開高健
30代のエッセイを読むと、当時の中国を手放しで(ソ連以上に)褒めていて、
まあ騙した方が一枚上手で騙された方はおろかだったかもしれないが罪はないとは思うのだが、
この辺をきちんと文章として反省するべきだったなと感じるのはまあその先を知っているからなんだろうかね。
家庭的な事情でも理想を打ち砕かれて、美食だの釣りだのに逃げなくてはいけなかったのかなとも思うが、
そうなると「酒が開高を殺したんです!」という牧夫人の言葉がすごい皮肉に思われる 文章は形容詞から腐る」と言ったのは開高健です。形容詞は修飾語ですから
、使い過ぎると文章をイヤミな感じにさせてしまう。つまり文章は飾りすぎるな、ということです。 比喩も注意すべきです キョンがやたら増えてるという話を見て、先生のエッセイで「繁殖力が非常に弱い」と書いてあったのにと読み返したら、
先生、キョンとマメジカの区別が付いていなかっただけでした。 「どれもこれも低調で、ほとんど“作品”になっていない。スケッチ、デッサン、創作メモ、作文といったようなものばかりである。」「私は変らない。いつもおなじである。
新人の作品には鮮烈の一言半句を求めるだけである。それさえ見つかれば、修辞、構成、何であれ、いくら幼稚で拙劣であってもかまわないと思っている。」
https://prizesworld.com/akutagawa/sengun/sengun79KT.htm >>347
「輝ける闇」なんかはちょっと過剰に感じたけどなぁ スタインベックの「朝飯」は、開高健も絶賛している。
「…作者がほんとに書きたくて書いたことがすみずみまで
わかる、句読点の一つ一つにまで爽やかな息づかいの
こもっていることがよくわかる、ある一瞬についての記述
である。野外のひきしまった早朝の空気のなかでジュウジュウ
とはぜるベーコンの音がそのまま聞えてきそうなのである。
ただそれだけのことなのである。けれど、こういう絶品を
読むと、文学はこれでいいのだと思わせられてしまう」
(『白いページ』) その場合は「カイコウ」ではなく「カイタカ」だろうね 最後の晩餐の内蔵がらみの奴で、日本では豚の内臓食は戦後までなかったと書いてるのは、
ルーツが関西にあるんだなと改めて感じさせられた
(関西ではそういうのは長いこと被差別民の食べ物だった) 開高健「背骨がないということ」「シロかクロかの議論だけしかできなくなるニッポン人の全体主義者風の心根」
「その心性が明も生みだし、暗も生みだすのだが、今後もずっと肥大しつづけることであろう」。開高がこう書いたのは1984年のことでした センセイの末期エッセイで飲んだ酒に「アイレーモルトのグレンガリオッホ」なるものがあるけどなんだろう。
ゲール語知らない人がグレンギリーをこう読むことがあるけど、センセイは博覧強記の人で酒の読み方間違うわけもないし、
そもそもグレンギリーはアイラ(アイレイ)モルトではないし。 小松左京に
「果てしなき流れの果に」って何やこのタイトルは?あん?
とネチネチ絡んだ人だよね シマジ先生のバーは、新宿伊勢丹から西麻布に移ったんだね。 >>354
> その場合は「カイコウ」ではなく「カイタカ」だろうね
「ボボダカ」って話もあったなw 書店でほとんど先生の書籍を見ない。
太宰治のは多数あるが、
開高健先生のは、何も無い時もある。
寂しい。 文体はあったが、物語を持っていなかった作家
だから大して小説は書いていない >>366
> 文体はあったが、物語を持っていなかった作家
> だから大して小説は書いていない
なるほどね 日本の純文学界隈は物語のない作家ばかりだよ
書けなかったのは物語(あるいはイデオロギー的図式)を拒否して
自己の感性を重視したからだろう
自己の感覚に根差した文章だけが
鋭く研ぎ澄まされたのもそんなところだとおもう
しかしそういうのは詩や随筆でやるべきことだ
基本的にこの人は他人を冷たく突き放して観察者に徹しているから
感情と心理を持った人間的諸個人の衝突や絡み合いを描くのは不得意で
それゆえに展開力も乏しい
ベトナムに行ってベトコン少年の処刑シーンを目撃しても
アウシュビッツに行って犠牲者の骨のかけらを見ても
基本的に他人事なのね そこへいくと、この世代では高橋和巳は立派だ
39歳で亡くならず、70歳まで生きていたら、どれだけ膨大で骨太な小説群を残したことか
『邪宗門』のような傑作を読むと、つくづく惜しい作家を我々は早くに失ったと悟る むかし筒井康隆がエッセイに書いていた、井伏鱒二に絡む開高は
動画で残ってるね なんとかしちゃったが口癖で、話す言葉を文字で起こすと共通語なのにイントネーションはモロ関西弁だったよな
あと英語を話す時もイントネーションが関西弁ぽくて、あれ英語ペラペラの芸人が真似したらネタになりそうだ >>387
それ、竹村健一もそう言う傾向ありましたな。 「しちゃった」という言葉遣いを多用するのは
武者小路実篤のような白樺派同人あたりからかな
公家あたりの話ことばだったものが白樺派を通じて世に広まったらしい
そういえば大岡昇平は死ぬ直前のエッセイでも「しちゃった」と書いていたが
棺おけに片足を突っ込んでいる爺さんが「しちゃった」とはね しかし、開高のスレって無内容のレスばかりだな
まあ、その程度の作家か BSプレミアム 12月10日(木) 9:00〜10:36と24:45〜26:21(再)
作家 開高健の世界 巨大オヒョウを食らう(2011年) >>399
おかげで録画できたわ。サンキュ。
いい番組だったけど、知らない人向けなのか、茅ヶ崎の書斎のシーンが多いのはもったいなかった。せっかく教授を引っ張り出してきたんだから、当時の料理の再現とか色々観たかった。
今日は久々、オーパ・オーパ読むか。 また新しい関連本出たんだな。誰か読んだ?
開高健は何をどう読み血肉としたか 菊池治男 (著)
http://www.kawade.co.jp/np/isbn/9784309029283/ BSプレミアムで明日またやるよ、9時と深夜0:45(再) 来年1月26日にオーパの完全復刻版が出るらしい
ケース&ブックレット付で8800円!!! 自分は、開高健氏の作物を(何か)大学時代に読んだきりで
殆ど未体験者です。
氏の作を読む醍醐味とは、どういう点ですか? >>406
大判のオリジナルも持ってるし、直筆版も持ってるのにこれ以上お布施しろって? >>408
> 自分は、開高健氏の作物を(何か)大学時代に読んだきりで
> 殆ど未体験者です。
> 氏の作を読む醍醐味とは、どういう点ですか?
読んで感じてくれw
図書館で無料で読めるんだから www tbsが放送したスリランカの宝石の番組も再放送してほしい >最前線に出た際、反政府ゲリラの機銃掃射に遭うも生還。総勢200名のうち生き残ったのは17名であった
これだけ読んだらすごい修羅場をくぐったんだなとか、ものすごい強運だなと思ったりするけど
実は戦場慣れてる他の人は一目散にちりじりに逃走しただけなんだよな。そんなことは当たり前。
開高は単に平和ボケしてるだけのどんくささを武勇伝のように語ってる 開高健のいいのは、もちろん技巧が確かなことは言うまでもないが、徹頭徹尾真面目なところだ。
真面目ばっかりで陰気になってしまうのだったら、読むのが嫌になるが、遊びもあるのが楽しい。その意味では三島と並べたくなるような作家だ。
ネットで拾った名もない人のエッセイが良かった。
https://gamp.ameblo.jp/ju87gkanonenvogel/entry-12488998484.html 「けん.....?」って思ったけどそうか「たけし」とも読める 確か国鉄からJRに変わる日の0:00跨ぎの生放送特番のゲストで「みんな僕の事かいこうけんかいこうけん言うんですけど、本当はかいこうたけしなんですよぉ。もうかいこうけんでも良いんですけどね。」みたいな事言ってたの聞いて初めて知った気がする 「かいこうけん」だと「意見書こう」のアナグラムみたいでなんかイヤじゃんって思ったけど「かいこうたけし」でも「書こう!消したい!」でキチガイみたいになる
でもどちらの要素も持ってた作家という気がするw △うたえよケン!
さけべよケン!
太陽にとどくまで
およげよケン!
ジャンプだケン!
はしれ 狼少年ケン△ あら、僕ちゃん それはシワじゃないのよ。
の意味が分からなくてずっと考えています。
どういう状況でどこの事でしょうか? イージーな事ばかりしていたら男は腐敗する
って出典どこ? 戦地から必死に逃げ出そうとする人、
必要もないのに戦地でぶらぶらしている
日本人、ようわからん ■『知らないほうが……幸せかもしれない コロナワクチンの恐ろしさ』(ウィスコンシン医科大学名誉教授著)
ノーベル賞受賞者モンタニエ博士が警告!
「希望はない。ワクチンを打った人に対する治療法はない。ワクチン接種者は全員2年以内に死亡する。我々にできるのは大量の死者に備えて火葬場の準備をしておくことくらいだ」――これでもあなたはワクチン打ちますか!? 「六つの短編小説」など好きだが、拾いきれていないいろんなメタファーがあるような気がして自分ではまだ読みきれた感じがしない。
作品に則した批評、特に当時の文革と老舎、人民の動きなどから批評した文章がありそう。詳しい人、教えてください。 アメリカの傑作漫画の一つに、精神病院に入れられて、狭搾衣を着せられて、オリにすがって喚き叫んでいるという一コマ漫画があった。
なぜその男が精神病院に入れられてオリの中で叫んでいるのか、そいつの叫び声を読むと、「オレは女のすべてがわかったぞ!」というんだ。 >>1
なんとなく開高健のスレあるかなと思ったらあった
大阪市立大学も維新が潰すけど >>447
ノーベル賞受賞後は、しばしば非科学的な理論や根拠のない発言が問題視され、学会での権威を失った[ >>200
今となっては全然読まれて無いですね
死んじゃったかネトウヨみたいになった人もいる
開高健が今でもまーまー読まれてるのはウヨってなかったからな 開高健さん、酷い双極病の持ち主
奥さんが牧羊子といって癇癪持ち
こんな糞と関わりたくないからある時期、海外出張を積極的に入れます
さっさとこんな悪妻、離別すべきでした
この悪妻が娘さんすら鉄道自殺に追い込みました
女の馬鹿は死ねよ、ピエロでもしてキエロ
旦那と娘を追い込んで自分は孤独死という大笑い
諸君もクダラン♀に喰われないようにしろよ >>461
その逆だ、牧羊子の方が3年年上です
だからアタマが上がらない
おれだったらDVな半殺しにします >>460
双極性障害=双極病
5字も描きませんw
この病で苦しんでる人の多くが「自律神経」が上手く働いてないわ PGしてると分かるやりょ?
三字で済むことを五字でするロス時間がウザイ、という結論です。 「風に訊け」だったかな、週刊プレイボーイで連載されたやつ
ああいう軽いのがいい
ただ、このシリーズでは今東光のほうが圧倒的に面白い 開高健が「徹子の部屋」に出たとき。細かい事情は忘れたが開高の親しい人間が
亡くなったか忘れたが。不運なことが身辺であったことが話されて黒柳が
「そのときはどういうお気持ちで・・・」と訊いたとき、「“そういうときに
どういうお気持ちで”と訊くとはインタビュアーとして2流ですね」たしか
そういうことを言っていた。斜め下ににらみながら。さも自分は1流を知っていると
言わんばかりに。相当嫌味だなとそのとき思った。性格悪すぎる。
そのときのさも「自分はモノをわかっている」といいたげな見下す視線が
いやったらしい。その前からこの作家に注目していたが。彼は1970年頃に
高橋和巳や小田実らと『人間として』という季刊誌を筑摩書房から発行して
同人になっていた、が、途中でwikipediaによると「ベ平連内の反米左派勢力に
強く反発し脱退、過激化する左派とは距離を置くようになる。」とかで
脱退している。小田とかが反米左翼というwikipediaの括りもおかしいし、
“市民の連帯”を狙ったからこそベトナム行きの脱走兵を援助したはずだし、
『人間として』から脱退したあとは旅行記とグルメ紀行の専門家になる。
あと『週刊プレイボーイ』で読者の人生相談もしていたようだが。
それはまだどうでもいいが、その後1973年『群像』でかつての仲間である
小田と対談して「この男は心にもないことを大きな言葉でいう癖がある」等等
完全な中傷を始めている。非常に読んでいて見苦しい感じがした。
あそこではあんなこと言われて苦笑しながら対談続けている小田が大人にみえた。
別に小田実が全部正しいというわけでは毛頭ないが、あそこまでの中傷される
いわれはない。じゃその小田たちとかつてはつるんで、途中脱退したあとは
いわれのない悪口を言い出す自分はなんだということ。全然一貫性がない。
旨いモノ食べて旅行してブクブク肥え太り、今度は昔の左翼仲間を中傷。
「徹子の部屋」では自己の1流を誇示。かなり見苦しいと思っていた。 >>470
作家なんて人間の情念を扱っているんだから、
近くに行けば行くほど、知れば知るほど嫌な奴に違いない。
テレビでそういう嫌な面をさらけ出したんだったら、
いつもの退屈な「徹子の部屋」じゃなくて面白そうだな。
見てみたい。
・・・・・・
かつてカザルスの友人であった名ピアニストが来日した時に
「(カザルスが)亡くなったはどういう気持ちでしたか」と質問した記者がいた。
とたんにピアニストは不機嫌になり、
「どうしてあなたは私の傷口を触ろうとするのですか?」
といって睨み返していた。 >>473
驚いたよ。プールで何キロ泳いだとか自慢してたから
でも濃厚な人生で悔いは無かったんじゃないかな 〇1976年刊行時の推薦の言葉より(一部抜粋)
開高 健(作家)
故郷へ帰った探検家はときには大法螺吹きの山師、ときには不屈の英雄として遇されたが、眠りこんだ古い、小さな共同体に鮮烈と不安をあたえて、震わせた。一人のあとには二人、二人のあとには三人がその足跡をなぞって出かけていき、不安は常識に変った。
今西錦司(生態学者)
文明に飼いならされ、文明によって自然は、もはやこの世界から姿を消してしまったかのように思っている現代の青年が、このシリーズを読んで活眼をひらくことを期待したい。自然は、諸君が考えているよりもはるかに宏大であり、悠遠であり、はかりしれぬ力を秘めているのである。 この人って釣りに関するフィクションって書いてる?
もともと戦争文学としての開高健は知ってたけど、最近自分も釣りを始めて釣り人としての開高健に興味を持つようになった。 開高健はルアーフィッシングに拘ってるところがいいね。
俺もエサ釣りはあんまり好かない。疑似餌で魚との知恵比べに勝ってこそ価値がある。 最近釣りを始めたので
しばらくこの人の書いたものを読んでいこうと思うのであった