いま、ふと思い出して、河出文庫の「感情の源泉」という三島由紀夫の対談集を引っ張り出してきました。
そのなかの武田泰淳との対談で三島本人から少し豊饒の海の話を聞けるのですが、

難儀している。
空観を書くにもそもそも空観は情熱では語れない。
でも、やる。
唯識は自分のなかの戦後と合致している。
実と空をリンクさせられれば、いいのだが。

しかし、それは不可能なんだよなぁ。

みたいなことを言ってるらしいけども、私には半分もわからないので、語れない。けど、あなた、気が向いたら読んでみて。おもしろいかも。

御附弟が清顕の生まれ変わり。は、最後、庭に行くとき門跡聡子の手を引いく御附弟=清顕。の場面、すごい感動的です。最強かも。