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丸谷才一
0001マグナ ◆i.K3ZM.pZo
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2010/12/22(水) 18:39:49
蓮實 まず「私小説」以外の小説(傍点)がはたしてあるのか。原理的な問題としてではなく、
具体的な作品として。たとえば丸谷才一の『裏声で歌へ君が代』、あれは「私小説」的なもの
から可能なかぎり遠ざかろうとしているけど、小説としては零だと思うわけです。『笹まくら』にしても
『たった一人の反乱』にしても読んでいるとつらくなってくるんです。西欧小説にたいする後進国的
な思いこみだけで書いているでしょ、このひと。ヨーロッパのほんの一時期の小説類型に殉じよう
とする特攻隊精神というか、文学はもっと自由でいいわけだ。彼の場合も、「私小説」的に書いた
『横しぐれ』だけがちょっとおもしろい(一同賛同)。むろんよいものが出てくれば褒めるのにやぶさか
でないし、ぼくとしては「私小説」なるジャンルにべつにこだわっているわけではない。 (P32)

『批評のトリアーデ』(1985)
0335吾輩は名無しである
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2013/11/07(木) 09:01:37.54
>>334
単著ないですよ。俺に単著させたらたいしたもんだ。
0337吾輩は名無しである
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2013/11/07(木) 20:12:17.94
今、20代以下の若者は丸谷など読んじゃいけません。
完全に時間のムダという以上に、馬鹿になるから有害なだけ。
0338吾輩は名無しである
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2013/11/08(金) 08:01:32.85

だいぶ害がでた結果がこれというわけですね、かわいそ。
でも、あんちゃんの場合、読む前から馬鹿だったのに丸谷のせいにしちゃいけない(笑
0340吾輩は名無しである
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2013/11/09(土) 11:50:28.67
>>332
>問題はコラム、エッセイ類を除外していること。エッセイ全集それに対談全集を別途
>企画したらいいんじゃないでしょうか。

まったくその通りですね。
丸谷が習熟したという英国文学における
エッセイやコラムの地位というものを考えたら
かかる所業は蛮行以外の何物でもない。

石川淳が正しくも指摘しているように、本来エッセイというものは
背後に万巻の書や豊かな私財を感じさせるものでなければ意味がない。
そういう意味では丸谷のエッセイ類は我が国では数少ない本格派による作物なんですよ。
教養人としての、またユーモア作家としての丸谷の本分がよく出た味わい深いものです。
0341吾輩は名無しである
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2013/11/12(火) 16:56:05.77
>背後に万巻の書や豊かな私財を感じさせるものでなければ意味がない

敗荷落日あたりを誤読してのおしゃべりだろうけど・・・(笑
0342吾輩は名無しである
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2013/11/15(金) 20:18:24.64
丸谷「私の本を読む暇があったら、クンデラやエーコを読みなさい。」
0343吾輩は名無しである
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2013/11/15(金) 21:25:58.86
>>341

でも、吉田健一も述べていたように
小説は生活のために書く下品なものなんですよ。
日本ではエッセイが帆待ち仕事くらいにしか受け取られていない。
だから丸谷才一全集からエッセイがごそっと省かれてしまうような事態になる。
0344吾輩は名無しである
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2013/11/16(土) 09:19:37.24
まあ、丸谷さんには頼むに足りる家産はなかったし、
生活を支える方便として随筆を書き続けたってのが実情でしょう。
長編小説がスラスラ書ければ、随筆は書かなかったかもしれない。

>小説は生活のために書く下品なものなんですよ。
健一のエッセイだって全部生活費あるいは飲み代のために書いてた。それを下品と言うか?(笑
あんちゃん、行き当たりばったりのレトリックに妙な引っ掛かるクセは卒業するんだな。
0346吾輩は名無しである
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2013/11/18(月) 00:50:56.10
いつになったら新々百人一首は再販されるんだ

上巻だけ持ってるんだけど・・・
0351吾輩は名無しである
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2014/08/05(火) 13:04:41.89
傑作という言葉を安っぽく使いなさんなよ。
あんなもん、エッセイのセッって書き飛ばしたまでさ。
0354吾輩は名無しである
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2014/08/05(火) 20:36:56.75
長編『たった一人の反乱』 講談社、1972
『彼方へ』 河出書房新社、1973
長編『横しぐれ』 講談社、1975

『女性対男性』 文藝春秋、1970
『大きなお世話』 朝日新聞社、1971
『後鳥羽院 日本詩人選』 筑摩書房、1973
『日本語のために』 新潮社、1974
『月夜の晩』 番町書房、1974
『食通知ったかぶり』 文藝春秋、1975
『星めがね』 集英社、1975
『雁のたより』 朝日新聞社、1975
『悠々鬱々』 毎日新聞社〈現代の視界1〉、1975
『男のポケット』 新潮社、1976
『遊び時間』 大和書房、1976
『低空飛行』 新潮社、1977
『文章読本』 中央公論社、1977
『日本文学史早わかり』 講談社、1978
『コロンブスの卵』 筑摩書房、1979
0355吾輩は名無しである
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2014/08/05(火) 20:41:09.57
ジョークだと説明しなければ誰もジョークだと思ってくれないのも悲しいな
0356吾輩は名無しである
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2014/08/06(水) 09:36:46.83
ジョークだとの解説がなければジョークに気付かないやつはみじめだよね。
0359吾輩は名無しである
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2014/08/07(木) 10:54:14.05
いひひ
0360吾輩は名無しである
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2014/08/07(木) 13:28:22.95
ムカシとか言ってる人っていつごろからいるんですか?
二年前とか三年前とかからいるんですか?
0363吾輩は名無しである
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2014/08/08(金) 12:04:26.82
ゲーッ、四年近くもやってるんだ・・・
0364吾輩は名無しである
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2014/10/05(日) 22:02:08.60
「言語的人間」というエッセイを単行本で読んだことがあるのですが、何という本だったか忘れてしまいました。
政治的人間、性的人間がいると同じように言語的人間もいる云々といった話が書いてあったのですが。
書名をご存知の方おられませんか?
0365吾輩は名無しである
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2014/12/12(金) 21:22:52.97
「さくらもさよならも日本語」がおもしろかった記憶がある
でも今は売ってないのね
図書館にもないし
0366吾輩は名無しである
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2014/12/12(金) 21:23:40.34
「さくらもさよならも日本語」がおもしろかった記憶がある
でも今は売ってないのね
図書館にもないし
0367吾輩は名無しである
垢版 |
2014/12/12(金) 23:03:02.14
「さくらもさよならも日本語」がおもしろかった記憶がある
でも今は売ってないのね
図書館にもないし
0368吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/01(水) 11:07:30.52
村上さんにとって丸谷才一という人はどういう方だったのか、何かエピソードなども含めてお教えいただけたら幸いです。

亡くなったときは外国にいたので、お葬式にもうかがえませんでしたが、少し後でおたくに弔問に行きました。
そのときに息子さんに、書棚からお好きな本をお好きなだけ持っていってくださいと言われまして、
お言葉に甘えて、英語の原書をショッピングバッグひとつぶんいただいて帰りました。
たくさんの英語の蔵書がありましたが、僕が驚いたのは、どの本にもしっかり読んだ形跡のあったことでした。さすが、すごいなあと思いました。
0369吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/04(土) 14:53:46.29
「アメリカ小説の影響を受けながら自分の個性を示さうとしてゐます。」「もしこれが単なる模倣なら、
文章の流れ方がこんなふうに淀みのない調子ではゆかないでせう。それに、作品の柄がわりあひ大きいやうに思ふ。」

「よいと思つた」「古風な誠実主義をからかひながら自分の青春の実感である喪失感や虚無感を示さうとしたものでせう。ずいぶん上手になつたと感心しましたが、
大事な仕掛けであるピンボールがどうもうまくきいてゐない。」
0371吾輩は名無しである
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2015/04/08(水) 17:27:28.19
>>324
丸谷全集が、「文学的雑文全集」だろう。
0372吾輩は名無しである
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2015/04/08(水) 19:37:32.92
ミステリー小説から平安期御霊信仰と言った具合で
守備範囲が非常に広く、こういったタイプの作家は丸谷氏で終わりでしょうね。
いわゆる教養人としての作家の終えんです。
0373吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/08(水) 20:35:34.60
今「裏声」を読んでいますが、後記を見てビックリしました。
参考書目の数。確かに、空前絶後の大「教養人」ですね。
0374吾輩は名無しである
垢版 |
2015/04/28(火) 16:53:28.70
マードック『鐘』も訳してるのか
0375吾輩は名無しである
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2015/04/28(火) 17:41:51.11
>>372
丸谷はどうしても雑学家という印象が付きまとうのは、中心がはっきり
しないからだ。食通評論家、書評家、物知り。
0376吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/14(木) 09:17:56.41
>>375
中心ははっきりしている。
ジョイス。

>食通評論家、書評家、物知り。
きみが雑文しか読まないからそういう印象を持つだけだね。
0377吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/14(木) 10:11:17.69
ジョイスについて一冊ちゃんとした本を書いたらよかった
フィネガンズ・ウェイクも訳すべきだった
0378吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/14(木) 10:49:58.84
1冊まとめてるじゃないか。
ジョイスは「肖像」と「ユリシ−ズ」で完璧。
フィネガンズ・ウェイクは他言語に訳すべきものじゃないです。
0379吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/14(木) 11:03:39.62
>英語の原書をショッピングバッグひとつぶんいただいて帰りました。

この話、ちょっと印象的でいいですね。
よほど息子さんが上手にすすめたのか、春樹氏のざっくばらんな人柄なのか。
丸谷氏と春樹氏は交友というほどの関係はなかっただろうに、こういう時、
ホントにごそっと持って帰るというのはなかなか出来無さそうな気がするな。
わたしならなにか1冊選んで、というふうになるだろうな。
0381吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/14(木) 23:32:12.53
>>375
>丸谷はどうしても雑学家という印象が付きまとうのは、中心がはっきりしないからだ。

例えばいわゆる雑文類に属するであろう『低空飛行』所収の
ソルジェニーツィンについてのエッセイで旗幟を鮮明にしていますよ。
要約すると、

ソルジェニーツィンはリアリズムの立場から創作物を
小説のような一次的創作物とその他二次的創作物に分けて
後者を侮蔑的に扱うが、文学というのはたとえ実体験に即したリアリズム小説であっても
先行テキスト群の影響下で再構成される反復的なものであり、かかる区別は意味がない。

この原理を自覚的に作品化したのがジョイスであり、プルーストなのだ。
また、ソヴィエトと対照的的に見える米国文学にも
ナボコフによってこの種の作品が導入されたが
これが最も花開いているのは探偵小説というジャンルであろう。


まあ、こんなところですかね。
ナボコフ以前にもメルヴィルがいたような気がしますが
まあ、細かいところは置いといて、
数ページの“雑文”でこれだけの事を平易な語り口で述べるのは大したものです。
0382吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/15(金) 00:25:36.52
ゴシップ文学的には
本で知ったゴシップより実体験のゴシップのほうが上だろう
0383吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/15(金) 09:49:39.70
本で知ったか、実体験か、かかる区別は意味がない。
0385吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/16(土) 08:31:57.49
>>381
だから、物知りの雑文家・雑談家、と云うのだ。
0386吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/16(土) 17:37:58.09
>>385
丸谷はマテラリー(素材・体験)ではなく
フォルマリー(構成・手法)こそが文学の核心であり、
その構成は模倣による反復性を持っているとしているわけね。
というかこの両者は分離不可能です。
だから雑文もまた文学的構成の結果であり、再構成時の素材たり得るわけ。

文学的にリアリズム作家の言う純粋経験(素材)や絶対的自己なんてないの。
ジョイスが社会主義的リアリズム作家から転向して
ヴィーコ風の人文主義的経験論者に鞍替えしたのはそういう事です。
丸谷もこの考え方に立つわけね。
まあ、旗幟は鮮明にしているし、わざわざ研究論文的な体裁を調える必要はないの。
0387吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/16(土) 20:18:32.54
>>386
>だから雑文もまた文学的構成の結果であり、再構成時の素材たり得るわけ。

やっぱり丸谷の小説は、雑文の寄せ集めか。
0388吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/16(土) 21:11:09.48
丸谷才一全集全12巻
未刊行も含めた全小説と、
主だった評論のほとんどを収録(選評、時評、匿名コラムを含む)。
今なお刺戟に満ち論議を呼ぶ、溌剌とした全集です。

雑文は省くってことね
0391吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/17(日) 18:32:46.32
司馬さんは一本芯が通っているだろう。
0392吾輩は名無しである
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2015/05/17(日) 18:56:44.21
司馬遼太郎の資料収集は大したものですよ。
同じく吉村昭、松本清張、山崎豊子とかは取材・構成をしっかりとする。
小説作成は基本的に編集作業なんです。
ただ、構成要素が雑多でも文章的な統一はある程度しなければならないので、
そこが文章上の作家性、つまり腕の見せどころなわけですが、
だからといって文体=作品というわけでもない。

丸谷が小説の批評をする場合、技術的な部分に傾くのはそういう事でしょう。
基本的に小説は詩のような表現の粋を競うものじゃない。
もっと、ジャーナリスティックなものですよ。
江藤淳とかは詩情を評価するのでたびたび文体を槍玉にあげるんですけどね。
それは筋違いです。
0393吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/17(日) 19:40:24.18
丸谷の批評的枠組みでは春樹は「ロマンス作家」なんだな

大江 
井上ひさしのお別れの会の時、弔辞で丸谷さんが、大きな見取り図をさっと描かれた。
平野謙が言った「三派鼎立(ていりつ)」に見立てて、井上さんはプロレタリア文学の血をひく劇作家、
村上春樹は世界に通じるロマンス作家、大江はモダニストで私小説家、と。確かに僕はモダンであろうとして私小説を書く。
0394吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/18(月) 08:56:32.60
丸谷=モダンな雑文家
0395吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/18(月) 14:20:10.96
>>394
君はこのあたりのやりとりの内容についていけてないね。
0396吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/18(月) 15:06:12.20
しかし河出書房新社〈夢ムック〉のタイトル
『追悼総特集 丸谷才一 古典と外文と作家・批評家』の外文はひどいね
豊ア由美あたりが海外文学のことをガイブンと言ってるけど
外文なんて意味不明だ
0397マグナ ◆vI4NRkhGyA
垢版 |
2015/05/18(月) 15:15:45.15
げ‐ぶん【外文】
外印(げいん)を押した文書。げぶみ。

確かに酷いな。豊崎の悪影響だ。
0398吾輩は名無しである
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2015/05/18(月) 18:45:46.07
うん、基本略語って品がないけどガイブンってのは特にそれが顕著だね
ちなみに俺は豊崎のことは別に嫌いではない
0399吾輩は名無しである
垢版 |
2015/05/19(火) 12:03:50.18
「基本〇〇って」っていう「的に」を省略した書き方って品がないけど
ガイブンよりはマシかもしれない
0401吾輩は名無しである
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2015/05/19(火) 15:59:27.04
辞典に載ってれば品がなくないのか。そうか。独創的な見解だな。
0403吾輩は名無しである
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2015/05/20(水) 13:10:56.96
>>402
おまえ、どっかにいたな、そういう妙な言い草の(笑
0405吾輩は名無しである
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2015/12/14(月) 09:26:36.46
挨拶はむづかしい
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%8C%A8%E6%8B%B6%E3%81%AF%E3%82%80%E3%81%A5%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%84
『挨拶はむづかしい』(あいさつはむずかしい)は、丸谷才一の著書。「挨拶」シリーズの第1作目。
1985年9月15日、朝日新聞社より刊行された。装丁と絵は和田誠。収録された挨拶の数は38。
巻末に野坂昭如との対談が付されている。1988年6月、朝日文庫として文庫化された。
2013年9月、本書と2作目の『挨拶はたいへんだ』(朝日新聞社)を一冊にした『合本 挨拶はたいへんだ』(朝日文庫)が刊行された。
Category:丸谷才一
https://ja.wikipedia.org/wiki/Category:%E4%B8%B8%E8%B0%B7%E6%89%8D%E4%B8%80
丸谷才一

挨拶はたいへんだ
挨拶はむづかしい

いろんな色のインクで

裏声で歌へ君が代

男のポケット

ゴシップ的日本語論

桜もさよならも日本語
笹まくら

思考のレッスン
樹影譚

梨のつぶて

日本語のために

文章読本 (丸谷才一)
0406名無しさん@そうだ選挙に行こう
垢版 |
2015/12/14(月) 10:02:59.68
>>404
旧制新潟高校の先輩後輩の仲だな。
0407吾輩は名無しである
垢版 |
2015/12/15(火) 15:27:03.83
松本清張全集の解説はよかったな
才能溢れる小説家を才能のない人間が解説という形とはいえ評論するにあたっての
分際を弁えた長い引用と俯瞰的な視線
蓮實にはお前さん今更そんなこと言っても始まらないだろう
不毛なのはお前のほうが上だろと
0408吾輩は名無しである
垢版 |
2015/12/15(火) 17:11:29.59
>蓮實にはお前さん今更そんなこと言っても始まらないだろう
>不毛なのはお前のほうが上だろと

意味不明。書き直し!
0409吾輩は名無しである
垢版 |
2015/12/23(水) 18:49:22.05
野暮で不細工な奴がキザったらしいことしても気持ち悪いだけという好例が丸谷才一
0410吾輩は名無しである
垢版 |
2015/12/24(木) 14:59:25.47
>>409
あはは、おまえが言われたんだろ、それ(笑
0411吾輩は名無しである
垢版 |
2016/01/10(日) 23:15:25.37
丸野菜1
0412吾輩は名無しである
垢版 |
2016/01/31(日) 15:00:49.04
冨田健太郎
丸谷才一、1990年。「『星野鉄拳野球』なんて幕を外野席にひろげて、おだてる奴がいる。
大洋の大杉新コーチは記者会見で、大いにぶん殴るなんて公言してゐる。
よしたほうがいいなあ。もうそんな時代ぢやないよ。もしも本当に殴る気なら、日本人の選手だけぢやなく、外国人選手も殴つてみろよ」

【承前】2年後、また丸谷才一は書く。「このあひだヤクルトの野村監督が荒井選手をポカリとやりましたね。
スポーツ新聞その他は、殴ることそれ自体を非難しなかった。衆人環視のなかでやるのはまづい、と批判しただけだつた。
/ああ日本の野球は忠勇義烈だなあ」

【承前】丸谷才一が批判するのは、日本では名誉を重んじたので人を殴れば大問題だったが、
帝国海軍は英国から、陸軍はプロシアから体罰を学んで簡単に殴るようになったこと。
さらに、殴られる経験をした教員が学校で実践し、さらに体育系ではそれが積極的に容認されるようになったこと。

丸谷才一は、軍隊における体罰については野間宏『真空地帯』を読めばわかるというが、おそらく丸谷本人の体験に根ざしているのでしょう。
2016年1月24日
0413吾輩は名無しである
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2016/02/01(月) 12:30:22.91
あなたは40代ロサンゼルス府警工場作りですか?ドーハの悲劇「横浜衝撃イヤフォン」「横浜悪夢イヤフォン」ですか?

それともいくつですか?huluさん?

それともいくつですか?huluさん?

それともいくつですか?huluさん?
0415吾輩は名無しである
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2016/05/14(土) 09:56:59.44
1987年のリスボン
村上春樹「蛍」が1983年、丸谷才一「鈍感な青年」が1986年。
ほぼ同じ時期に若い男女の、友人の死の影をともなった逍遥を描いている。
ただ「鈍感な青年」の二人はその死を共有していないので、
女の欲望はためらいのない軽快なものに映り、佃の蔭祭や行為の失敗でさえ、にぎやかな祝祭のようだ。
2016年5月4日

蛇口ひねる
丸谷才一著「星めがね」を読み終わった。文庫本や文学全集に書かれた解説をまとめた著作でした。
かつて文学全集ブームというのがあったのです。1975年の出版だから40年以前のものですね。
定価980円、安いけれど造本はしっかりしてて今は高価格な本にしか採用されないクロス装なんです。
2016年5月13日
0416吾輩は名無しである
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2016/05/17(火) 09:59:18.72
2016年05月09日

日々の泡立ち
五月某日

井上ひさしと丸谷才一の『短篇を読む、短篇を書く』という対談の中で、

「ジョージ・ケナンが、仕事に疲れたとき、ちょっとチェホフの短篇小説を一つ読む。
読み終わると、またその晩、短篇小説を読んだほかに自分の本筋の仕事ができるという。」

と丸谷才一が紹介していたのを読んで、あー、なるほどなーと。

対し、井上ひさしが、

「芝居で煮詰まっているときに、いい短篇を読むと、なにか前と違う頭になれるような気がします。」

と続けて、うん、なるほどと。
http://blog.livedoor.jp/leitch/archives/2016-05.html
0418吾輩は名無しである
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2016/05/20(金) 09:42:10.85
小谷野敦
レビュー対象商品: 日本語を作った男 上田万年とその時代 (単行本)
副題から、上田万年の伝記かと思ったが、いきなり小説みたいにして始まる。
あとは言文一致体についての学問的紹介と、その他鴎外とか漱石とか芳賀矢一のこととかがだらだら書かれていて、伝記ではない。
かといって丸谷才一の珍妙な谷崎論まで出てくる(谷崎が松子の文章の影響を受けた、なんてことはないので、『鮫人』ですでに英語翻訳調を使っている)。
娘の円地文子についても、さして大きくは出てこない。中途半端な本である。ほかのレビューは一人は本人、あともステマくさい。
(追記:五点レビューが増えているがみな山口の著作ばかりレビューしていて笑える)
0419吾輩は名無しである
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2016/05/23(月) 05:48:04.33
ん? 丸谷の谷崎論って
翻訳調だった谷崎が、松子の文章の影響で変わった
というのではなかったかな
0420吾輩は名無しである
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2016/06/02(木) 03:13:38.04
朝日新聞(リレーおぴにおん)テレビの時間:4 糧になる批評、自問続ける

1982年9月、朝日新聞文化面トップに、TBSドラマ「淋(さび)しいのはお前だけじゃない」の評が載りました。寄稿は作家の故・丸谷才一さん。
仕事をやりくりするほど夢中で見ていたという番組の成功の理由は、大衆が馴(な)れきったリアリズムから離れたことだと、鮮やかに分析していました。

丸谷才一氏絶賛
われわれが見るのは大人のための童話劇であって、それは日常的な現実の外へ快く連れ出してくれる。そこには実用的な誠実主義の押し売りがなく、その代わり『青い鳥』や『不思議の国のアリス』に通ずる遊びごころがある。
そしてこれこそは、『淋しいのはお前だけじゃない』を在来のテレビ・ドラマと分かつ最も重要な点であつた。この作者は、リアリズムからふはりと離れることをきれいにやつてのけたのである。しかも、話の辻褄を合わせながら。でたらめにはならずに
0421吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/02(木) 11:56:33.91
足利時代〜室町時代はあまり日本史のなかであまり注目されていなかった。
脚本家の市川森一さんはそこに着目し、大河ドラマ「花の乱」(1994年)の脚本を書いた。
ところが資料を集め出すと、あまりない。詳しいのが、東京大学資料編纂所の「大日本資料」だった。
神保町の古書店でみつけ、室町時代にあたるのが十冊くらい見つかった。ところがばら売りはしない、という。
思わず全巻337巻に大枚800万円を払って衝動買いをしてしまった。
奥様から、涙目で「半年、どうやって生活してゆけばいいの」とぼやかれたとか。
http://blog.goo.ne.jp/rokuai57/e/0470ad476c5201a3b31115706cbda182

脚本家の市川森一さんが『若い藝術家の肖像』を読むきっかけは丸谷才一の新訳版が昨秋、刊行されたことから。
http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-column/news/20100309/enc1003091633008-n2.htm
0422吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/09(木) 11:29:26.01
 「ほとんどの本は、余程の愛着か必要がないかぎり、捨てるなり古本屋に売るなりして処分してしまうので、
70年代はじめに買って今でも手もとにある何冊かの本の値段をなんとなく調べてみる。
純文学の小説が箱入り布製で千円以下の値段におさえられているのに、
’73年初版発行のアイルランドの作家フラン・オブライエンの『第三の警官』(筑摩書房)は、
ロレンス・ダレルの『トゥンク』、ミュリエル・スパークの『ミス・ブロウディの青春』と共に一二〇〇円で断然高く、
新潮社のル・クレジオ『愛する大地』七五〇円、ソレルス『公園』五五〇円(まあ、薄い本ではあるけれど)で、
ナボコフの『セバスチャン・ナイトの真実の生涯』(講談社)は六五〇円、」

 「日本文学では、私はなんとなく新潮社の値段が安いと思い込んでいたのだったが、
芥川賞受賞作で安め多売系の定価設定とはいえ、文藝春秋の丸谷才一『年の残り』が、
短篇四つで五〇〇円を切って四九〇円で、相当に安いのである。」
金井美恵子『目白雑録4 日々のあれこれ』
http://d.hatena.ne.jp/qfwfq/20110703/p1
0423吾輩は名無しである
垢版 |
2016/06/22(水) 19:55:06.24
寺田農インタビュー(前篇)
http://gold-fish-press.com/archives/1798

寺田 親父は昔の人だから、なんでもかんでも捨てないでとっておくというか、そのへんに置きっぱなしにしていた。膨大な資料でね。
親父が亡くなった後に、重要そうなものは美術館に寄贈したりしたんだけど、その中に手紙類なんかがたくさんあったんです。
それを整理してたら、面白い葉書が出てきてね。丸谷才一先生の葉書なんです。
親父から聞いてたんですが、丸谷先生は若い頃、うちによく出入りされていた。その葉書には、
「装幀を依頼したいけど、お金がない、はなはだ些少ではありますが、お引き受け下さいませんでしょうか」という意味のことが書いてあった。
親父の七回忌に大判の画集を作って、それを丸谷先生にもお贈りしようと思ったんですが、
住所がわかんなくってそのままにしていたら、偶然、銀座でばったりお会いしたんです。
その時に「先生が昔お書きになった貴重な葉書を持ってるんですが、買いませんか」って言って葉書の話をしたら、
「買いたいなぁ」っておっしゃってね(笑)。
丸谷先生のお話では、親父への装幀の依頼は、出版社がつぶれたか、企画が流れたかして実現しなかったそうですが。

だから当時はいろんな方がうちに出入りしてたんです。いろんな方がうちのことを文章に残しておられますよ。
種村季弘さんが、寺田さんに家(ち)は藪蚊がものすごくたくさんいて、
でもうちの親父だけは食われなくて、客ばっかり刺されてたとか書いておられる(笑)。
親父は庭に大きな甕を置いて、そこに睡蓮を浮かべたりしてたんですが、そこにボウフラが湧いて、そこからまた蚊が発生する。
でも親父は「いいんだ、あそこにはカラスが水飲みに来るんだから。みんな生きてる証拠だ」とか言ってたらしいですね(笑)。
0426吾輩は名無しである
垢版 |
2017/10/12(木) 14:13:15.08ID:VTzx/cjk
丸谷才一(1925年8月27日 - 2012年10月13日)

永川玲二(1928年2月11日 - 2000年4月22日)

高松雄一(1929年7月25日 - 2017年8月19日)
0427吾輩は名無しである
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2017/10/14(土) 15:47:57.49ID:cW593v6k
亀井麻美
ずっと以前、丸谷才一の「ケインとカミュと女について」(福永武彦、中村真一郎との共著『深夜の散歩』所収)の
「大衆小説のパターンを利用した純文学作家は、文学史に拾っていったら、たぶんきりがないくらいだろう。
たとえば、ドストエフスキーはウージェーヌ・スューをみごとに利用しつくしている」
2017年9月13日
https://twitter.com/kameiasami/status/908019763942535168

1987年のリスボン
三茶書房が丸谷才一さんの蔵書だった文庫本を並べていた時に選んだ新潮文庫版『ビリチスの歌』。
開くたびにページが剥がれ、分解していく厄介な一冊だが、全てばらばらになって、もはや「本」でなくなったとしても残しておきたい。
http://pbs.twimg.com/media/DKmtYyyVAAAGLY0.jpg
http://pbs.twimg.com/media/DKmtYyzV4AA76dh.jpg
2017年9月25日

がいこつ
それで思い出したのですが、谷崎潤一郎の『文章読本』を、丸谷才一が
「あれは日本語じゃなくて、英文法を前提にした文章作法の本だ」みたいな指摘をしているんですよね。
漱石から谷崎くらいまでの20年ほどの間で、そうした漢文素養と欧米語の素養が混乱するほどの進行があったのかもしれんですね。
2017年10月11日

Sお
クリスティの『春にして君を離れ』はイシグロの『日の名残り』に影響を与えているという昔からの妄想。
丸谷才一の「『郵便配達は二度ベルを鳴らす』はカミュ『異邦人』に影響を与えている」方式(方式?)
2017年10月6日

蔀 県
丸谷才一をどう思っているかなんて考えたこともないけど フランス映画『去年マリエンバートで』を激賞してたのはちょっと意外だった 
中央公論『日本の文学』46巻付録の 川端康成・宇野千代との鼎談で言ってる 
いわく「感動しすぎて、なにか物そうにも三枚以上は書けないだろうと思った」
2017年9月3日
0428吾輩は名無しである
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2017/10/26(木) 17:06:08.46ID:ClJ8glDd
中野孝次について。―01
http://www.asahi-net.or.jp/~nz6k-imi/01magajin/magajin16.6.html
一九五三年 (昭和二八年) 二八歳
ゲーテ書房在職中から荻原芳昭と訳していたカフカ『城』が、
辻増も加わった共訳として、新潮社版『カフカ全集』の第一巻として出版される。
国学院大学は拡張期にあり、外国語科主任菊池武一教授のもと
英語に丸谷才一、仏語に橋本一明、独語に中野孝次が入り、以後次々と若い俊秀が教師となった。
成瀬駒男、永川玲二、小田島雄志、飯島耕一、松本俊介、菅野昭正、清水徹、安東欣男、竹内芳郎、高松雄一などが加わって、
若々しい活気のある所となった。ここが以後一〇年余最高の文学道場であった。
自分はもっぱら、ホフマンスタール、ムージル、プロッホ、カフカ、ノサック、グラス、ベンヤミン、フリッシュなど現代ドイツ文学を読んでいた。》
0429吾輩は名無しである
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2017/11/02(木) 17:41:24.97ID:UHBbS+zX
ナッシー(Takanashi)
10年越しの企画が形になった! 
夏目漱石が『吾輩は猫である』執筆の参考にしたのではと丸谷才一に推理されているコヴェントリーの『チビ犬ポンペイ冒険譚』です。
原書を図書館から借りてコピーして、10年間、いずれ翻訳書出したいとずっと持っていて、ようやく話を聴いてもらえて出せた(涙)!
http://pbs.twimg.com/media/DNWlZBDVwAAIj9c.jpg
2017年10月29日

丸谷才一にインタビューした折、まとめた文章がこちら。
「明治末期、不安と焦燥の時代の斬新極まりない「反小説」」とタイトル冠しました。
『1時間で読める!夏目漱石 要約『吾輩は猫である』』(講談社)に収録されています。
にしても、2回インタビューしたのであるが、とても緊張した記憶だけ。
http://pbs.twimg.com/media/DNZY1viUQAATrNI.jpg
2017年10月30日

『事件』大岡昇平|丸谷才一+木村尚三郎+山崎正和の読書鼎談
https://allreviews.jp/column/1566
0430吾輩は名無しである
垢版 |
2017/11/06(月) 17:41:07.13ID:GNHFo37E
0431吾輩は名無しである
垢版 |
2018/03/29(木) 00:38:18.70ID:qWvnYIs/
G.L.J.
元図書新聞編集長で仏文学者のYさんと会って色々話をした。
特に、西部邁、安原顯、阿部晴政、花田清輝、三浦雅士について。
三浦に関しては編集者としては優秀だったが、文芸評論家としては柄谷行人→丸谷才一の腰巾着にすぎず、
凡庸な常識人という意見で一致。『メランコリーの水脈』は割と面白いが。
2018年3月18日

8Bのオーナー
遠藤周作の『駄犬』に登場する、主人公と犬を挟んでいがみ合う嫌みな評論家=「丸田利口」ってのは、丸谷才一のことかな。
2018年3月24日
0432吾輩は名無しである
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2019/07/20(土) 20:24:51.73ID:ELmN4CpG
かきくけH
0433吾輩は名無しである
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2020/04/02(木) 16:38:24.25ID:0317dbcj
>>17
>丸谷の初期の作品どれでもええからみてみ、文体の冴えのなさゆうたら呆れる
>ほどやで・・だから江藤にバカにされるんやろ
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