法的な観点からは、確かにそうだと思う。
だが、内容的には読みづらいな。
この人全部書かないからね
冗長とは無縁
書かれてあることは氷山の一角
水面下にある膨大な人間心理ををわずかに水面から出た氷山で表現しようとした作家だから 30年ほど前に放映されてたサントリーOLDのCMのモデルはヘミングウェイ。
“通り過ぎていったもの 放浪 孤独 喧嘩……”
“男はグラスの中に自分だけの小説を……” >>204
ああっ、そういうことを示唆してるんだああ!
ってようやく気付くレベルの人にはいいかもしれないが
現代のふつうの読者からすればその「示唆」のしかたが陳腐で笑っちゃいますよ、
ってことじゃないの?じっさい笑っちゃうよね、ライオンの夢なんて(爆笑 >>213
>現代の普通の読者
笑っちゃうのはお前の脳みそだよ、バーカw 「ライオン」という言葉にだけ反応して幼稚とか思い込んでる日本人のいかに幼稚なことか。
それはあんたの勝手な思い込みでしょ、と云う他はない
やはり欧米文学は日本人には理解でき無いのかも知れぬ。
大事なのはこれで物語が円環として完結するという事
この一語でヘミングウェイは冗長を排しながら老人の明日という未来を示唆する
故に物語は冒頭へ戻る
かくして物語はウロボロス様の構造を作り、作品は自立し完成する >かくして物語はウロボロス様の構造を作り、作品は自立し完成する
ふむふむ(笑
「老人と海」しか読んでない子供にはきついお灸になったようだ おっ、ウロボロってるガキがはしゃいでるっての、このスレかw >>218
大変優れた批評だ
>>208
ワイオミングのワイン しかし、深読みしようと思えばいくらでも出来る、そんな短編
短編のほうが優れたのはむしろ多いと思う、とは我が師の師である福田コウソン >>222
ひとつだけか?ひとつじゃしょうがないだろ。 サンチャゴって生きてるの?過去の老人の業績(カジキマグロを吊り上げたは
いいものの、持って帰る途中で食い尽くされてしまう。)を回想するのが
ライオンのイメージで、老人の明日(そもそも老人に未来はない)というより
人生を肯定しているんじゃないか? このスレタイでは夏休みの読書感想文書いてる子供がやってくるのは仕方ないだろう
しばらくは我慢だ
>>227
本屋に行って、文庫の薄っぺらさで課題に選んだと見た(笑) 老人と海 >>225
でも、それじゃウロボロじゃないからまた>>218が拗ねちゃうw まあ、人生は円環じゃないしねえ。
いくらヘミングウェイがマッチョのアル中でもそこまでバカじゃないでしょ。
全短編読むのに気力がいる
高見浩また読んでみようかな