ベルクソン
『〈現在〉という謎』 これは正直ダメだと思った
分析哲学者たち(佐金・青山・森田)の議論は空間化された時間を前提してるようにしか見えず、それが物理学者の谷村と延々噛み合わない議論を続けてる
ベルクソン研究者の平井と三宅も寄稿してるのに、「時間の空間化批判」は分析哲学者には伝わってない
これだけ哲学者の間での乖離を見せといて序文で「哲学者と物理学者では違いがあるのがわかっただろう」とまとめるんでは本を書いた意味がないわ アリストテレスが500年まともに研究されなかったようにベルクソンも500年は評価されないだろうね
相対性理論やっと出始めた時代に相対性理論を超えた理論述べてるんだから評価されんわ ベルクソンが西田幾多郎に影響を与えたというんで、ベルクソンの研究をしてる人もいるらしいね。
西田の無とは?初期仏教美術のaniconismに関係があるように思うんだが。西田の研究者は世界でも
少ないのでユニークな意見かもしれないが。 >>55
続けて言えば、西田が傾倒したという禅も仏教宗派の中では、とりわけaniconicであると
思われている。 ベルクソン思想の現在
出版社 : 書肆侃侃房 (2022/12/23)
2022年は『ベルクソンの哲学』(檜垣立哉、文庫化)、
『世界は時間でできている』(平井靖史)、
『アンリ・ベルクソンの神秘主義』(平賀裕貴)、
『ベルクソン 反時代的哲学』(藤田尚志)、
『生ける物質』(米田翼)が次々に刊行されたベルクソン研究にとって画期となる一年だった。
この著者たちが集った福岡・天神の「本のあるところ ajiro」の伝説の連続トークイベントをもとに、
大幅に増補されここに甦る。
『時間と自由』『物質と記憶』『創造的進化』『道徳と宗教の二源泉』、
ベルクソンの主要4著作を徹底的に読み解いていく。
加えて、著者全員が参加した座談会「これからのベルクソンをめぐって」も収録。
ここから先の道しるべにもなるブックガイドも付した。
20世紀の生の思考が、いままさに炸裂する。前代未聞のベルクソンイヤーを締めくくる一冊。 >>58
日本人4人が今後のベルクソンについて議論するのがそんなに凄いことなんですか?
凄いということの根拠がそれしかないということはかなり問題では? 白江幸司
秋山駿は、一周回って示唆があるんだけど、「柴田錬三郎はまるで小林
秀雄だ」という。アインシュタインVSベルクソンという天才対決の場面
の語りはまさに剣豪小説の凄さではないかね、云々と。ここから翻っ
て、小林秀雄、柄谷行人をめぐる人気や受容を、剣豪小説とそのファン
に翻案する手掛かりが得られる
2024年3月30日