読書感想文スレ
葛西善蔵「蠢く物」あたりを今の学生がどう読むのか関心があるな。 森見登美彦「夜は短し、歩けよ乙女」
大学生の主人公が後輩の黒髪の乙女を追っていく中で巻き起こる、京都の街を舞台にした夢とも現実ともつかない青春ファンタジー。4章からなり夜の酒場街を舞台とした「夜は短し、歩けよ乙女」、古本市を舞台とした「深海魚たち」、大学祭を舞台とした「御都合主義者かく語りき」、大流行の風邪に呑み込まれた街を舞台とした「魔風邪恋風邪」からなる。
この作家の作品は太陽の塔に続いて2作目なのだが、どちらも現実と妄想の区別がハッキリしない世界のお話。本作では、情景や空気感が非常に色鮮やかに描かれ、それだけで宮○アニメの舞台のような光景が目に浮かんでくる。登場人物は、偏屈で繊細な主人公と天然且つ大胆な乙女の対比が面白く、脇を固める変人達もそれだけで外伝が出来そうなくらい濃いメンバーだ。ストーリー的には、いかにもファンタジーらしく、夢の中のように、脈絡の無い話が次々の繰り広げられていくように見えて、実はきちんと伏線回収していくという緻密さもある。構成としては、良いテンポで場面転換が行われ、飽きずに一気に読み進められる。エンターテイメントとしてはかなり楽しい一冊。 プライベートバンカー 清武の乱を起こした人
大阪のパチンコ王が「ああ〜朝から晩までなーんもやることが無い、
こんなんだったら汗水たらして24時間仕事しとった昔のほうが良かったわ」
という台詞がでてくるが、なるほどなあと思う。 夏の騎士面白かった
伏線回収も抜群
まさに百田版スタンドバイミーである 中勘助「犬」。岩波文庫で薄い。
隠キャにおすすめ。 一芸に秀でたものが全てを兼ね備えてるということは少ない。 本の中身を読まずに読書感想文を書いてみる
https://machiu.is-mine.net/dokusyokansoubun.htm
「夏休み最後の日」あるいは「2学期の始業式の朝」になっても、
夏休みの宿題である 読書感想文の完成はおろか、読書すら完了(読了)していない時、
緊急手段として「本を読まずに読書感想文を書く」方法を考える。 逆に全く向いてない本「高校生になったら」
あらすじ:まずいじめられっ子全否定、急に縄文時代の話をする、約半分は高校生の言葉を書いただけ、それ以外は否定的な文のみ
そもそも中学生から高校1年の最初にしか需要ないし1970年の本だから考えが古い 逆に全く向いてない本「高校生になったら」
あらすじ:まずいじめられっ子全否定、急に縄文時代の話をする、約半分は高校生の言葉を書いただけ、それ以外は否定的な文のみ
そもそも中学生から高校1年の最初にしか需要ないし1970年の本だから考えが古い 指定の図書のを書かされたもの。
1987年夏には、次郎物語の映画が公開。
それと連動したのか、次郎物語が課題図書でした(怒) シータ
国語教育の文学偏重(半分ぐらい文学)はすごく感じる。教育として必要
なのは第一に「読み書き能力」であり、それは説明書や新聞の理解、複数
意見の比較であり、報告書などの作成である。先日、海外と比して日本の
院生はライティング能力が低いという話を聞いたが、その根はこの辺りに
あると思う>RT
2024年3月28日 読書感想文って難易度高すぎだろう
だから本人も親もぐぐってテクニックで乗り越えようとする 作文もそうだが「思ったまま書くだけ」と言って丸投げするからな 細雪 あらすじと感想
あらすじ:
大阪の旧家蒔岡家に暮らす4姉妹の結婚、出産、死など、7年間にわたる移りゆく家族の姿を描いた物語。
感想:
美しい文章と繊細な描写で描かれる、華麗で儚い関西の豪商家庭の暮らし。時代と共に移り変わる家族の絆と、女性たちの生き様を切なくも温かく描いた作品。 坂の上の雲 あらすじ
明治維新後の激動の時代を生き抜いた、幼馴染の秋山真之と正岡子規、そして許斐周助の3人の若者たち。彼らはそれぞれ異なる道を歩みながらも、近代日本を築き上げるために尽力します。真之は陸軍士官学校に入学し、日露戦争で活躍。子規は歌人として名を馳せ、短歌革新に貢献。周助は政治家となり、立憲政体の確立に尽力します。3人は互いを支え合い、苦難を乗り越えながら、国家の未来を担っていくのです。
感想
壮大なスケールで描かれる明治時代の日本。3人の若者たちの生き様を通して、当時の社会情勢や人々の思いが鮮明に伝わってきます。特に、真之の日露戦争での活躍や、子規の短歌革新への情熱は心を打たれます。また、周助の政治活動を通して、立憲政体の重要性や民主主義の尊さを改めて認識することができます。
長編であるにもかかわらず、読みやすく、あっという間に読了しました。歴史に興味のない人でも楽しめる作品だと思います。 森見登美彦「夜は短し、歩けよ乙女」
あらすじ
京都大学に通う先輩は、黒髪の乙女に恋をする。偶然を装って乙女に近づこうとする先輩だが、空回りばかり。そんな中、個性豊かな仲間たちとの出会いを通じて、先輩は成長していく。
感想
個性豊かなキャラクターたちが織りなす、京都を舞台にした青春ファンタジー。テンポの良いストーリー展開とユーモア溢れる文体が魅力。読んでいるだけで元気がもらえる作品です。 『ねじれた文字、ねじれた路』は、人種差別と偏見が根強く残るアメリカ南部の田舎町を舞台にした、心に残るミステリー小説でした。主人公ラリーとサイラスという二人の幼馴染を中心に、事件の謎と彼らの人生が徐々に明かされていくストーリーは、最後まで目が離せませんでした。
まず、この作品の魅力は、登場人物たちの複雑な心理描写です。ラリーは知的でクールな一方で、心優しい一面も持ち合わせています。一方のサイラスは、正義感の強い一方で、過去に犯した過ちに苦しんでいます。二人とも、決して単純な善人悪人ではなく、人間としての弱さや葛藤をリアルに表現しているのが印象的でした。
また、人種差別という重いテーマを扱っているにもかかわらず、ストーリー展開は軽快で読みやすいのもポイントです。ミステリーとしての謎解きも巧妙で、最後まで飽きることなく読むことができました。
この作品は、出版当時から多くの書評で高い評価を受けています。特に、登場人物たちの心理描写や人種差別というテーマの描き方が称賛されています。また、ミステリー小説としても、巧妙な伏線回収や意外な結末が読者を魅了しています。
『ねじれた文字、ねじれた路』は、人種差別という問題を考えるきっかけを与えてくれる、深い作品です。ミステリー小説としても、十分に楽しめる作品なので、ぜひ一度読んでみてください。