たしかNHKの報道では、小説以外の多彩な活動が評価された、と総括されています。
つまり、小説以外の翻訳や評論といった“文化人”としての活動が
“文化”勲章を叙するに値した、ということなんでしょうね。
まあ、小説家としては北杜夫氏や筒井康隆氏程のものではありませんから。
小説や評論、翻訳もそこそこ愉しめる水準にはあるのですが
谷崎や小林といった過去の受賞者に伍するほどの内容ではないでしょう。