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丸谷才一
0001マグナ ◆i.K3ZM.pZo
垢版 |
2010/12/22(水) 18:39:49
蓮實 まず「私小説」以外の小説(傍点)がはたしてあるのか。原理的な問題としてではなく、
具体的な作品として。たとえば丸谷才一の『裏声で歌へ君が代』、あれは「私小説」的なもの
から可能なかぎり遠ざかろうとしているけど、小説としては零だと思うわけです。『笹まくら』にしても
『たった一人の反乱』にしても読んでいるとつらくなってくるんです。西欧小説にたいする後進国的
な思いこみだけで書いているでしょ、このひと。ヨーロッパのほんの一時期の小説類型に殉じよう
とする特攻隊精神というか、文学はもっと自由でいいわけだ。彼の場合も、「私小説」的に書いた
『横しぐれ』だけがちょっとおもしろい(一同賛同)。むろんよいものが出てくれば褒めるのにやぶさか
でないし、ぼくとしては「私小説」なるジャンルにべつにこだわっているわけではない。 (P32)

『批評のトリアーデ』(1985)
0282吾輩は名無しである
垢版 |
2013/09/17(火) 08:49:40.88
>全集は「小説」「評論」各六巻

う〜む、これは迷うなあ。
評論6巻が索引付ならば評論6巻、あるいは索引の巻だけ買う価値はあるかもしらん。
評論って当然エッセイも含めて言ってるわけでしょう>>281

小説は文庫本でもってれば十分だろうという気もちだな。
0283吾輩は名無しである
垢版 |
2013/09/17(火) 16:56:53.85
Amazonに第五巻の紹介がある。エッセイは不明。10月16日
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