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小島信夫4
0116吾輩は名無しである
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2013/11/15(金) 22:36:15.79
1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離
1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」
1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に
1201 中野重治と昭和天皇
1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー
1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏
1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」
0118吾輩は名無しである
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2013/11/16(土) 22:09:32.77
今日ブックオフで、寓話初版美本200円で購入。
探し続けていれば出会うもんだな。うれぴー。
0120吾輩は名無しである
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2013/11/17(日) 05:43:56.14
いいなーそういうの
俺は別れる理由全三巻を3000円で買えたぐらいしかないや
そもそも抱擁家族以外をほとんど古本屋では見かけないし・・・
0121吾輩は名無しである
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2013/11/17(日) 13:59:34.47
別れる理由全三巻3000円は俺も東京の某古書店で見かけたけど
ボロいから買わんかった
0123吾輩は名無しである
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2013/11/21(木) 21:44:12.53
夏葉社から12月に久々に新刊が出るね
未収録作品集で最晩年の作品ばっかだとか
0125吾輩は名無しである
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2013/11/27(水) 05:49:49.69
Interview:安岡治子(安岡章太郎さん長女) 「死にたい」口癖だった父 晩年の講演など収録『文士の友情』に寄せて
毎日新聞 2013年11月25日 東京夕刊

 「第三の新人」を代表する作家で、1月に92歳で死去した安岡章太郎10+件さんの『文士の友情 
吉行淳之介の事など』(1995円、新潮社)が刊行された。晩年に発表したエッセーや講演、座談会
を収録。吉行淳之介をはじめ、遠藤周作、島尾敏雄、小林秀雄ら同時代を生きた作家との親密な交流が
伝わる。安岡さんの長女でロシア文学者の安岡治子さん(57)に父親の記憶や本書に抱いた思いを聞
いた。

  ■   ■

 「吉行さんと父は、無比の親友以上にお互いの半身を分け合っているようですね。吉行さんが亡くな
り、島尾さんが亡くなり、自分も大病して死を見つめている。死が一つのテーマになっている本だと思
います」

 吉行と連れだって島尾夫妻を見舞いに行った帰り道、2人で千葉・市川の駅前で食べたチャーハンの
うまさ。その味を短編に取り込んだ吉行の巧みな筆さばきを安岡さんは称賛する。1994年、吉行の
死を電話で知らせてきたのは遠藤周作だった。安岡さんは遠藤を代父として洗礼を受け、96年、今度
は遠藤への弔辞を読んだ。
0126吾輩は名無しである
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2013/11/27(水) 05:50:35.86
 91年の講演「夕方の景色」では、口癖でもあった「死にたい」という嘆きについて述べている。こ
の欲求は、日本人が故郷に帰りたいと思う気持ちと同じだと分析した。治子さんは「原稿を書いている
時も散歩している時も、わりと大きい声で『死にたい』ってすぐ口をついて出る感じで言ってました。普通のおうち(の父親)もそう
だと思っていたんですよ……。やっぱり作家の家は変ですよね」と懐かしむ。

  ■   ■

 <治子さん、君は少し旅というものを楽しんだらどうかね>。今も心に残っている安岡さんの言葉だという。「5、6年前、京都へ
桜を見に行ったときのことです。あくせく父の世話をして、つつがなく旅を終わらせようとしていた私に父が言いました。与えられた
人生という『旅』を楽しんでいるのか、楽しまなければいけないよ、と言われた気がしています」

 劣等生を描き、屈託の多い人生を送った安岡さんらしい一言。本書はその「旅」の途上で得て亡くした友人たちの記録である。【棚
部秀行】
0127吾輩は名無しである
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2013/12/05(木) 15:35:14.10
初期のエッセイでは第三の新人の作家への言及が結構あるけど
後期になればなるほど森敦とかの話題ばっかになるよね
やっぱりそんなに仲良くなかったのか、それとも第三の新人の作家たちがあんまりパッとしなくなってしまったからか
0130吾輩は名無しである
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2014/01/09(木) 05:56:53.09
小島信夫『静温な日々』三分の二まで。『ラヴ・レター』表題作他とエピソードが重なっている。とめどもない、という語りの迷路と、そこから滲み出る寂寞とした叙情。
0131吾輩は名無しである
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2014/01/15(水) 02:54:18.91
書き出しは誘惑する ――小説の楽しみ 中村 邦生
0133吾輩は名無しである
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2014/04/14(月) 01:24:34.49
age
0135吾輩は名無しである
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2014/04/28(月) 20:16:28.85
講談社『「われらの文学11』」105円ブコフで
「アメリカン・ハイスクール」なにこれ、日本語文法破綻しとる
「小銃」あれれ、もしかしておもろい人?
「馬」あわわ、かなりおもろい人w
0136吾輩は名無しである
垢版 |
2014/04/29(火) 06:36:55.90
小島信夫はやはり「美濃」を読まないと。良くも悪くもこの作家を知る上では。
でもこの人の最高作はなんつーても「漱石を読む」
これにこそ彼の真髄が凝縮されている
0138吾輩は名無しである
垢版 |
2014/04/30(水) 03:08:19.39
>>135
そのへんの外しっぷりが合うなら小島作品はどれでもいけると思う!

そういや講談社文芸文庫で6月に初期作品集が出るらしいね
0139吾輩は名無しである
垢版 |
2014/04/30(水) 04:16:17.58
タイトルに「初期作品集」「後期作品集」ってついた2冊が廃刊になったのはこれからまた短編を出していくぞ!ってサインかと思ってたけど、新刊も「初期作品集」なんですね
0143記憶喪失した男
垢版 |
2014/06/25(水) 21:23:20.07
「アメリカン・スクール」 小島信夫
323位/466作品。日本語小説。
戦後世代作家の鬼才小島信夫の初期作品集。短編集である。
芥川賞をとった「アメリカン・スクール」は何が面白いのかわからないが、戦後における英語教師を描いたものとして
資料的価値があるかもしれない。戦争を題材にとった作品がいくつかあり、戦争の様子をうかがい知ることができるが、
面白いことなど何も書いてはなく、「鬼」において、
「軍隊で私はぐずで暮らした。ぐずで暮したことが、意外に私の生命を長びかせた」
という文章が印象深い。戦争とは、そういう側面もあるのかもしれない。
唯一、娯楽として面白い短編は「馬」くらいで、主人公の嫉妬と奥さんが勝手に家を増築することに対する懐疑が幻想をまじえて語られ、
たいへん面白い。
全体としては、やはり、純文学などつまらない読み物だという感想である。
0145記憶喪失した男
垢版 |
2014/06/26(木) 01:25:54.21
入ってるよ。いちばん最後に。
0148吾輩は名無しである
垢版 |
2014/06/26(木) 19:51:21.98
「若い読者のための短編小説案内」を間に受けすぎると「馬」しか読めなくなるよ

「アメリカン・スクール」とかそのまま読めばギャグ漫画なのにテーマを探そうとするからつまらなく見える
0149吾輩は名無しである
垢版 |
2014/07/18(金) 00:17:48.98
まずはキルケゴール読まないと。
あとメタフィクション。

『漱石』読んだら、秋聲、ジェイムズ。
0151吾輩は名無しである
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2014/09/05(金) 02:39:56.79
1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離
1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」
1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に
1201 中野重治と昭和天皇
1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー
1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏
1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」
1410 ポスト戦後の「戦争文学」──安岡章太郎以降
0152吾輩は名無しである
垢版 |
2014/09/15(月) 06:56:08.05
1002 もう一つの戦国物語──紀州・雑賀孫市の闘争と流離
1006 百年後の大逆事件──日本近代文学の呪縛と「現在」
1107 「無頼派」の戦中・戦後──石川淳の“政治小説”を中心に
1201 中野重治と昭和天皇
1208 近代女性文学の百年──変相するジェンダー
1302 「俗情との結託」再考──大西巨人と野間宏
1303 嵐より甚しい凪──古井由吉論
1309 金石範論──「在日」ディアスポラの「日本語文学」
1405 「風景の発見」再考──『日本近代文学の起源』の余白に
1407 〈受苦〉より〈共苦〉へ──石牟礼道子の作品世界
1410 ポスト戦後の「戦争文学」──安岡章太郎以降
0153吾輩は名無しである
垢版 |
2014/11/04(火) 04:08:44.02
小島信夫短編集成出たね

逆にこんだけ出して菅野満子の手紙とかを出さないのはなんでだ?
0154吾輩は名無しである
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2014/11/04(火) 14:23:15.00
2015年 生誕100年
2016年 没後10年
ここに向けて今短編であっためておくのはいい戦略だと思う
0157吾輩は名無しである
垢版 |
2015/01/01(木) 01:26:32.28
age
0161吾輩は名無しである
垢版 |
2015/03/18(水) 03:29:31.59
高橋沙奈美
相澤里沙
阿部善彦
丸山空大
山本伸一
松山洋平
奥山史亮
袴田渉
塩崎悠輝
袴田玲
須藤孝也
0162吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/19(日) 13:14:08.63
we fly together
オレンジ薫る
みんな
景色 古びてゆくんだかららら

それぞれの想い
時計 クロニクル
you and 確かめたくて
a day
day by day

we all fade out
anyone for anyone
幽遠な宇宙に
with love one love
日々は
君と僕は
祈り 高鳴り 踊り
finding light
0163吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/19(日) 13:17:45.04
we fly forever
波のよう
体温 感じて
有限の理性を
越えてゆく からだ

we want sweet life
everyone 求めて
涙 あふれて
with love one love
日々は
君と僕は
祈り 高鳴り 踊りだそう
everyday, so...
0164吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/19(日) 19:37:35.09
吃音学院に感動した。
最初は爆笑しながら読んでて、途中から妙な現実感が迫り、
自尊心をすりつぶすかに見える素晴らしいラスト。
小銃も良かったけど吃音学院の方が文体が飛び込んできて良い。
0168吾輩は名無しである
垢版 |
2015/07/11(土) 08:41:38.60
長篇まで出すんなら全集にすりゃよかったのに
批評集成、短篇集成の全巻買ってるやついる?
0170ジュード郎
垢版 |
2015/08/02(日) 02:50:45.36
日本文学の誇る不思議系の巨匠!
このひとの言葉で脳が脱臼した人は幸せ?
それとも不幸せ?
まあクセになるだろうから死ぬまで完治はしないが・・・
0171吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/04(金) 00:58:47.18
買えね〜。新しい『別れる理由』
0172吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/04(金) 02:15:04.05
なんで?
普通に売ってるぞ
批評集成、短篇集成全部買ったし、特典もつくから買うしかねえ!
0173吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/05(土) 07:50:19.80
いや、高くてきつい。
新装版登場で古本の価格が下がる&出回る
から、そっちを買おうかな。
0175吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/05(土) 08:00:02.75
この勢いでどっかから小島信夫対談集とか出ないかな
講談社文芸文庫の森敦との対談集があんまりにも面白かったからもっと読みたい
0176吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/05(土) 08:49:35.63
まあ、高いのは確か
飲み会一回ガマンすれば1冊買えると思って節約してるよ
対談集は確かに出してほしい
しかしなんで全集にしなかったのかな
売上の見通しが立たないとリスクあるのは分かるけどね
0178吾輩は名無しである
垢版 |
2015/09/05(土) 16:25:19.04
幻戯書房から出てる未収録エッセイ集(こっちも高い!)もあるけど、これは選集だしなあ
まあ、ほぼ全集が出たわけで近年の作家としては恵まれてる方ではあるね

後藤明生は結局全集は出ず、電子書籍で出たのみだった
まあ、激安なのでこれはこれでいいけど
0179吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/27(火) 05:01:44.90
全集とか、未収録エッセイ出すのは勿論分かるんだけど、いい加減保坂和志と小島信夫との対談イベントで録音した音声を世に出して欲しい
小島信夫が一体どういう喋り方をしていたのかってのは全くわからないし、対談やインタビュー本を読むと相当小島信夫らしい語り口で話していたみたいだから是非聞いてみたいと思うんだよね
どうもネットで調べてみると古谷利裕とか保坂の周辺にいる人は音声ファイルを貰っているっぽいし、そういう小島信夫を使った専制政治みたいなことはやめてほしい
0180吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/29(木) 21:41:53.49
抱擁家族のレビューには「文体が独特で読みにくい」という書き込みが多く見られるのだけど、あれのどこが独特なんだ?
あの時代の純文学にしては、比較的軽くて読みやすい文体だと思ったのだが。会話文も多いし。
0181吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/29(木) 22:27:11.39
>>179
同感
「録音ではあの空気は伝わらない」とかつべこべ言ってないで出してほしい
0182吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/29(木) 22:50:57.56
>>180
そうかな。なんか読むのが辛くて読みきるのに5日くらいかかったぞ
軽く読める文体とは思わないな
0183吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/31(土) 00:17:22.81
死んでからいっそうビッグネームになっちゃったから読まないくせに買うやついるよな。
文学と人生なんて品切れのせいでAmazonで付加価値ついて8,000円だってよ。
こんなもん新潮文庫で420円で出しときゃ良いのにな。
本来アクセスしやすいはずの文豪だろう、小島信夫って。
0185吾輩は名無しである
垢版 |
2015/10/31(土) 03:41:23.94
来年没後10年ということで文芸文庫はとりあえず頑張ってくれそうだけどな
ま、今年も生誕100年なんだけど…
0187吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/09(月) 17:37:54.41
抱擁家族 (講談社文芸文庫) 文庫 - 1988/1/27

殉教・微笑 (講談社文芸文庫) 文庫 - 1993/12/3

うるわしき日々 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2001/2/9
対談・文学と人生 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2006/2/11
月光・暮坂 小島信夫後期作品集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2006/10/11
墓碑銘 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2007/9/10
美濃 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2009/11/10

公園/卒業式 小島信夫初期作品集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2014/6/11
靴の話/眼 小島信夫家族小説集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2015/1/10
城壁/星 小島信夫戦争小説集 (講談社文芸文庫) 文庫 - 2015/7/11
0188吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/19(木) 06:12:51.30
別れる理由はいつになったら文庫化されるんじゃ
0189吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/19(木) 10:03:14.47
されません それには わけがあります
0190吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/19(木) 15:58:36.59
>>189
理由とは?
0191吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/19(木) 17:58:42.64
文庫になったら読むとか言ってる奴は一生読まない
それだけの読者だってことさ
俺は毎月集成買ってるぞ
0193吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/19(木) 19:11:33.09
今までプレミアついてた本が集成出て値下がって買い時。
集成の識者たちのあとがきは図書館から借りて読めば良いかな。

って考えてるのだがどうだろ?
0195吾輩は名無しである
垢版 |
2015/11/24(火) 17:39:15.78
残光も別れる理由も来年あたりには講談社文芸文庫入りすると思ふ
0196吾輩は名無しである
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2015/11/25(水) 22:02:11.82
>>195
集成がもっと売れなくなるな
0198吾輩は名無しである
垢版 |
2015/12/30(水) 20:58:57.11
来年こそ、「残光」復刊の期待。
0203吾輩は名無しである
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2016/01/02(土) 21:57:18.02
でもさあ、高い高いと言って買わなかったらもう永遠に紙では手に入らなくなるよ
後藤明生みたいに電子書籍で出れば安く出せるけど、やっぱ紙で読みたいしな
又吉が激推しでもしない限り、今度出る集成が紙の新本で手に入る最後のチャンスだと思う
0207吾輩は名無しである
垢版 |
2016/02/12(金) 13:54:34.11
長編は私小説的
短編はカフカ的
0208吾輩は名無しである
垢版 |
2016/02/17(水) 22:49:19.57
別れる理由2巻目に突入した。
なんだこの本?
なんかとりとめのなさの加速度が増してきた。
0209吾輩は名無しである
垢版 |
2016/03/17(木) 18:53:45.64
うるわしき日々って私小説なの?
0210吾輩は名無しである
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2016/04/11(月) 20:49:26.19
age
0212吾輩は名無しである
垢版 |
2016/05/07(土) 21:20:23.11
小島信夫長篇集成 第7巻 菅野満子の手紙
出版社: 水声社 (2016/04)
0213吾輩は名無しである
垢版 |
2016/05/11(水) 10:06:35.55
нодзоми
「そんなことはなかったのじゃなかったのではないかな」とか
「翌日彼は約束通り、神社の前の通りをへだてたところにある小さい林の
ベンチわきのケヤキの立木の手の届くところにある枝の裏側のところに紙きれを貼りつけた」とか、
小島信夫って執筆中5文字分くらいしか記憶を保てなかったのではと思う。
2016年5月5日
0214吾輩は名無しである
垢版 |
2016/05/13(金) 13:32:20.33
巻末資料を読んでいて引っかかる一節に当たった。このころ取り組んでいた『島』という長編小説について新聞に書いた記事らしい。

私は益々閉されて行く世界に生きている。交通や通信網の発達は、私らを通じさせるように見えるが、
走ることの速さや、知ることの速さは、また走らせることや、知らされることの速さでもある。
個人の走ったり、知ったりする事柄や、その速度は、個人をとりまくものののそれとくらべると、絶望的な距離となっている。
加うるに、私らの速さは、必ずしも、行きたいところに行くつく速さではない。結果において、私らは閉される。[中略]
私らがこの世界をこのまま描くとすれば、従来のように、作者が選び、造型した何人かのいわゆる人物の描く世界で以ては、
この世界は描くことはできにくいような気がする。
http://www.air-shoten.com/entry/20151109
0215吾輩は名無しである
垢版 |
2016/05/15(日) 20:35:43.96
先日ある雑誌を読んでいて、はっとしたことがあった。チェーホフの戯曲「三人姉妹」の中の台詞を引き合いに出していたところがあったのだ。

 これでお別れです.ヴェルシーニンは「またいつか,お目にかかれるかしら?」と問われて,
「まあ,ないでしょう」と答えますが,私には,まだこれが本当のお別れとは思いたくない気持ちがあります.

 僕がこのくだりを読んではっとしたのは、文章の内容そのものとは実は関係がなく、
筒井康隆が『笑犬樓よりの眺望』で書いていた話を思い出したからだ。
『笑犬樓よりの眺望』の単行本は実家にあるので正確な引用ができないのだが、次のような話である。

 筒井康隆が対談形式で講演をやったことがあった。その相手は小島信夫で、筒井康隆は小島信夫のことを以前から尊敬していたので、
講演の後、別れ際に「またお会いしましょう」と声をかけた。すると小島信夫は、「いえ、それはないでしょう」と一言応えて去っていったそうだ。
その言葉に、筒井康隆は「かっこいいなあ」と感想をもらしていている。
http://www.yamdas.org/column/technique/bit.html
0216吾輩は名無しである
垢版 |
2016/05/18(水) 14:20:44.71
『ロリータ』の邦
訳は上下二巻が 2 ヶ月の間をおいて出版されたが,上巻が出た段階での『週
刊読書人』の書評で小島信夫は「男にとって,女の理想像は,十二歳の女
にあることは,誰れでも知っている。これはむしろ精神的には非常に健康
な感じ方であるはずだ。しかし常識的には不健康だということになるばか
りか,この欲情をじっさいに満足させれば狂人ということにもなる」と書
いている。

小島信夫.「四十男の告白小説 ― 一人のニンフェットへの欲情」『週刊読書人』
1959 年 3 月 2 日.
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/tandai/kiyou/No.37/045-067_Nakata.pdf
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