ってか、ここに書いてあるじゃん。文壇ゴシップおもれーなー。

http://media.excite.co.jp/book/special/dousuruno/p03.html

豊崎 授賞式といえば、谷崎賞の受賞パーティの席で、筒井康隆さんがすごいことを言ったらしく、まだまだやんちゃな人だなと感心したんですけど。
受賞したのは、みなさんご存知の町田康『告白』なんですけど、当然本人もいらっしゃるんですよ、会場に。
「えーっと、今日はわたし以外の選考委員が1人も来ていないので、ほんとの選考会の様子をお伝えいたします」とか言って。
「『告白』に関しては、われわれは受賞は順当じゃないかってことでまとまってたんですが、たった1人猛烈に反対する委員がおりまして、それが丸谷才一です。
こんなものは小説じゃない、こんなものは日本語じゃない、もうたいへんな否定の仕方で。
さすがに聞いているわたしもちょっとそれはないんじゃないかと思って、どうにか庇ってあげられないかと思いました。
ただ選評は順番に述べることになっておりまして、丸谷才一の次が井上ひさしで、彼がちゃんと反論してくれたので
、わたしはあえて何も申し上げませんでした」って暴露したらしいんですよ。
町田康ってちょっと気難しい人なんです、すごく神経が細くて。だから、もう相当どんよりしてたらしいんですけど、
そしたら今度は、婦人公論文芸賞を取った桐野夏生を「あなたは日本で一番小説がうまい」と大絶賛し始めたらしいんですよ、筒井先生が。
それは町田康からすれば気分のいい話じゃありませんよねえ。で、受賞パーティ後の二次会はなかったそうです(笑)。