【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】

**吾輩は名無しである** · 2017/07/27(木) 12:11:21.34

長編では『持つと持たぬと』『河を渡って木立の中へ』が素晴らしいな。

**吾輩は名無しである** · 2017/10/30(月) 20:08:07.29

大江健三郎の個人的な体験にもヘミングウェイの小説の比喩がある

学術 · 2017/10/30(月) 20:35:43.35

３　×２　が好評。グランドクロスね。

**吾輩は名無しである** · 2017/11/07(火) 18:04:14.00

ほう

**吾輩は名無しである** · 2017/11/16(木) 20:53:20.51

フィフティグラントなんて結構な傑作に思えるよな

**吾輩は名無しである** · 2017/11/17(金) 11:30:35.56

５５４

**吾輩は名無しである** · 2017/11/17(金) 11:30:57.23

５５５

**吾輩は名無しである** · 2017/11/17(金) 23:19:10.99

>>555
自分で加速するのはルール違反なのだよ

**吾輩は名無しである** · 2017/11/18(土) 10:08:19.08

>>549
同意
読んでいる人は少ないだろうが

**吾輩は名無しである** · 2018/04/15(日) 00:07:26.01

世界的人気を誇り、地位も名声も手に入れた成功者である。彼は実生活でも華やかな人生を送っていた。4度の結婚に加えて、数々の女性とのスキャンダル。有名人でお金持ち、さらには顔もハンサムということもあって、超モテモテだったのである。

そんな彼が生涯悩み続けたのが、自分のイチモツが小さいこと。そう、頑強なイメージのヘミングウェイだが、“粗チン”だったのだ。
彼の友人によると、“息子サイズ”は2～3センチ。これは、小学生低学年ぐらいの男の子と同じサイズなのだそうだ。ち、小さい…。

多くの心理学者は、「ヘミングウェイのハードボイルドな作風は、大きな男性性(大きな男根)に対する憧れ」だと分析している。心理学的に人間は、コンプレックスを抑圧しようとすると、その反動で何らかが噴出する生き物だといわれる

**吾輩は名無しである** · 2018/04/15(日) 06:11:16.54

ふーん、フィッツジェラルドが小さいことをばらしたくせに
本人も小さかったってことかい？

**吾輩は名無しである** · 2018/05/27(日) 14:20:12.17

こんなオフィスで働きたい！第1回スタートトゥデイ(前編） | デザインってオモシロイ -MdN Design Interactive-
https://www.mdn.co.jp/di/articles/2211/
「NOWAR」というメッセージがスタートトゥデイらしい。
2007年12月に東証マザーズに上場した際に東京証券取引所のセレモニーで
代表の前澤友作さんを含む取締役5名が
鐘を鳴らす前にそれぞれTシャツにスプレーしたもの
>>1
メタリカ Tシャツ（アルバム ”Ride the Lightning”）｜METALLICA（メタリカ） - ZOZOTOWN
http://zozo.jp/shop/venceexchange/goods-sale/19693008/?did=38296058
【日本語訳】 Metallica - For Whom The Bell Tolls - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=4yYrCxQKXDo#t=2m05s
ノーベル文学賞作家アーネスト・ヘミングウェイの同名小説
『誰がために鐘は鳴る』から書かれた曲。
原作はスペインの内戦
を描いた小説ですが、その中でも５人の兵士が空爆によって丘で命を落とす場面を印象的に描いています。
この曲は文学的な描写によって
戦争
の空しさ・命のはかなさを際立たせている気がします。
文学的、叙情的な歌詞で"作詞"というものを確立した曲じゃないでしょうか。
>>2 >>3
バンドTシャツを語るスレ！３
http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/fashion/1524651903/
前澤友作「お客さまを神様だと思ったことは一度もないです」　身長 162.1cm
http://business.nikkeibp.co.jp/article/interview/20120424/231350/ph001.jpg
https://i.ytimg.com/vi/owUEcOcQuZ8/maxresdefault.jpg
みんなが寝静まった頃に
今最も胡散臭い千葉の企業『スタートトゥデイ』
…『ZOZOTOWN』前澤友作社長の中身空っぽな正体.

**DJgensei artchive gemmar** · 2018/05/29(火) 16:04:16.90

エイハブの胸ぐらをつかむか老人の足音を忘れるかかでは、雲泥の差。

**吾輩は名無しである** · 2018/08/05(日) 01:32:13.56

文豪ヘミングウェーの未発表作品を米誌が掲載　第２次大戦中のパリ舞台
https://www.sankei.com/world/news/180804/wor1808040011-n1.html

Revisiting Paris: The Story Behind Hemingway’s
Unpublished “A Room on the Garden Side”
https://strandmag.com/revisiting-paris-hemingway-unpublished/

**吾輩は名無しである** · 2018/09/24(月) 20:27:47.89

残業おわた
今から海にカジキマグロを釣りに行くぜ

**吾輩は名無しである** · 2018/11/03(土) 18:03:19.82

https://hametuha.com/news/article/30373/
新潮12月号にヘミングウェイ晩年の未発表小説「中庭に面した部屋」が掲載　11月7日発売

**吾輩は名無しである** · 2018/11/03(土) 18:34:58.37

昔福田が老人と海を絶賛していたと知って
ガッカリしたな

**吾輩は名無しである** · 2018/11/07(水) 17:32:41.39

A Room on the Garden Side.

**吾輩は名無しである** · 2018/11/15(木) 15:58:52.96

【訃報】歌手・成田賢さん死去７３歳「サイボーグ００９」「電子戦隊デンジマン」主題歌
http://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1542078793/

836: [sage] 2018/11/15(木) 13:26:16.22 ID:AaNB81uv0
「誰がために」を「たがために」と読むことを009の歌で知ったがこの言葉をこの曲でしか使わなかったわ

837: [sage] 2018/11/15(木) 13:39:17.27 ID:tZc9TD1p0
>>836
ヘミングウェイの本とか読まないか？

839: [] 2018/11/15(木) 15:49:45.46 ID:usIPOuDp0
【雪国住民、誰がために戦う】もうみんな、豪雪地帯に住むのやめようよマジで
http://matsuri.5ch.net/test/read.cgi/sky/1542250388/

>>837
一般庶民はヘミングウェイなど興味ない

**吾輩は名無しである** · 2019/09/07(土) 01:47:52.17

https://i.imgur.com/z4Gwclz.jpg

**吾輩は名無しである** · 2019/10/08(火) 20:30:56.82

柴田元幸訳で短編が出てる
しかもハードカバーや

**吾輩は名無しである** · 2020/02/04(火) 03:48:00.02

「ヘミングウェイで学ぶ英文法」
「ヘミングウェイで学ぶ英文法 2」

ともに、\2000くらい！

**吾輩は名無しである** · 2020/03/13(金) 07:23:29.26

いろんな人が訳しているが、誰がいい？いいのポイントは、

① 原文の持つ特徴的な文体を忠実に再現
② 誤訳がない（少ない）
③ 日本語として読みやすい

**吾輩は名無しである** · 2020/03/13(金) 13:04:55.29

『日はまた昇る』は岩波文庫の谷口陸男訳がすぐれている
この人の『夜はやさし』や『怒りのぶどう』も名訳

**吾輩は名無しである** · 2020/03/13(金) 17:05:57.30

ありがとう。でも「日はまた昇る」は新潮文庫の高見訳で読んだ（なんでこの人に訳させたのかと思うくらい変な訳）。機会があれば、岩波文庫で読み直してみるよ。

**吾輩は名無しである** · 2020/03/19(木) 14:38:58.92

ヘミングウェイの短編をほとんど読んだことがないのだが、おすすめを教えてくれませんか？

**吾輩は名無しである** · 2020/03/21(土) 19:13:02.32

>>574

「キリマンジャロの雪」でいいんじゃないの。

**574** · 2020/03/24(火) 10:31:48.18

>575
ありがとうございます。タイトルは聞いたことがありますが、未読でした。早速読んでみたいと思います

**吾輩は名無しである** · 2020/03/26(木) 18:28:37.60

>>574

しかし今さらなぜヘミングウエイの短篇なんぞやを。

**吾輩は名無しである** · 2020/04/14(火) 19:25:08.17

なぜ村上とか柴田はヘミングウエイの翻訳を手掛けないの？
（興味がない？）

**吾輩は名無しである** · 2020/04/14(火) 21:47:57.96

長編はつまらない

**吾輩は名無しである** · 2020/04/15(水) 00:13:39.14

村上春樹は初期の長編と短編が好きで
二人はあまり老人と海は評価してない
そこらへんは新潮社は高見浩訳で出してるから
二人が訳す必要がないって感じかな

**吾輩は名無しである** · 2020/04/16(木) 14:20:31.05

ヘミングウェイの短篇はいいねえ。初期の長編と言うと、「日はまた昇る」かな。「老人と海」は自分もあんまり好きではない。

新潮文庫の高見訳があまり好きではないので、ふたりのうちのどちらかに訳しなおしてもらいたかったのだが。

いろいろと教えてくれて、ありがとう。

**吾輩は名無しである** · 2020/04/24(金) 08:03:05.36

なんで後期の長編は「意識の流れ」なんて異物を取り入れようと思ったのかわからない
自分の持ち味全否定じゃん
抑制された文体がめちゃくちゃだよ
あと絶対ヘミングウェイはナルシストなんだから三人称より一人称視点の方があってる

**吾輩は名無しである** · 2020/04/24(金) 08:05:50.91

面白い長編なんて「日はまた昇る」と「武器よさらば」ぐらいだろ
あとギリギリ「移動式祝祭日」

イナ ◆/7jUdUKiSM · 2020/04/25(土) 02:37:15.64

『老人と海』の出だし、
───────────
　かれは年をとっていた。メキシコ湾流に小舟を……───────────
こんな感じ。たしかに三人称ですね。

**吾輩は名無しである** · 2020/04/25(土) 08:21:18.87

>>584

He was an old man who ....

なぜ三人称で「老人と海」を書いたのか、そのあたりについて解説している本はある？

**吾輩は名無しである** · 2020/04/25(土) 11:04:14.35

意識の流れの手法は三人称の方が効果を発揮するんだよ
手本にしたフォークナー、ジョイスの作品も圧倒的に三人称の方が多かった

**吾輩は名無しである** · 2020/04/25(土) 11:14:59.12

あまり詳しくは書かれてないけど、三笠書房のヘミングウェイ全集別巻で谷口陸夫がそのへんを愚痴ってた
がらにもないことしてんじゃねえ！って
ヘミングウェイを神格化することなく割とボロクソに書いてるからオススメ

**吾輩は名無しである** · 2020/04/25(土) 13:15:04.72

>>587

ご教示ありがと。新型コロナが収まったら、図書館へ行って読んでみるよ。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/17(日) 02:49:20.47

むかしむかしに読んだ「誰がために鐘は鳴る」
読み返してみる
先ず掲げられているのがジョン・ダンの言葉
そうか、ひとは孤島ではないのだ

**吾輩は名無しである** · 2020/05/17(日) 23:02:58.33

rope-soled shoes
この辺りのこだわりがいい

**吾輩は名無しである** · 2020/05/18(月) 19:31:38.77

案内人の爺さん、大丈夫かいな

**吾輩は名無しである** · 2020/05/19(火) 11:33:26.27

今、「桟橋の老人」読んだんだけどめちゃくちゃ良いな
どうしてこんな淡白な文体で、当時のヨーロッパの空気と悲惨さを伝えられるのか本当に不思議

**吾輩は名無しである** · 2020/05/20(水) 00:09:12.09

＞＞592
たしかに良い短篇だ
英語得意なの？

**吾輩は名無しである** · 2020/05/20(水) 09:00:12.70

>>592

ヘミングウェイの短編が素晴らしいのは言を待たない。問題は何人かの人が指摘しているように、長編だろう。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/20(水) 21:31:51.40

来月末の新潮文庫新刊に高見浩新訳の老人と海がある

**吾輩は名無しである** · 2020/05/20(水) 23:00:22.06

『持つと持たぬと』『河を渡って木立の中へ』を読んでいるのは変人か？

**吾輩は名無しである** · 2020/05/21(木) 15:02:29.58

>>595

とっくに改訳の時期なのはわかるが、なぜ新潮社は高見浩を起用した。彼の個人訳全集でも出版するつもりなのか。ミステリー畑の翻訳者だから悪いとは言わないが、彼の日本語にはリズムと格調が欠ける。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/23(土) 09:32:54.42

確かにリズムは悪いかも

**吾輩は名無しである** · 2020/05/23(土) 09:45:03.14

>>592
桟橋の老人ってタイトルですか？
検索してもどれのことかわからなかった

**吾輩は名無しである** · 2020/05/23(土) 13:52:15.03

>>599
ごめん
「橋のたもとの老人」だった

**吾輩は名無しである** · 2020/05/23(土) 14:03:12.57

oldman at the bridge だから桟橋でもなんでもなかった

**吾輩は名無しである** · 2020/05/24(日) 12:48:33.86

ずいぶん前なんだけど「日はまた昇る」は読み終えるのにほんと難儀した
面白くないというのが理由なんだけどもう義務感と意地だけで読み終えた

**吾輩は名無しである** · 2020/05/24(日) 16:29:50.72

『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編のなかでは面白い方では？　『海流の中の島々』は途中で投げ出して、放置したまま積読の状態で、もう十年以上。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/24(日) 19:57:37.87

日はまた昇るは当時のスペインとかパリの雰囲気や文化に興味ないやつはキツいかもね
秀逸な会話や情景描写もそれありきだし

**吾輩は名無しである** · 2020/05/24(日) 21:22:13.59

『日はまた昇る』はヘミングウェイの長編ベストというのが学者の通説

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 04:33:24.96

おまいらほんとに頭わりいね

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 14:56:19.26

「日はまた昇る」の様々日本語訳者のなかで最も原文の良さを引き出せたのは、昭和初期の高村勝治なんじゃないかと今でも思う。
基本的に原文に忠実に訳していて、めちゃくちゃな文章もあるけど、無駄な改変がなくてコンパクトで読みやすい。
ひらがなが多いのもよい。
特にジェイクがおかまにキレるシーンで「ぼくはおこった」とだけしか書かなかったのはセンスを感じた。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 19:11:15.44

原書で読んだやつっておるの？

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 19:25:29.90

ヘミングウェイは読もうとおもったら誰でも読める
基本的に絵本レベルで簡単な単語しか使われてないからね
長編はかなり根気が必要なのは当然として

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 19:29:22.42

自分は「日はまた昇る」講談社英語文庫のやつポチって読んでみたけどかなりキツかった
普段の五倍ぐらい読むのに時間がかかった
でも俺みたいな低脳でも読めるんだから大抵のやつは読めると思う

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 19:46:25.61

>>607

原文ではどうなっているの？

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 19:50:29.56

ただ最後のページまでいったからといって読めたとは限らんがな
その辺のところがわかっとらんようだな

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 20:00:30.33

>>600
ありがとです！

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 21:21:19.49

>>601
そのままI got angryだったよ
でも、翻訳者はなんでも高尚な文章にしたがるし、やっぱりそのまま直球で訳すと味気なくなることも多いからね。
そこをあえて直球勝負をするのは勇気があったんだなと。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 22:15:46.69

>>614

ありがと。いろいろ訊いて悪いけどほかの人は、どう訳しているの。じぶんは高見訳で読んだが、いま手元に本が無いんで。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/25(月) 22:37:58.91

自分も今は高見訳が手元にないんで申し訳ないが、「ぼくは突然、怒りが胸の内から湧き上がってきた」みたいな回りくどい訳だったと思う。特にこのシーンは訳によって差が激しかったから自分でも気づいた。

**吾輩は名無しである** · 2020/05/26(火) 08:01:28.50

>>616

おお、早速ありがと。原文とはずいぶん違うし、誤訳とは言わないが、明らかに訳しすぎだ。これではヘミングウェイの文体の良い点を消しており、極論すれば、彼の作品を否定することにもなりかねない。翻訳とは難しく厄介なものだ。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/21(日) 08:35:31.20

>>601

『スミルナの埠頭にて（On the Quay at Smyrna ）』が頭にあったんじゃない？

**吾輩は名無しである** · 2020/06/21(日) 18:37:02.09

>>618
たぶんね

**吾輩は名無しである** · 2020/06/21(日) 18:41:06.76

たぶん最高の短編は「雨の中の猫」だろうな。
一文ずつにすべて意味がある。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/21(日) 18:49:53.38

>>620

「やっぱり短編、作家別この三作を選ぼう」のスレに書き込みしたものだが、同志がいて嬉しい。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/22(月) 11:59:29.33

>>621
おれ馬鹿だから、子猫が妊娠の願望の象徴だって長い間気づけなかったよ。気づいてから一番好きな短編になった。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/22(月) 12:06:02.96

ヘミングウェイは不器用な作家だと思われがちだけど、メタファーとかいろんな手法を用いてるんだよな
その中でも「雨の中の猫」はすべてが隠喩的と言っていい

**吾輩は名無しである** · 2020/06/22(月) 18:52:13.98

>>622

俺、今の今まで気づいてなかったよ。教えてくれて、ありがとう。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/24(水) 19:02:28.31

中上健次は絶対にヘミングウェイの影響を受けていると思う。
枯木灘の「穴を掘るのが好きだった」のくだりとか。
なんで言及されないのか謎。

**吾輩は名無しである** · 2020/06/24(水) 19:34:03.60

昭和で終わった文壇作家だからな

**吾輩は名無しである** · 2020/06/24(水) 21:14:43.70

中上はまだ爪痕残せてる方でしょ...

**吾輩は名無しである** · 2020/06/26(金) 16:12:02.28

個人的にはフォークナーと同じぐらい今のポストモダン文学に影響を与えていると思うけどなヘミングウェイ
ガルシアマルケスのそっけない「語り」もかなりヘミングウェイ入ってるし

**吾輩は名無しである** · 2020/07/02(木) 13:56:50.49

>>618
スミルナの埠頭って何かと思ったら「我らの時代に」の冒頭のやつか

**吾輩は名無しである** · 2020/12/29(火) 15:06:30.85

https://dotup.org/uploda/dotup.org2340259.jpg

**吾輩は名無しである** · 2021/05/19(水) 10:03:23.22

『日はまた昇る』の冒頭で、ロバート・コーンについてけっこうな文量で語ってるんだけど、あの描写が意味するものをつかんでるヒトいるかな？？

ギャツビーとかオブロンスキーについての語りなら、鏡としてなんとなく類推できるんだけど

**吾輩は名無しである** · 2021/07/20(火) 19:27:50.91

ロバートコーンが「日はまた昇る」という作品のテーマにもっとも合致した人物だからじゃない
特にやりたいことはなく、コンプレックスを解消するために金と時間を浪費する人生
それを自覚しながらも南米に行こうとしたり、自分を変えようと試みるも出鼻をくじかれ、女を追いかけ回して最後は完全に尊厳を破壊される
それでも変わらず太陽は昇り、世界は回り続ける
作品の真の主人公はブレッドでもジェイクでもなくコーンだと思うよ

**吾輩は名無しである** · 2021/07/28(水) 19:45:06.74

老人と海】
シイラは英名でDolphin Fishと言います。

この為、ヘミングウェイの有名な小説、老人と海ににおいてシイラが
登場するのでありますが、初期の日本語訳では、何とイルカと訳して
しまったそうで、どうも話がしっくりしなかったとか・・・。

これを末広恭雄博士が指摘し、後に、イルカからシイラに訂正翻訳
されて出版したという有名な逸話があります

**吾輩は名無しである** · 2021/07/28(水) 19:50:08.70

実録！『老人と海』訳者解説
http://www13.plala.or.jp/nami/old_kaisetsu.html

**吾輩は名無しである** · 2021/09/19(日) 23:48:59.10

食わず嫌いだったんだけど『日はまた昇る』読んだら非常に面白かった。
ヘミングウェイってマッチョなイメージだったけどこれマッチョなのか？

**吾輩は名無しである** · 2021/09/23(木) 21:15:57.07

マッチョとは真逆のコンプレックスまみれの哀れな男だよ
ヘミングウェイは
日がまた昇るの主人公が不能という設定なのは、ヘミングウェイが短小で、それに対して劣等感を抱いていたから

**吾輩は名無しである** · 2021/09/24(金) 12:30:51.86

「日はまた昇る」と「武器よさらば」は大久保康雄訳で読んだけど新潮文庫の新訳はいいの？

**吾輩は名無しである** · 2021/09/27(月) 22:57:15.22

高村勝治訳が一番
戦後すぐの翻訳だけどamazonで100円で買える
大久保訳ははっきり言ってゴミ

**吾輩は名無しである** · 2021/09/27(月) 22:57:53.45

間違った、新潮の高見訳はゴミ

**吾輩は名無しである** · 2021/09/27(月) 23:02:37.26

スポーツ好きの作家なんて珍しいからマッチョなイメージになっちゃったのかな？
小説の主人公たちはマッチョというより普通よりちょっと享楽的な人たちって印象なんだが

**吾輩は名無しである** · 2021/09/28(火) 02:22:36.46

「日はまた昇る」の頃の若者は第一次世界大戦と世界恐慌の影響で荒れに荒れてたからな
日本の氷河期世代なんて鼻で笑えるレベル
アル中にならなきゃあんな時代やってけなかったろうさ

**吾輩は名無しである** · 2021/09/28(火) 02:28:40.68

ヘミングウェイの青春は、第一次世界大戦の戦場でトラックの運転手をやっていたこと以外ただの平凡なものに過ぎなかった
壮絶なイメージはほとんどスペイン内戦参戦と自殺のせいだと思う
二つとも自業自得
飛行機事故で負傷したのは少し可哀想だったけどね

**吾輩は名無しである** · 2021/09/28(火) 12:49:53.94

>>639

その通り。『嵐が丘』の鴻巣といい、新潮社はきちんとした訳者に依頼を出すべき。

**吾輩は名無しである** · 2021/09/28(火) 21:57:21.79

世間では文豪ヘミングウェイてイメージあるが日本の文壇では大江、中上のフォークナー、春樹のフィッツジェラルドと比べて軽く見られてないか？

**吾輩は名無しである** · 2021/09/28(火) 23:04:50.09

英文学なら原書で読めよ

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 08:43:45.86

>>644
ヘミングウェイ『日はまた昇る』と村上龍『限りなく透明に近いブルー』を
比較して読むと面白い

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 15:43:56.69

>>644
ヘミングウェイの丸パクリと言える作家は小川国夫ぐらいかな
村上春樹はチャンドラーのファンだから間接的にヘミングウェイの影響を受けてることになる

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 15:46:20.90

ヘミングウェイの真髄は短編だから、影響を受けた作家が日本における「文豪」になるのは無理だろうな
ヘミングウェイ自身の長編も面白いけれども、本質的にはただのｵﾅﾇｰだし

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 17:48:14.04

英米文学におけるヘミングウェイって日本文学における志賀直哉？
簡潔な文体を確立して多大な影響を与えるという

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 18:54:19.24

日本のヘミングウェイは中上健次かな
なんだかんだ言って中上がいちばんスタンダードな文体だと思う

**吾輩は名無しである** · 2021/09/29(水) 20:05:10.89

>>650
枯木灘の頃はヘミングウェイっぽい感じだったよな
簡潔で明瞭で修飾する言葉が少ない
でも後期は完全に逆方向に行ってしまった
文体までフォークナーにならなくても良いのに

**吾輩は名無しである** · 2021/10/07(木) 15:50:00.54

近代アメリカ人男性の文体を造り上げたのはヘミングウェイ

近代日本人男性の文体を造り上げたのは夏目漱石

**吾輩は名無しである** · 2021/10/07(木) 22:48:35.67

志賀直哉の文章を模範にした人のが多いんじゃないか？

**吾輩は名無しである** · 2021/10/09(土) 13:30:05.59

>>653
流石にそれはない
日本だとヘミングウェイは地味な存在だけれども
アメリカ本国やラテンアメリカやイタリアだと神のような存在だから
文豪の中でも少なくともガルシア＝マルケス、カルヴィーノとかが影響を受けてる

**吾輩は名無しである** · 2021/10/09(土) 14:02:17.03

川端、谷崎、太宰の文体の方が現代に影響力強そうだが
彼らが漱石の影響受けてるなら、漱石から始まったと見てもいいが

**吾輩は名無しである** · 2021/10/09(土) 15:08:52.86

鷗外や露伴の文体だと漢籍の影響が強すぎて普及しづらいんだよな中島敦なんかはその直系になるんだろうけど
漱石の場合は寄席の話しことばの雰囲気が作品に残るんだよね

ハードボイルド系の文体は、チャンドラーは言うまでもなくポールオースターにも感じるからもう共有財産にまでなってるThe Sun Also Risesあたりが源流だと思うが

**吾輩は名無しである** · 2021/10/11(月) 10:41:31.70

というかハードボイルド文体はヘミングウェイが体系化しただけで、似たような文体の作家はヘミングウェイ以前にもいた
漱石の夢十夜とかカフカの短編とか、なんなら聖書の文章だってヘミングウェイっぽいと感じることがある

**吾輩は名無しである** · 2021/10/13(水) 22:32:08.17

関係ないけど村上春樹ってどの辺がフィッツジェラルドなんだ
長ったらしい比喩表現とか？

**吾輩は名無しである** · 2021/10/14(木) 20:07:27.28

グレート・ギャツビーと風の歌を聴けの冒頭が似てる

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 18:20:52.74

漱石が文壇で持ち上げられたのは戦後じゃないかな。江藤淳ー柄谷行人ラインで。戦前も人気作家とは言え。

やはり志賀直哉が日本文学の正統と思われててそれで無頼派の三人があれだけムキになって叩いた。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 18:24:20.75

>>660
ボンクラ！
能無し！
死ね！

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 18:34:12.71

平野　大体現代文学の常識からいうと、志賀直哉の文学というものが現代日本文学のいっとうまっとうな、正統的な文学だとされている。そういう常識からいえばここに集まった三人の作家はそういうオーソドックスなりリアリズムからはなにかデフォルメした作家たちばかりだと見られているが…。
太宰　冗談言っちゃいけないよ。
平野　いや、冗談じゃない、ほんとの話だよ。太宰さんはすでに少々酔っぱらってるから……。
坂口　平野が言う意味は向うが正統的の文学だとすれば、俺たちがデフォルメだというのだよ。
平野　それはそうだろうと思う。いくらあなたがそうじゃないと頑張ったっても…。
太宰　俺にはちっとも分っていやしない。デフォルメなんて……。
平野　それじゃ一つ、そのデフォルマシオンに非ざる弁を一席やって下さいよ、太宰さん。
太宰　やるも何も………僕はいつもリアリストだと思っているのですよ。現実をどういう具合に、どの斜面から切ったらいいか、どうすれば現実感が出るか、それに骨身を砕いているわけじゃないか、なにも志賀直哉の、あんなものが正統であってオーソドックスだという……そんなことを僕は感じたくない。寧むしろあの人は邪道だと思っている。文学から……。
平野　しかし、世間の常識からいえば志賀直哉がオーソドックスであなた方はデフォルメ……まあそういう風に見られていると思う。だからそういう作家が偶然寄って……偶然か企画か知らんが……一堂に会して現代文学を語るということになれば、そこにありふれた座談会なんかと面目を異にした面白い座談会ができるだろうと僕は期待するわけなんだ。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 18:37:18.96

織田　太宰さん最近戯曲を書いていらっしゃるけれども、僕は若いときに戯曲を書いておった。日本の小説を読んだことがない。初めて読んだ小説は梶井基次郎……あれは高等学校も同じだし、病気も同じそういう興味で初めて読んだ。これは非常に面白いと思って……ところが、スタンダールを読んで、芝居より小説の方が面白いと思って小説を書き出した。
ところが翻訳の文章じゃ小説は書けない。だからいろいろどんなやつがいるんだと思って……小林秀雄が志賀直哉や瀧井孝作などの美術工芸小説を褒めているでしょう。何だ、これが小説かと思って、やり出してへんなことになった。
『赤と黒』というようなことから小説の面白さを発見しながら、面白くもない志賀直哉、瀧井孝作の小説を一生懸命読んで、その文体を真似なくちゃ小説を書けないということを、まだ若い身空で教え込まれた。いまの若い人たち、いろいろな小説、外国の小説を読むでしょう。だけど翻訳の文章は悪いでしょう。
やはり名文は横光さん、川端さん、志賀さんとか言われて、結局その方から文章をとらんとするでしょう。やはり真似をしなくちゃなかなか書けないもんね。だから、やはり横光さん、川端さん、志賀さんなんかから勉強して、文学というものを学んでやったって、ちっとも新しい文学は出て来ない。
滅茶々々でもいいよ。サルトルを読んでから初めて小説が分って……なにも読まなくてもいいんだ。そこから入って行ったらいいじゃないか。やはり志賀さん、横光さん、川端さんから文学というものを教わってやっているから、へんに北條誠みたいなようになるんだ。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 19:44:31.60

若手の作家て志賀直哉に興味あるやつはそんなにいないよな
どいつもこいつも太宰と三島なイメージ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 21:31:09.69

戦後生まれのわれわれはもう志賀直哉が日本文学の正統なんてイメージはない。やはり漱石だよね。
太宰や安吾が滅茶苦茶叩いてたのもあってむしろ非常に悪いイメージ持ってて食わず嫌いだったんだけど読んでみたら面白かった。
短編は実はあんまりピンとこなかったけど暗夜行路はやっぱり凄いと思ったな。
志賀直哉の文章はやはりどこか美文調を引きずってた同時代の作家と比べて恐ろしく簡潔で散文的であれが日本の近代小説の基準、正統みたいになったのも当時はしょうがないかなと思ったな。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 21:35:33.92

ちなみにアメリカ文学というとまずフォークナーってイメージだった最早われわれの時代には
ヘミングウェイはなんか随分下みたいないイメージ
フォークナーを貶めるつもりは全くないけどそれも不当だと思ってますw

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 21:41:19.15

フォークナーはピンチョンとガルシアマルケスを生み出したからなあ
ヘミングウェイは後継者に恵まれないイメージ
彼の文章を参考にしている作家は多いけど、生涯ナンバーワンに挙げるほど心酔してる作やつは少ない

**吾輩は名無しである** · 2021/10/15(金) 23:03:31.93

でもビートジェネレーションのケルアックの「路上」にしろバロウズの「ジャンキー」にしろあえて言えばヘミングウェイの系譜の移動小説。金がなかったからかアメリカ国内旅行だけどwそれがヒッピーに繋がって行く。
志賀直哉の「暗夜行路」も移動小説ですw

フォークナーの方法論はむしろ中南米のマルケスや日本の大江とか第三世界の作家に受け継がれていく。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 03:40:08.90

そうかケルアックがいたな
あとブコウスキーとパヴェーゼだな
ヘミングウェイのフォロワーと言えるのは

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 06:47:29.31

暗夜行路は面白いのかなあ
昔読んで雪国もそうだったがなんでこんな
下手くそなのが名作なのかと不思議に思った
読んでみようかな

ヘミングウェイは誰もそんなこと言ってないけど
俺は昔から石原慎太郎と重なってた
男を主張する感じと海かなあ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 08:56:03.13

>>670
『暗夜行路』も『雪国』も名作
お前がおかしいと気づけよ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 08:59:03.96

>>663
織田作之助が現代のワナビとやってること全く同じで微笑ましい

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 09:42:57.67

>>670

どの作品読んで、そう思ったんだ？　むしろ女々しいだろう。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 13:58:19.05

>>671
>>673
このスレ変なやつ多いのねw

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 15:09:42.20

まさか『老人と海』しか読んでいないってことは、ないよな。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 18:47:14.26

クロスカントリースノウ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 22:22:08.68

『男』を感じるか？　それに舞台、雪山だし。

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 22:46:17.35

シャーウッド・アンダーソン（1876年 - 1941年）
エズラ・パウンド（1885年 - 1972年）
T・S・エリオット（1888年 - 1965年）
レイモンド・チャンドラー (1888年 - 1959年)
H・P・ラヴクラフト (1890年 - 1937年)
ヘンリー・ミラー（1891年 - 1980年）
ダシール・ハメット (1894年 - 1961年)
スコット・フィッツジェラルド（1896年 - 1940年）
ジョン・ドス・パソス（1896年 - 1970年）
ウィリアム・フォークナー（1897年 - 1962年）
アーネスト・ヘミングウェイ（1899年 - 1961年）
ウラジーミル・ナボコフ（1899年 - 1977年）
ジョン・スタインベック（1902年 - 1968年）
ロバート・A・ハインライン (1907年 - 1988年)
ポール・ボウルズ (1910年 - 1999年)

**吾輩は名無しである** · 2021/10/16(土) 22:46:44.47

ウィリアム・S・バロウズ (1914年 - 1997年)
ソール・ベロー（1915年 - 2005年）
J・D・サリンジャー（1919年 - 2010年）
アイザック・アシモフ (1920年 - 1992年)
レイ・ブラッドベリ (1920年 - 2012年)
ジャック・ケルアック（1922年 - 1969年）
カート・ヴォネガット（1922年 - 2007年）
ウィリアム・ギャディス(1922年 - 1998年)
ノーマン・メイラー（1923年 - 2007年）
トルーマン・カポーティ (1924年 - 1984年)
ジェイムズ・ボールドウィン (1924年 - 1987年)
アレン・ギンズバーグ（1926年 - 1997年）
フィリップ・K・ディック (1928年 - 1982年)
ジョン・バース (1930年 - )
ドナルド・バーセルミ (1931年 - 1989年)
トニ・モリソン（1937年 - 2019）
ジョン・アップダイク（1932年 - ）
フィリップ・ロス（1933年 - 2018年）
リチャード・ブローティガン (1935年 - 1984年)
ドン・デリーロ（1936年 - ）
トマス・ピンチョン（1937年 - ）

**吾輩は名無しである** · 2021/10/17(日) 02:16:13.06

人生とは一人称視点で見れば悲劇だが、三人称視点で見れば喜劇だ
ヘミングウェイの長編と短編を見比べればよくわかる

**吾輩は名無しである** · 2021/10/17(日) 19:41:20.76

武器よさらばはイタリアがドイツにボロ負けするまでは日本人の感覚からしたら呑気な戦場生活だよね
戦場から逃亡して女と暮らすってのはアメリカンマッチョイズムからしたらどうなん？

**吾輩は名無しである** · 2021/10/23(土) 16:49:39.19

ドストエフスキー、フォークナーはほぼ全ての長編作品が面白い
ヘミングウェイは長編は「日はまた昇る」と「武器よさらば」以外ははっきり言って失敗作
両者には残念ながら才能の差があるよな
短編はヘミングウェイが一番だと思うけど

**吾輩は名無しである** · 2021/10/23(土) 16:58:48.86

>>681
「武器よさらば」の時は反戦がブームだったんだよ
だからヘミングウェイはそのブームに乗じて巧みに戦場という地獄から抜け出すヒーローを描いた　
だから反戦ムードのアメリカで「武器よさらば」は大ブームに
スペイン内戦に参加するのがブームになると掌返しをしてファシズムに対抗するヒーローを描いた
あいつの主張に一貫性なんかないから注意しろよ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/23(土) 18:40:33.15

歳をとるとスペイン内戦は、カタロニア讃歌の方が面白いかな
小説後半で友軍のはずのコミュニストから狙撃されるようになる戦局に恐々とする
バルセロナ脱出も命懸けだし

**吾輩は名無しである** · 2021/10/23(土) 21:22:00.15

アメリカの若者にとっては享楽的に旅を続けるヘミングウェイの小説のほうがフォークナーより魅力的だっただろうね

ケルアック、バロウズは更に過激な享楽に向かうと

**吾輩は名無しである** · 2021/10/24(日) 09:28:35.63

>>682
君は鑑賞眼がしっかりしているね
ヘミングウェイの最も優れた長編は『日はまた昇る』
これはヘミングウェイの世界の研究者でほぼ一致した通説
『持つと持たぬと』『誰がために鐘は鳴る』『河を渡って木立の中へ』など
ダメな長編のオンパレードだ

**吾輩は名無しである** · 2021/10/24(日) 09:56:08.66

柄谷行人の「反ロマネスク・ヘミングウェイ」って論文読んだ人います？
柄谷って修論はダレルで中上にフォークナー教えたり英文学やってた人でもあるんですよね。
ヘミングウェイについて批判的なのか称賛してるのかどんなこと書いてるのか気になりますね

**吾輩は名無しである** · 2021/11/01(月) 14:12:58.72

(あらすじ)

ある時、老人が海辺を闊歩していると、
一匹の亀が民衆から石を投げつけられていた。

なぜこんなことをしているのかと問うと、｢この亀は竜宮の人攫いだからだ｣と答えた。
それを聞いた老人は民衆にこう言った。

｢ならばしかたがない。続けなさい｣　

そしてこう続けた。
｢ただし、実際に竜宮城に行ったことのある者だけこの亀に石をぶつけなさい｣
民衆は、とまどい、やがて一人また一人とその場を離れ、石をぶつけているのは老人ただ一人だけとなった。

**吾輩は名無しである** · 2021/11/01(月) 20:10:49.38

受けると思ったんだろうな

**吾輩は名無しである** · 2021/11/10(水) 08:57:35.88

>>663
ヘミングウェイとは関係ないけど漱石、荷風、谷崎じゃないのが興味深い
そういう時代だったのかね

**吾輩は名無しである** · 2021/11/10(水) 16:19:57.08

福田はヘミングウェイの「老人と海」の解説で
現代ヨーロッパ文学は旧弊な慣習と相互監視によって各個人が心理的に逼迫した結果、
内面的・実験的作風に行き着いたが、自由で社会制約の少ない現代アメリカ文学はそうではない、
といったことを述べていたわけだけど、

この考え方では
江戸以来の隣組制度が形を変えて残存する日本の伝統社会でヨーロッパ風の内面観照的な作品が出てこなかったのは何故なのか？
という問いに対する答えは出てこない。

いわゆる文学的内面性というのはもっと別のところから生まれると思う。
例えば福田よりも上の世代に属す坂口安吾あたりは
内面性を支える自我というものを問題にしているわけであって。
これは社会慣習や相互監視という環境的負荷から自然発生的に生じるものじゃないでしょう。

**吾輩は名無しである** · 2021/11/10(水) 17:00:52.18

>>691
私はヨーロッパ文学には無知なので、見当違いな質問かもしれないのだが、福田の言う「内面的、実験的な作品」とはゾラ、フローベールの作品群のようないわゆる「自然主義文学」のことを指しているのかな？

**吾輩は名無しである** · 2021/11/10(水) 17:02:58.31

それともドストエフスキーのような観念小説のことを指しているのか？

**吾輩は名無しである** · 2021/11/11(木) 07:26:11.49

Marcel Proust
James Joyce
Virginia Woolf

意識の流れとか。そーいうのじゃないのか？？

**吾輩は名無しである** · 2021/11/11(木) 18:07:36.63

意識の流れはフォークナーがいるからなあ
まあ一から生み出したわけではないから福田の主張は的をいているのか

**吾輩は名無しである** · 2021/11/25(木) 21:46:14.70

最近はやはり第一次世界大戦についてもっと勉強しないとなと痛感してる

**吾輩は名無しである** · 2021/11/26(金) 08:41:15.04

>>691
ヨーロッパ的な心理小説は日本でも書かれた
たとえば、伊藤整『氾濫』がそうで、1950年代に出版された当時
ベストセラーになり、文芸評論家からも絶賛された
しかし、今や読む人はおらず、絶版のまま忘れられている

**吾輩は名無しである** · 2021/11/28(日) 10:03:49.44

アメリカ出身のヘンリー・ジェイムズはアメリカだと小説を書きにくいと
イギリスに移住して厖大な心理小説を書き、晩年は帰化してしまった

**吾輩は名無しである** · 2021/12/12(日) 20:00:22.68

451: 吾輩は名無しである [] 2021/12/11(土) 11:04:18 ID:OJhKBUJj

第一次世界大戦でそれまでのヨーロッパ的価値観が崩壊して不安の中に放り出された塹壕世代を象徴する小説家がセリーヌとヘミングウェイ

塹壕世代からシュルレアリズムとムッソリーニのファシズムとヒトラー＆ナチスも生じた

彼らはみな同世代

455: 田中淳 ◆/UoR7yuSDM [sage] 2021/12/11(土) 22:18:58 ID:AmbVafFe

>>451
てゆうかヘミングウェイなんて三流のエンタメ冒険小説作家とセリーヌを並べるなよｗ
アメリカの作家ならそこはフォークナーだろ
戦地には赴いてないけどな

http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1284103780/455

**吾輩は名無しである** · 2021/12/13(月) 13:30:07.73

７００

**吾輩は名無しである** · 2022/03/01(火) 21:51:06.30

ウクライナ戦争でなんでヘミングウェイが第一次世界大戦やスペイン内戦でわざわざ外国の戦争にのこのこ出かけたか感覚的に分かった

これは死の恐怖を飛び越えて好奇心が勝るし血湧き肉踊る感じになりますわ

行ったら結局惨憺たる経験になるだろうと分かっていてもねw

**吾輩は名無しである** · 2022/03/08(火) 23:07:22.73

「日はまた昇る」はそれほどの傑作ではないと思う。
ヒロイン以外の登場人物に魅力がないし、スペインに行ってからのストーリーが退屈。

**吾輩は名無しである** · 2022/03/08(火) 23:23:44.39

エンタメじゃあるまいに、ストーリーが退屈って、バカかよ

**吾輩は名無しである** · 2022/03/11(金) 17:56:53.24

>>702

まさにその通りなんだけど、ヘミングウェイの長編では一番ましじゃない。

**吾輩は名無しである** · 2022/03/12(土) 00:07:40.36

>>704
長編は、日はまた昇る、武器よさらば、老人と海しか読んでいない。
どれも同じくらいそれほどでもないと思う。

**吾輩は名無しである** · 2022/03/12(土) 00:35:17.50

長編では、持つと持たぬと、誰がために鐘は鳴る、河を渡って木立の中へ、
エデンの園、海流の中の島々も読まないといけない

**吾輩は名無しである** · 2022/03/19(土) 23:42:36.87

ヘミングウェイの長編はマジで武器よさらばと日はまた昇るだけでいい
他はこの2編の劣化版かもしくは単純な虚無だから

**吾輩は名無しである** · 2022/03/20(日) 10:18:00.17

文庫名編集者パーキンズ上 (草思社文庫) 文庫 2015/6/2
A.スコットバーグ (著
ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ――
アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、
その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。
作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、
マネージャー、金貸しの役割まで果たした。
その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」
という信念だった。全米図書賞受賞作。

**吾輩は名無しである** · 2022/07/25(月) 09:08:10.84

https://www.sponichi.co.jp/society/news/2022/07/25/kiji/20220725s00042000257000c.html

**吾輩は名無しである** · 2022/08/07(日) 18:27:38.33

日の名残って読む価値あんの？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/07(日) 18:28:28.33

カズオと間違った。日はまた昇るって読む価値あんの？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/15(月) 16:17:14.80

中学生のころに一度「武器よさらば」を読んだが、
久方ぶりに再読してみた。
主人公は酒を飲んでばかりだったんだなｗ
俺はミラノ、マッジョーレ湖、マン湖、ローザンヌへ行ったことがあるので、
場面のイメージがしやすくて、後半は楽しめたぜ。
キャサリン・バークリー嬢も可愛らしかったしな。
なんか好きな小説だった。

**吾輩は名無しである** · 2022/08/15(月) 19:53:59.50

>>710
『日はまた昇る』は数年前ハヤカワ文庫の土屋訳で読んだが、他の人には勧めない
『武器よさらば』は昔読んだが、イタリアの自然描写がよかったと思う
『老人と海』は短いのであっという間に読めるが、映画を小説にしたような印象を持った

**吾輩は名無しである** · 2022/08/15(月) 20:56:11.98

>>710

俺は新潮文庫の高見訳で読んだ。訳の好き嫌いは置いといて内容的にはそこそこ。次に読んだ『武器よさらば』が全く面白くなかったので、『誰がために鐘が鳴る』には手が出なかった。『老人と海』はずっと前に読んでピンとこなかった。『海流の中の島々』は未読。とりあえずの結論。ヘミングウェイは短編の作家。

**吾輩は名無しである** · 2022/08/16(火) 21:21:11.81

文庫になっていない長編を全集で読むべし
持つと持たぬと、河を渡って木立の中へ

**吾輩は名無しである** · 2022/08/17(水) 08:26:08.25

『武器よさらば』の主人公は何故あんなに金回りが良かったのですか？
彼の財布から金が勝手にどんどん沸いてきたのですか？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/18(木) 08:42:02.83

>>715

ありがと。でも多分読まない（読めない）な。俺の読み込み方が足りないのだからだと思うが、ヘミングウェイには、例えばディケンズの様な物語性も、ドフトエフスキーのような人間観察もないような気がする。自分も年なので優先順位をつけて本を読んでいくしかないのだが、ヘミングウェイの他に読みたいものが多い。あえて次に読むなら『移動祝祭日』かな。

**吾輩は名無しである** · 2022/08/18(木) 13:32:10.80

>>717
それでいいんじゃない。
優先順位は必要。
ヘミングウェイつうかアメリカ文学の優先順位は普通は低いと思う
アメリカよりも、フランスやドイツやロシアの方が文学的に上だろう。
「誰がために鐘は鳴る」とか「怒りの葡萄」は映画見とけば十分だと思う

**吾輩は名無しである** · 2022/08/18(木) 14:36:47.71

フィッツジェラルド、カポーティはまだまだ読んでみたいな。あと一冊も読んだことないので、フォークナーも。もう少し読むのが早ければいいのに、と思う。

**吾輩は名無しである** · 2022/08/19(金) 08:36:50.17

>>718
バカなヤツだ
映画を見るのと小説を読むのは異なる体験なのに
ストーリーさえ分かればいいと勘違いしている
こんなヤツでも文学に開眼することはあるのだろうか

**吾輩は名無しである** · 2022/08/23(火) 12:11:47.61

ないと断言できる

**吾輩は名無しである** · 2022/08/31(水) 09:21:52.32

参考にはなるし。息抜きは大切。

**吾輩は名無しである** · 2022/08/31(水) 11:19:02.38

『殺人者たち』みたいな例もあるし。

**吾輩は名無しである** · 2022/09/15(木) 18:05:26.58

事実を事実の儘完全に再現する事は如何に面白可笑しい架空の物語を生みだすよりも遥かに困難である

**吾輩は名無しである** · 2023/06/29(木) 02:27:02.26

●『グレート・ギャツビー』
In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I’ve been turning over in my mind ever since.

●野崎孝訳
ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけれど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。

●小川高義訳
まだ大人になりきれていなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。

●『老人と海』
He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and he had gone eighty-four days now without taking a fish.

●福田恆存訳
かれは年をとっていた。メキシコ湾流に小舟を浮かべ、ひとりで魚をとって日をおくっていたが、一匹も釣れない日が八十四日もつづいた。

●小川高義訳
老人は一人で小舟に乗ってメキシコ湾流へ漁に出る。このところ八十四日間、一匹も釣れていなかった。

亀吉 · 2023/07/07(金) 15:48:11.29

新潮の100冊に入っている老人と海から読み始めてるけど
ヘミングウェイって、なんだか面白そうだな
先ずは老人と海、あと50ページだ

**吾輩は名無しである** · 2023/07/07(金) 15:54:58.27

はひふへヘミング

**吾輩は名無しである** · 2024/04/08(月) 02:41:39.39

「売ります。赤ん坊の靴。未使用」（うりますあかんぼうのくつみしよう、For sale: baby shoes,
never worn）は、英語で6単語からなる短編小説の全文である。このシックスワード・ノベルは、
フラッシュフィクション、サドゥンフィクションの極端な例でもある。アーネスト・ヘミングウェイの
作品とされることが多いが、ヘミングウェイへの帰属は確かなものではなく、同じような趣向の小話は
古くから存在する。

**吾輩は名無しである** · 2024/04/08(月) 09:33:28.78

>>725
両方とも小川って人の方が日本語として読みやすい
しかし原文の文体は無視されている

**吾輩は名無しである** · 2024/04/12(金) 09:11:43.75

>>729
で結局は誰の翻訳が一番いい？

**吾輩は名無しである** · 2024/04/12(金) 20:35:27.46

どれ訳してもたぶん小川って人の文体になるから翻訳調の方かな

**吾輩は名無しである** · 2024/04/12(金) 22:34:47.75

じゃ村上春樹にお願いすればいい。多分引き受けないだろうが

**吾輩は名無しである** · 2024/04/13(土) 20:00:10.91

>>730
スタンダードなのは新潮の高見浩訳だろうね
俺自身は大久保康雄の新潮旧訳の方が好きなんだが

**吾輩は名無しである** · 2024/04/13(土) 22:08:15.18

>>733
俺も高見訳がダメな口なんで。大久保訳はちと古くさく感じる

**吾輩は名無しである** · 2024/04/14(日) 22:59:48.94

佐々木彰一訳『日はまた昇る』は名訳だね

**吾輩は名無しである** · 2024/04/14(日) 23:01:59.28

間違えた
佐伯彰一だった

**吾輩は名無しである** · 2024/04/17(水) 13:57:56.70

ヘミングウェイはいいねえ～

**吾輩は名無しである** · 2024/04/18(木) 17:38:06.65

谷口陸男訳はいいよ

**吾輩は名無しである** · 2024/04/18(木) 20:55:49.31

>>738
俺も好きだな
『日はまた昇る』のブレットのセリフを男口調で訳したのが最高
惹かれ合いながらも、性的不能のジェイクとは結ばれない二人の
同性同士のような友人関係を浮かび上がらせる

**吾輩は名無しである** · 2024/04/28(日) 14:26:50.83

ヘミングウェイは晩年になるほど円熟というよりも粗くなっていく。それは特に短編に顕著

**吾輩は名無しである** · 2024/04/28(日) 18:26:06.70

俺は「日はまた昇る」は酒を飲んで駄弁っているだけで、面白くなかった
特にスペインに行ってからが退屈
ヒロイン以外、魅力的な登場人物も出てこなかった

**吾輩は名無しである** · 2024/04/28(日) 18:48:03.83

>>741
でも長編の中ではマシな方。『武器よさらば』は退屈極まりない

**吾輩は名無しである** · 2024/04/28(日) 21:21:33.34

最近武器よさらば読んだけど、酒を飲んで駄弁ってるだけだった

**吾輩は名無しである** · 2024/04/28(日) 21:28:17.84

『武器よさらば』はまだマシ
『誰がために鐘は鳴る』の退屈さといったら

**吾輩は名無しである** · 2024/04/29(月) 08:25:52.18

お

**吾輩は名無しである** · 2024/04/30(火) 14:24:00.84

AGE

**吾輩は名無しである** · 2024/04/30(火) 16:53:33.19

へみちゃん

**吾輩は名無しである** · 2024/05/01(水) 18:07:39.06

俺は>>741だけど、確かに「武器よさらば」は面白くなかった
「誰がために鐘は鳴る」は未読
「老人と海」は傑作だと思った。もっとも「老人と海」は中学の時なので、今なら違う感想を持つかも