【老人と海】ヘミングウェイ【武器よさらば】
>>691 私はヨーロッパ文学には無知なので、見当違いな質問かもしれないのだが、福田の言う「内面的、実験的な作品」とはゾラ、フローベールの作品群のようないわゆる「自然主義文学」のことを指しているのかな? それともドストエフスキーのような観念小説のことを指しているのか? Marcel Proust James Joyce Virginia Woolf 意識の流れとか。そーいうのじゃないのか?? 意識の流れはフォークナーがいるからなあ まあ一から生み出したわけではないから福田の主張は的をいているのか 最近はやはり第一次世界大戦についてもっと勉強しないとなと痛感してる >>691 ヨーロッパ的な心理小説は日本でも書かれた たとえば、伊藤整『氾濫』がそうで、1950年代に出版された当時 ベストセラーになり、文芸評論家からも絶賛された しかし、今や読む人はおらず、絶版のまま忘れられている アメリカ出身のヘンリー・ジェイムズはアメリカだと小説を書きにくいと イギリスに移住して厖大な心理小説を書き、晩年は帰化してしまった 451: 吾輩は名無しである [] 2021/12/11(土) 11:04:18 ID:OJhKBUJj 第一次世界大戦でそれまでのヨーロッパ的価値観が崩壊して不安の中に放り出された塹壕世代を象徴する小説家がセリーヌとヘミングウェイ 塹壕世代からシュルレアリズムとムッソリーニのファシズムとヒトラー&ナチスも生じた 彼らはみな同世代 455: 田中淳 ◆/UoR7yuSDM [sage] 2021/12/11(土) 22:18:58 ID:AmbVafFe >>451 てゆうかヘミングウェイなんて三流のエンタメ冒険小説作家とセリーヌを並べるなよw アメリカの作家ならそこはフォークナーだろ 戦地には赴いてないけどな http://mevius.5ch.net/test/read.cgi/book/1284103780/455 ウクライナ戦争でなんでヘミングウェイが第一次世界大戦やスペイン内戦でわざわざ外国の戦争にのこのこ出かけたか感覚的に分かった これは死の恐怖を飛び越えて好奇心が勝るし血湧き肉踊る感じになりますわ 行ったら結局惨憺たる経験になるだろうと分かっていてもねw 「日はまた昇る」はそれほどの傑作ではないと思う。 ヒロイン以外の登場人物に魅力がないし、スペインに行ってからのストーリーが退屈。 エンタメじゃあるまいに、ストーリーが退屈って、バカかよ >>702 まさにその通りなんだけど、ヘミングウェイの長編では一番ましじゃない。 >>704 長編は、日はまた昇る、武器よさらば、老人と海しか読んでいない。 どれも同じくらいそれほどでもないと思う。 長編では、持つと持たぬと、誰がために鐘は鳴る、河を渡って木立の中へ、 エデンの園、海流の中の島々も読まないといけない ヘミングウェイの長編はマジで武器よさらばと日はまた昇るだけでいい 他はこの2編の劣化版かもしくは単純な虚無だから 文庫 名編集者パーキンズ 上 (草思社文庫) 文庫 2015/6/2 A.スコット バーグ (著 ヘミングウェイ、フィッツジェラルド、トマス・ウルフ―― アメリカの文学史に名を残すことになる若き作家たちを発掘し、 その才能を引き出した伝説の編集者パーキンズの評伝。 作家に寄り添う編集者として、時にはカウンセラーとなり、恋愛相談役となり、 マネージャー、金貸しの役割まで果たした。 その熱意溢れる仕事ぶりを支えたのは「この世に書物ほど大切なものはない」 という信念だった。全米図書賞受賞作。 カズオと間違った。日はまた昇るって読む価値あんの? 中学生のころに一度「武器よさらば」を読んだが、 久方ぶりに再読してみた。 主人公は酒を飲んでばかりだったんだなw 俺はミラノ、マッジョーレ湖、マン湖、ローザンヌへ行ったことがあるので、 場面のイメージがしやすくて、後半は楽しめたぜ。 キャサリン・バークリー嬢も可愛らしかったしな。 なんか好きな小説だった。 >>710 『日はまた昇る』は数年前ハヤカワ文庫の土屋訳で読んだが、他の人には勧めない 『武器よさらば』は昔読んだが、イタリアの自然描写がよかったと思う 『老人と海』は短いのであっという間に読めるが、映画を小説にしたような印象を持った >>710 俺は新潮文庫の高見訳で読んだ。訳の好き嫌いは置いといて内容的にはそこそこ。次に読んだ『武器よさらば』が全く面白くなかったので、『誰がために鐘が鳴る』には手が出なかった。『老人と海』はずっと前に読んでピンとこなかった。『海流の中の島々』は未読。とりあえずの結論。ヘミングウェイは短編の作家。 文庫になっていない長編を全集で読むべし 持つと持たぬと、河を渡って木立の中へ 『武器よさらば』の主人公は何故あんなに金回りが良かったのですか? 彼の財布から金が勝手にどんどん沸いてきたのですか? >>715 ありがと。でも多分読まない(読めない)な。俺の読み込み方が足りないのだからだと思うが、ヘミングウェイには、例えばディケンズの様な物語性も、ドフトエフスキーのような人間観察もないような気がする。自分も年なので優先順位をつけて本を読んでいくしかないのだが、ヘミングウェイの他に読みたいものが多い。あえて次に読むなら『移動祝祭日』かな。 >>717 それでいいんじゃない。 優先順位は必要。 ヘミングウェイつうかアメリカ文学の優先順位は普通は低いと思う アメリカよりも、フランスやドイツやロシアの方が文学的に上だろう。 「誰がために鐘は鳴る」とか「怒りの葡萄」は映画見とけば十分だと思う フィッツジェラルド、カポーティはまだまだ読んでみたいな。あと一冊も読んだことないので、フォークナーも。もう少し読むのが早ければいいのに、と思う。 >>718 バカなヤツだ 映画を見るのと小説を読むのは異なる体験なのに ストーリーさえ分かればいいと勘違いしている こんなヤツでも文学に開眼することはあるのだろうか 事実を事実の儘完全に再現する事は如何に面白可笑しい架空の物語を生みだすよりも遥かに困難である ●『グレート・ギャツビー』 In my younger and more vulnerable years my father gave me some advice that I’ve been turning over in my mind ever since. ●野崎孝訳 ぼくがまだ年若く、いまよりもっと傷つきやすい心を持っていた時分に、父がある忠告を与えてくれたけれど、爾来ぼくは、その忠告を、心の中でくりかえし反芻してきた。 ●小川高義訳 まだ大人になりきれていなかった私が父に言われて、ずっと心の中で思い返していることがある。 ●『老人と海』 He was an old man who fished alone in a skiff in the Gulf Stream and he had gone eighty-four days now without taking a fish. ●福田恆存訳 かれは年をとっていた。メキシコ湾流に小舟を浮かべ、ひとりで魚をとって日をおくっていたが、一匹も釣れない日が八十四日もつづいた。 ●小川高義訳 老人は一人で小舟に乗ってメキシコ湾流へ漁に出る。このところ八十四日間、一匹も釣れていなかった。 新潮の100冊に入っている老人と海から読み始めてるけど ヘミングウェイって、なんだか面白そうだな 先ずは老人と海、あと50ページだ 「売ります。赤ん坊の靴。未使用」(うります あかんぼうのくつ みしよう、For sale: baby shoes, never worn)は、英語で6単語からなる短編小説の全文である。このシックスワード・ノベルは、 フラッシュフィクション、サドゥンフィクションの極端な例でもある。アーネスト・ヘミングウェイの 作品とされることが多いが、ヘミングウェイへの帰属は確かなものではなく、同じような趣向の小話は 古くから存在する。 >>725 両方とも小川って人の方が日本語として読みやすい しかし原文の文体は無視されている どれ訳してもたぶん小川って人の文体になるから翻訳調の方かな じゃ村上春樹にお願いすればいい。多分引き受けないだろうが >>730 スタンダードなのは新潮の高見浩訳だろうね 俺自身は大久保康雄の新潮旧訳の方が好きなんだが >>733 俺も高見訳がダメな口なんで。大久保訳はちと古くさく感じる >>738 俺も好きだな 『日はまた昇る』のブレットのセリフを男口調で訳したのが最高 惹かれ合いながらも、性的不能のジェイクとは結ばれない二人の 同性同士のような友人関係を浮かび上がらせる ヘミングウェイは晩年になるほど円熟というよりも粗くなっていく。それは特に短編に顕著 俺は「日はまた昇る」は酒を飲んで駄弁っているだけで、面白くなかった 特にスペインに行ってからが退屈 ヒロイン以外、魅力的な登場人物も出てこなかった >>741 でも長編の中ではマシな方。『武器よさらば』は退屈極まりない 最近武器よさらば読んだけど、酒を飲んで駄弁ってるだけだった 『武器よさらば』はまだマシ 『誰がために鐘は鳴る』の退屈さといったら 俺は>>741 だけど、確かに「武器よさらば」は面白くなかった 「誰がために鐘は鳴る」は未読 「老人と海」は傑作だと思った。もっとも「老人と海」は中学の時なので、今なら違う感想を持つかも 『誰がために鐘は鳴る』はまだマシ 『河を渡って木立の中へ』の退屈さといったら 文庫化されないくらいだから >>744 >>749 俺は『武器よさらば』で懲りて以降ヘミングウェイの長編を読むのをやめてしまったが、『武器よさらば』より酷いのがあと二作もあるのか ヘミングウェイはハリウッドの映画シナリオを書いて勉強すればよかったのに >>752 それはその通り、大好きだ。でも逆に言えば初期の短編小説以外は読むべきものがない 短編は『キリマンジャロの雪』は傑作だと思った しかし外れも多いという印象 もっとも俺の読んだのは大久保康雄の新潮旧訳なので、訳が古いのかもしれない ヘミングウェイは、20世紀アメリカ文学を代表する巨匠であり、その作品は世界中の人々を魅了し続けています。彼の簡潔で力強い文体、無駄のないストーリー展開、そして人間の内面を深く洞察する力は、多くの作家に影響を与えてきました。 特に、彼の「氷山理論」と呼ばれる比喩表現は有名です。水面上に現れた氷山は作品全体のほんの一部分であり、水面下にはさらに大きな真実が隠されているという考え方です。この理論は、読者に想像力を働かせ、作品をより深く理解するきっかけを与えてくれます。 代表作である『老人と海』は、老いた漁師サンチャゴと巨大なカジキとの壮絶な戦いを描いた作品です。この作品は、人間の限界と挑戦、そして生きることの意味を問いかけており、多くの人々に感動を与えています。 このように、ヘミングウェイは、その作品を通して、人間の本質や生きることの意味を深く考えさせてくれる作家です。社会人女性として、仕事や生活の中で様々な困難に直面する中で、彼の作品から勇気や希望をもらえることがあると思います。 read.cgi ver 07.5.5 2024/06/08 Walang Kapalit ★ | Donguri System Team 5ちゃんねる